家族・子供と釣りへGO!! マダイ満喫プラン①【舞子〜明石周辺の投げ釣り】 | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME

おいしさもバツグン♪ マダイ満喫プラン①【舞子〜明石周辺の投げ釣り】

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ジャンル:投げ釣り

60㌢級の大型の可能性も十分。
天然の明石ダイが釣りたい!!

〈兵庫県〉舞子〜明石周辺

マダイといえばやっぱり明石の天然ダイを無視することはできません。急流に揉まれて引き締まった身を目一杯味わうためにフルキャスト!!

(文:谷口 優)

投げ釣りでのマダイ狙いの概要

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これは別の場所でのひとコマですが、春からはこのような大型のマダイが期待できます!!

春を迎えると投げ釣りで狙えるターゲットが増えます。魚の王様であるマダイもその1つ!! 30㌢を越えるサイズはそう簡単に釣れないだけに手にしたときの感動は格別です。

おすすめの釣り場は、明石海峡に面する明石新浜漁港の波止、大蔵海岸、アジュール舞子の護岸。いずれも足もとから約100㍍沖という具合に広範囲に仕掛けを投入して探ることができるぶん、釣果が期待できます。

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上は明石新浜のベランダ護岸、下はアジュール舞子です。いずれも手すりがついているから安全ですし、竿を立てかけられるから便利です。ただし、明石海峡に面しているだけに潮流はかなりの速さです。釣り場的には釣りやすいですが、潮時を読む知識も求められます。

マダイの他、カレイ・アイナメ・クロダイ・スズキ・カサゴ(ガシラ)も狙えるなど釣れる魚種は豊富です(マダイよりこちらの方がよく釣れますが…)。また、沖から魚を巻き上げる際に想像以上の手応えを楽しめるのも大きな魅力です。

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カサゴなどのおいしい根魚もよくアタります。

注意すべき点は急流であること。潮回りや満潮・干潮の時間帯を把握しておかないと、投げた仕掛けが真横に流されて釣りにならないという不具合が生じます。潮が緩む時間帯に集中して遠投し、流れが速いときは近投で他魚を狙うなど、潮の動きに合わせてメリハリをつけることで釣果に結びつく釣り場です。

マダイが狙える時間帯は、夕まづめ〜夜、夜明け前〜朝まづめが基本。その時間帯に満潮・干潮など潮の変化が重なるタイミングを狙うように出かけましょう。慣れない場所ではできるだけ明るいうちに入って潮の流れや障害物の有無などを確認しておきましょう。

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この界隈はチャリコクラス(20㌢前後)も多いものの、くれば良型ということも多く、50〜60㌢級も上がっています。その他、クロダイ・スズキの良型がマダイより高確率で釣れますから油断は大敵。明るい時間帯にはカレイやアイナメの期待度が高まります。

基本的な釣り方

タックル考察

急流場に潜むパワフルなマダイの引きに耐えられる図のような丈夫なタックルを準備しましょう。また、餌を目立たせる効果と、サソイの効果が期待できる浮力の強いシモリ玉をセットするのが有効です。

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餌考察

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餌はマムシとユムシをメインに使用します。

マダイに有効なタイムシを入手できれば一番ですが、時期的に入手困難ですからまずは太めのマムシを用意しましょう。次にコウジが有効ですが、高価なのが難点。それにかわるユムシを準備しおくとよいでしょう。また、予備として安価なアオイソメを少し購入しておくのが無難です。

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アプローチパターン

マダイは潮に敏感であり、潮目や潮の流れの変化のある場所、シモリ際、カケアガリ部の海底に変化がある場所が狙い目です。

まずはオモリのみをつけて海底を探り、凹凸状態を把握することが重要です。また、潮に流された仕掛けが落ち着くシモリ際はいいポイントとなるため要チェックです。

そして、餌をつけて仕掛けを投入したら、シモリ際以外では5分ごとにサソイを少しかけます。20分以上も投げっぱなしにするのは厳禁。竿をあおったり、竿立てに竿を置いたままリールを数回回したりするなどのサソイをかけることが大切です。

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こまめにサソイをかけることが欠かせません。

潮が飛ぶように流れている場合は、遠投は不要です。横に流され過ぎたり根掛かりが多発し、労多くして得るものが少ないからです。手前の捨て石際などを狙ってガシラ・アイナメなどお土産の多魚狙いを楽しみましょう。また、時合に備えて仮眠を取ることも考慮して下さい。

夜釣りが主体となるだけに道具、餌、小物を散乱させないことも重要です。誤って踏まないように道具を置く場所にはケミホタルなどの目立つものを置いておきましょう。

おいしくいただくために…

大型が釣れたらバッカンやイケスなどで生かしておき、納竿前に締めて持ち帰るのがおいしくいただくベストな方法です。それができない場合は、エラにナイフを入れて血を十分に抜いてからクーラーで保管します。この場合、魚体を氷に接触させないことが大切です。そうすることでよりおいしくいただけます。

のんびり立ち寄りスポット

明石といえば明石焼き(玉子焼き)。目の前で焼いて出汁で食べるのが最高です。おすすめは明石フェリー乗り場跡から北に200㍍の交差点にある「きむらや」です。おいしいおでんなどもあり、釣行前や後の腹ごしらえにぜひご利用下さい。

その近くに魚の棚の商店街では、揚げたての天ぷらやかまぼこ、明石焼き、いろいろなスイーツなどもあります。ぜひ足をのばしていただきたいものです。

インフォメーション

■最寄りの釣り具店

第二神明・玉津IC出口のR175沿いにフィッシングエイト玉津店078・922・0008)があります。釣り具、餌は豊富に品揃えされており、投げ釣りの道具、仕掛けなどすべて揃います。

また、旧明石フェリー(タコフェリー)乗り場前には多彩な餌を取り扱っている明石釣エサセンター0120・12・9796)があります。こちらは兵庫のトップキャスターがよく利用することから投げの情報が豊富です。

■アクセス

阪神高速・若宮出口を出てR2を西進するルートや、第二神明・大蔵谷ランプを出て県道21から県道や国道を南下するルートにて各釣り場へ。

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