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【投げ釣りレポート】マコガレイ43㌢を筆頭に連発!!〈兵庫県塩屋海岸〉

投稿塩屋カレイ1

1投めから何と43㌢がヒット!! いよいよ戻りガレイのシーズンが始まりそうだ。

開始直後から良型連発。1匹めから肉厚のマコガレイ43㌢!!

今年の冬は例年より寒い。水温もかなり低く、キャスターにとって厳しい状況が続いている。しかし、このような厳しい時期に大物を仕留めるのは格別だ。たとえば、例年2月に入ると良型のアイナメ・カレイ・クロダイ(キビレ)が期待できる明石海峡付近の好場のひとつ、塩屋海岸では…!!

(文:谷口 優)

時期的な実績もある塩屋エリアに注目

例年2月に入ると、神戸港のアイナメ狙いや明石海峡近辺あたりのカレイ・アイナメ・クロダイ(キビレ)狙いでは良型が期待できるとあり、2月17~18日に行なわれる所属クラブの例会は塩屋方面に絞って出かけることにした(鳴門方面も魅力的だが、時間的に塩屋がラク)。

釣行する時間に関しては、厳寒期においては早朝よりも気温と水温が上昇する夕方から日没のタイミングに好釣果が得られるというデータがある。また、それに潮のがわりのタイミングが重なると高い確率で大物に出合えるというデータもある。実際、昨年の同時期にはクラブメートが40㌢オーバーのカレイ・アイナメ・キビレを夕方の短い時合で上げている。

開始早々にアタリを見せたのは…!!

17日の午後から出かけようと準備をしていると、午前中に塩屋・谷川尻の小波止に入ったクラブメートが41㌢のキビレと34㌢のマコガレイを釣ったという情報が飛び込んできた。これなら夕方もおもしろそうだと期待を膨らませて出発した。

14時半過ぎに谷川尻の小波止に到着。北西の風がかなり強いが、風裏となるため何とか釣りはできそうだ。遠投がきく追い風という点ではプラスに働くかもしれない。

投稿塩屋カレイ2

谷川尻の波止の先端。足場はよいが、定員1名の小場所だけに先客がいれば他に回ることになる。

潮は、14時過ぎの干潮から上げに転じたところであり、緩やかに西へ流れている。波止の正面100㍍沖付近には潮目ができているという状況だ。

タックルは、オモリ負荷33号(BXクラス)の竿と、PE2号の道糸+4~12号の力糸15㍍を巻いた大型スピニングリールを4セット準備。仕掛けはクロダイ(キビレ)系の食い込み向上を意識して図のような長め(全長1.8㍍)の2本バリ仕様とした。そして、枝バリには魚を誘う役割を期待してやや大きな赤色のシモリ玉をセットした。

餌は太めのマムシと細めのアオイソメを用意している。下バリは短めのマムシをハリスにこき上げてから細めのアオイソメ7~10匹を房掛けに、枝バリは太いマムシをハリスから1㌢垂らすようにして装着する。

投稿塩屋カレイ4

14時45分ごろ、第1投を100㍍付近に投入。続いて2本めのタックルに同じように餌をつけて70㍍付近に投入した矢先、1本めの竿先が大きくグイッと入った。「まさか?」と思いながら1分ほど待ってから合わせると、相当な重量感とともに強烈な締め込みで竿が大きく曲がった。以降も周期的に続く鋭い締め込みに耐えてやり取りするが、獲物はいっこうに浮いてこない。そして、その抵抗を弱めることのないまま足もとへ寄ってきたのは、体力が完全に回復したと思われる肉厚のマコガレイ43㌢!! アオイソメを10匹つけていた下バリを丸飲みにするほどとあって魚体は乗っ込みの時期に引けを取らないほどのボリューム感がある。

いきなりきた予想以上の大物に酔いしれていると、先ほど投げた竿が少し動いた。「風か?」と半信半疑で合わせると、先ほどよりも引きは弱いもののよい締め込みを見せる。やがて上がってきたのはマコガレイ34㌢。いきなりの連発だ。

この後、クロダイ42㌢、キビレ38㌢が1時間でヒット。真冬の2月にどれだけ釣れるのか? と思ったが、その矢先に反応がなくなった。

ときおりフグが餌を取る状況が続くものの、日暮れと20時前の満潮から下げの潮にかわる時合に期待して釣りを続ける。しかし、日暮れ前に遠投でマコガレイ25㌢を追加したのみで大物の反応はないまま終了した。

投稿塩屋カレイ3

期待の時合は思うように釣れなかったが、春到来を感じさせる釣果に大満足の1日となった。

良型マコガレイは好調!!

地元の釣り人の情報によると、2月に入ってから良型のマコガレイが上がっており、1週間前にも40㌢近いサイズが出ていたとのことである。

これから3月にかけてはカレイ・アイナメとともにクロダイ・キビレ・スズキが期待できる場所だけに、気温が上がる休日に夕方までのんびりとやってみるパターンもいいのではないでだろうか?

投稿塩屋カレイ5

今回は谷川尻の小波止でチャレンジしたが、定員1名(仲間内なら2名)であること、大きな潮回りの満潮時や波のあるときは足もとが潮で洗われるということを頭に入れておいていただきたい。小波止にこだわらなくても、塩屋周辺は一帯がポイントとなるだけに、自身がアプローチしやすい場所で楽しむといいだろう。

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