【投げ釣り】専門orプラスα。花見の時期のカレイ狙い考察 Part.2 北陸&若狭のパターン | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME - Part 2

【投げ釣り】専門orプラスα。花見の時期のカレイ狙い考察 Part.2 北陸&若狭のパターン

実戦的アプローチガイド

日没前後もチャンス。サソイ重視で攻略!!

日本海は瀬戸内海に比べて潮の動きが小さいが、基本的に満潮と干潮の潮がわりや、潮目ができる(できた)時間帯は集中して釣ることだ。また、午前中だと8時ごろ、10時ごろ、午後は夕まづめに時合が訪れることが多いので、そのあたりを目安に釣りたい。特に16時から日没前後のヒットが意外に多く、時間が許せば日暮れまで粘る方がいい。

このエリア場合、カレイの餌はアオイソメ主体でユムシ、マムシをサブ的に持参する。私の場合は3~4本の竿のうち1~2本はユムシを使ってじっくり待つタックルとする。他の2~3本はアオイソメの房掛け(1つのハリに5~10匹をチョン掛け)で5~10分ごとにサソイを入れるパターンの手返しよい釣りでカレイの食い気を誘うようにしている。

仕掛けはアクセサリーが多くて目立つものが有利だと感じる。また、若狭でも底ウネリ対策として先オモリ仕掛けを常備しておく方がいい。

能登でカレイ&クロダイを期待するなら…

春はカレイ以外の対象魚も増えてくる時期で、北陸・若狭方面ではアイナメ・クロダイなどをカレイと合わせて狙えるようになる。他にもアコウ・マゴチ・ヒラメなどの実績があるが、まだ専門に狙える時期ではない。

特にこの時期のクロダイ狙いはおもしろい。カレイと同じ場所でも時間帯と仕掛け、餌の工夫で40~50㌢クラスの大型まで期待できる。 

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能登島の各入り江は手ごろなポイント。大型のイシガレイやクロダイが期待できる。

アイナメに関してはシモリや磯のあるポイントではカレイと同時に狙える。能登島ではそんなポイントも多く、たとえば無関や釜崎周辺の釣り場ではシモリの多いエリアでアイナメ、砂地主体のエリアに投げてカレイという感じで両方を狙っている。

この場合、アイナメ狙いのシモリ場へ投げた仕掛けに関してはサソイを避けること。動かすときは大きくあおって手前に寄せるか、その都度投げ直して根掛かりをかわしたい。仕掛けも全長1㍍弱の短めの1本バリとし、オモリは浮き上がりのよいジェット天秤などにすることだ。

能登島は一帯にクロダイも濃く、夜明け前や日没後も釣ると結構期待でき、私もカレイ狙いで40㌢前後のクロダイを2匹釣ったことがある。

若狭は2パターンの攻め方で攻略

若狭湾では2パターンの狙い方で釣っている。まずは夜から夜明けまで、もしくは夕方から夜にクロダイを狙い、昼間は場所をかえてカレイを狙うパターンだ。カレイポイントにもクロダイは回ってくるが、時間帯と場所をかえてそれぞれを専門に狙う方が確率は高くなる。

春は敦賀半島西面の美浜町にある海水浴場の砂浜に40~50㌢クラスの大型クロダイがよく回る。たとえば、冬場でも渚釣り(浜のフカセ釣り)の好ポイントとして知られる水晶浜やダイヤモンドビーチ、佐田海水浴場周辺の浜、耳川尻の和田海水浴場などを1ヒロ程度の長めの仕掛け、ユムシやボケの餌でカケアガリや藻場、シモリ周辺を近投で狙うスタイルが有効だ。

ただ、これらの場所は波高が1.5㍍を越えると危険なので要注意。また、カレイの確率は低いので、昼間は若狭高浜や舞鶴方面(和田港、音海漁港、舞鶴小橋)へ移動する。

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小浜・加尾海水浴場では大型のアイナメも期待できる。

次のパターンは同一場所でカレイ・アイナメ・クロダイを狙うもの。この場合は小浜の加尾海水浴場、高浜町の城山公園下などが狙い目だ。ポイントの底の状態をよく把握し、アイナメを期待してシモリや磯場回り、砂地のカケアガリでカレイという具合に投げわける。クロダイは未明や日没後のヒット主体となるが、春は日中のカレイ狙いに釣れることもある。

北陸&若狭のポイント例

能登島

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■イシガレイ45㌢までを2ケタ、アイナメ35~45㌢1~2匹、クロダイ45㌢級に期待。

■3月上~中旬はカレイの数釣り期。3月下旬~4月末はカレイ+アイナメ・クロダイで2ケタ狙える時期。

■潮回りはあまり気にしなくてよいが、正面からの風の日は避けたい。

■ここから北へ車で10分程度の田尻港周辺やボロボロ鼻周辺でも同様にカレイが狙える(ボロボロ鼻周辺は北風の風裏)。

九頭竜川尻・三国港

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■マコガレイ35~40㌢3~4匹、イシガレイ30〜40㌢3~4匹に期待。クロダイ・スズキ・ヌマガレイなども混じる。

■3月下旬~4月下旬が狙い目。上げ潮主体で釣れる日がよい。冷たい雪代が大量に流れ込んでいるときは期待薄。

■ここから南に車で10分程度の福井新港の波止回りでもマコガレイ主体に狙える。

小浜・加尾海水浴場

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4月に入れば加尾海水浴場がおもしろくなる。

■イシガレイ・マコガレイの30~40㌢3~4匹、ポン級アイナメ1~2匹に期待(夜間にも大型アイナメの実績がある)。

■4月上~下旬がピーク。3月も釣れるが浅い場所なのでムラが多い感じだ。

■対岸にある宇久の漁港波止も近投でアイナメ、沖めでカレイが期待できる。水深があるので加尾が不調の際に転進場所の候補となる。

高浜・城山公園下

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各ターゲットともにグッドサイズが狙える城山公園下の釣り場。

■イシガレイ・マコガレイの35~45㌢1~2匹の他、アイナメ40㌢級やクロダイ45㌢級にも期待。

■4月上~下旬がピーク。3月下旬にも釣れるがムラが多い感じだ。

■西へ車で20分の音海漁港(音海の学校裏)の波止でカレイ・アイナメ、東へ車で5分の若狭和田港の港内波止の沖向きでカレイが狙える。

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