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せんなん~わかやまライブショット vol.9【貝塚・近木川河口でメバル+α編】
サクッと行ける都市部の
釣り場で遊んできましたよ!!
貝塚・近木川河口の突堤〈大阪府〉
そろそろ海藻が切れてメバルが釣りやすくなるころです。また、海藻が切れれば近郊の釣り場でもキスにアプローチしやすくなります。そこで今回は気が向いたらサクッと行ける、貝塚にある足場のよい突堤で竿を出してみました。夜の根魚の気配は十分ですし、今後はキスも期待できるでしょうから要注目です
(カメラ/文 葛城修平)
梅雨を迎えると、水温上昇と河川からの真水の流入によってワカメやホンダワラなどの海藻が切れ始めます(溶けるという感じですかね)。そうなると、寄らば大樹の陰ではないですが、少なくなった海藻にメバルが密集するため、いいポイントを見つけると連発でヒットします。
また、日が長くなるので仕事帰りにちょっと寄り道してサクサクッとメバル釣りを楽しめるのも梅雨時期以降の魅力です。
そこで今回は、気軽に釣りを楽しめる釣り場である、貝塚市の潮干狩り場として有名な二色の浜にある突堤でメバルを狙ってみました。
根魚狙いに適した近木川河口。
これからはキスにも期待!!
駐車場から公園の遊歩道を歩いていくと、近木川を渡る橋に出ます。沖向き左に今回のポイントとなる突堤が見えてきます。近木川は秋のハゼ釣り場としてもいいポイントですし、6月には型のいいキスも回ってくるところです。まだ早いかな? と思いつつ、イシゴカイも少しだけ持ってきました。日が暮れるまではチョイ投げで遊ぶつもりです。
突堤の先端を釣り座として海の様子をうかがうと、ワカメは茎だけがかろうじて残っているだけで、仕掛けを流しやすくなっています。
ポイント解説
では、ここでポイントの解説です。
本命ポイントは二色の浜向きのテトラ一文字との間です。図のように、テトラ一文字向きには基礎となる敷石帯がのびており、ところどころにテトラが載せられているようです。敷石帯の水深は干潮時で1㍍ほどですので、満潮だと3㍍くらいになると思います。石の中から出てきてワカメの根に隠れているメバルを狙う方法か、流れを利用して基礎石のカケアガリに仕掛けを送り込む方法のどちらかの釣り方がいいでしょう。
ここを熟知した地元の常連さんは、先端から少し戻ったところにあるちょっとした出っ張りのあたりに陣取られています。私はテトラ一文字の両脇を遠投で狙いたいので先端部に釣り座を確保しました。
キスは時期尚早!?
日没まではチョイ投げでキスを捜してみます。
丸玉オモリ4号の先にサルカンを介して15㌢ほどハリスを取り、そこへ結んだハリに石ゴカイをつけてバスロッドにて河口向きにヒョイと投げます。底をコロコロと引きずると、コツコツ…、クイ〜ン!! と竿がひったくられることはなく、そのままの状態で餌が戻ってきました。フグもおらんのか?
およそ考えられる範囲は探ってみましたが、砂地ではハリに乗らないアタリが数回あっただけ。仕方なく足もとまで寄せてアイナメの新子が釣るのが精いっぱいです。夜の部の仕掛けを準備して日没を待ちましょう。
夜釣りの釣果はOK!!
思わぬ大物のアタリも…
仕掛けはいつものPEラインとナイロンリーダーに、1.2号ハリスとバリバスのサクラ・サツキ2号のハリを組み合わせた仕様です。ここで釣れるレギュラーサイズは22~23㌢ですが、ワカメの茎から強引に引き離すことを考えてのチョイスです。
電気ウキに明かりをつけてテトラ一文字内側に仕掛けを投入すると、すぐアタリがでました。しかし、ここでもアイナメの新子です。それじゃ沖側は? と投げたら、こちらはフグの猛攻です。
残るポイントは敷石の天場です。中から沖に出ていく潮なので突堤の付け根側に少し戻って仕掛けを流すのが有利ですが、すでに常連さんが数人竿を出されています。何とか潮かみから仕掛けを落ち着かせて天場を流してみると、ユラユラ…とウキが入ってガシラの登場です。ここでのレギュラーサイズの18㌢クラスとイマイチ盛り上がりませんが、釣れるとうれしいですね。
続いてウキが沈むのと同時に手もとにくるアタリで本命のメバルが登場です。ガシラと同サイズですが、プリプリに肥えているぶんサイズの割に足もとで走り回ってくれたので楽しさは最高です。
同様に流すと次は20㌢クラスがヒット。「よしよし、どんどんサイズアップしていきまっせ~!!」と気合が入りますが、せっかくのよいタイミングに写真撮影なんぞしているものですからメバルからガシラの時合にかわってしまいました。
標識灯との間にある敷石帯のカケアガリを狙いたいのですが、浅場を抜ける表層の潮が邪魔をして仕掛けを入れられません。1.5号くらいのオモリを用いて3ヒロくらいのタナにドン!! と餌を落ち着かせたいところです。次はそういう仕掛けの用意もしておきましょう。
アタリのない時間が続くと、常連さんは帰ってしまいました。そこで釣り座を移動し、みなさんが狙っておられた正面の深場を3ヒロのウキ下で探ってみます。
ときどき底をかくように流れる仕掛けを見ながら糸フケを取っていると、コツン!! と前アタリがありました。「それっ、食い込め!!」とゆっくりと誘ってみると、ガツ!! ギュ〜ン!! と、とてつもない引きで竿がひったくられました。ジリリリリ…とドラグが滑る音のあとにバシャ〜ン!! というジャンプの水音が沖で響きました。しかし、その瞬間にハリはずれとなりました。
「スズキかな? ちょっと違う感じだったけど…」と、同じ場所を狙って流していると月明かりに照らされた足もとを泳ぐ魚の陰が見えました。幅60㌢ほどのトビエイです。なるほど、さっきのはコイツか…。それなら粘っても仕方がないので近場での夜遊びは終了としました。
なお、駐車場は二色の浜第三駐車場が便利ですが、夜9時以降の入庫はできないので注意して下さい(出庫はいつでも可。料金は620円)。
【葛城修平プロフィール】
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