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《チヌ釣りQ&A・フカセ釣り》低水温期のサイズアップ法は?

QAチヌフカセ サイズアップ1

大型は撒き餌の外周で捕食のタイミングを見計らっていることが多いです。そのため撒き餌の中心から投入点をズラすことでサイズアップをはかれることがあります。

Q:低水温期のサイズアップ法は?

40㌢クラスがポツポツとアタる状況も楽しいですが、数が釣れると欲がでて年なしクラスを期待します。そんなときにサイズアップをはかるために有効な手段を教えて下さい

A:まずは投入位置をズラす方法を実践

冬場に限らずシーズンを通して少しでも型のいいチヌを釣るために僕なりに実践している方法を紹介しましょう。

まず強く意識するのは撒き餌と刺し餌の距離です。1日の中でチヌの活性が上がって興奮状態となり、撒き餌の中心に集まって捕食する時間帯があると考えていますが、そのような状況でも年なしクラスは警戒心が強いものです。撒き餌の効果がある周囲にはなかなか寄ってきません。それでも年なしクラスも興奮状態となる時間帯があり、近くで捕食しているはずです。そこで撒き餌と仕掛けの投入点を大幅にズラします。

僕の経験では活性が高くて40㌢前後のチヌが連続して釣れるようなときは、撒き餌の中心から沖か左右に3~5㍍ズラした位置に仕掛けを投入するとサイズアップに成功することが多いです。撒き餌の外周で警戒しつつ捕食している良型が不意を突かれたかのように食ってきます。

QAチヌフカセ 低水温4

次に試みるのがポイントの変更です。「チヌ釣りは足で稼げ」という言葉があります。少々運任せなところもありますが、良型チヌの群れにめぐり合うことが一番なのかもしれません。チヌはサイズが同程度のもの同士で群れていることが多く、同じポイントを攻め続けるとどうしても同じサイズしか釣れないという状況になりがちです。そんなことから僕は周辺に釣り人がいない場合は釣り座を移動して再スタートしたり、混雑気味で移動できなければ仕掛けや撒き餌を投入する向きをかえるなどし、少しでもポイントをズラして他の群れを寄せるようにしています。

QAチヌフカセ 低水温3
QAチヌフカセ サイズアップ2

通常と比べて大きな右の練り餌のように、アピール力の強い刺し餌で狙うのも有効です。

この他、大きめのハリ(チヌバリ4号程度)を使用して沖アミを2匹掛けにする、練り餌を数粒合わせて直径2㌢ほどにするなど、大きな刺し餌でアピールすることも効果的です。

ぜひこれらの方法を試し、良型チヌを手にして下さい。

(解説:北条公哉)

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