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【投げ釣り】期待度抜群!! 春のカレイ釣り場7選
【春のカレイ釣り場③】和田島・大手海岸〈徳島県〉
小松島市和田島町の大手海岸にあるT字波止は、京阪神からアクセスしやすい小鳴門や粟津といった有名カレイポイントの影に隠れているため県外ナンバーの車を見かけることは少ない。しかし、3月上旬から4月いっぱいはマコガレイの40~45㌢クラスが期待できる他、アイナメ・スズキ・マゴチなど豊富な魚種を狙うことができる。
ポイントはT字波止の沖向き一帯。根掛かりはほとんどなくて釣りやすいが、テトラが入っているため取り込みの際は注意が必要だ。また、釣り場の背後に風をさえぎるものがないので、強風時は釣りづらい。そもそも、そのような日は釣果が上がらないことから天気予報をチェックして穏やかな日に釣行したい。
カレイは30㍍以内の近投エリアと、海底に変化がある60~70㍍ラインで実績が多い。また、浜と平行に軽く投げた竿に大型のアイナメがヒットして驚かされることもある。
タックルは、投げ竿33号、リールにドラグつき大型スピニング、道糸にナイロンかフロロの3号(力糸5〜12号)、オモリに遊動タイプ30号、モトス10号80㌢、ハリスにフロロ6号40㌢、ハリにカレイバリ14号という組み合わせが基本。仕掛けは、餌取りが少なければシンプルな1本バリ仕様を用いる。これだとトラブルが少なくなるし、遠投もききやすい。
餌はマムシをメインに、入手できればコガネムシも用意したい。
ここのカレイは潮の干満に関係なく食ってくるし、日によって釣れる時間がバラバラとあって時合を絞りにくい。シーズン初期は夕まづめまで粘ってやっと1匹ということもあるだけに、夜明けから竿を出していてアタリがなくても日没まで粘りたい。
4月に入ればキスも混じるようになるから退屈はしない。また、そのころになると夜釣りでスズキやチヌも釣れるようになる。休日を目一杯楽しむにはおすすめの釣り場である。
インフォメーション
アクセス | ●車…徳島道・徳島ICを室戸方面へおりてR11→R55と南下。小松島市内で交通案内板を目印に和田島方面へ左折し、県道217を西進。突き当たりを右折し、県道120→県道218と道なりにしばらく直進。ファミリーマート小松島和田島店を目印に手前の道を右折して直進し、突き当たりを右折。 |
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(文:板東建司)
【春のカレイ釣り場④】能登島・南〈石川県〉
能登島といえば鴨島入り江や閨(ねや)が有名だが、南(みなみ)もそれらに負けず劣らずの好ポイントである。腰高の護岸から竿を出すので足場はいい方だが、年によっては海藻が4〜5㍍先まで海面を覆うことがあるので大物を掛けたら早めに浮かせる必要がある。
また、釣り場は狭くて2名が限度。先客がいれば隣の無関や閨に回ることになる。
東側にある出っ張りからすり鉢状に深くなっており、水深は豊富だ。そのぶんウミケムシが多く、こまめに仕掛けを動かさないとハリの数だけ掛かってくるから要注意だ。
釣れるカレイのサイズは30㌢半ばから40㌢後半。ほとんどがイシガレイであり、50㌢オーバーの実績もある。マコガレイはせいぜい30㌢級と迫力に欠ける。他魚はキスがたまに釣れるぐらいで、アタリがあればほとんどカレイである。
餌はアオイソメオンリーでいいが、カレイが岸近くに寄っていることもあるので私はボケも持参している。こちらは勝負が早く、カレイがいれば着底後すぐに食ってくる感じだ。
時合は西にある鳥ケ鼻へ向けて潮目がくっきりと現われるときに訪れやすい。特に、大判サイズはそのタイミングで釣れることが多い。風が弱い日にははっきりと目視できる潮目であるため、視認できれば餌を新鮮なものにつけかえて勝負しよう。
能登島では前述のように海藻が5~10㍍先まで密生していることがあるので、取り込みを考慮すると長め(4.3㍍クラス)の竿が有利だと思う。オモリ負荷は33~35号クラスがベター。そのパワーを生かし、掛けたら高速でリールを巻いてできるだけ早く浮かせること。せっかくの釣果を海藻に食われて悔しい思いをしないように、早く浮かせることを心がけたい。
インフォメーション
アクセス | ●車…七尾田鶴浜バイパス・和倉ICをおりて左折。県道47を北上して能登島に入り、交通案内板にしたがって南方面へ左折。しばらく道なりに進み、突き当たりを左折して県道257を進むと間もなく釣り場に到着。 |
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(文:板東建司)
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