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夜釣りを快適性を高めるには? 実践的な工夫を紹介

夜釣りを快適性を高めるには? 実践的な工夫を紹介

手軽な波止釣りでも難易度の高まる夜釣りですが、ちょっとした工夫をするだけで釣りやすさはずいぶん高まります。日中よりも釣れる状況が多いので、準備すべき道具と工夫を抑えてチャレンジしてみて下さい!!

(文:中山剛志)

夜釣りは難易度が上がることから日が暮れると釣り場をあとにする家族連れが多く見られます。しかし、同じポイントでも夜になると状況が一変し、釣果アップの時間帯に突入することがよくあります。

とはいえ、リスクが高いのも事実です。道具が見つからない、蒸し暑さで汗がベットリ、蚊や野生動物にも悩まされるなど、問題はたくさん考えられます。そこで、以下では夜釣りでの不具合をできるだけ解消するべく、道具と工夫を紹介したいと思います。

夜釣りで必要最低限の道具とは?

携帯ライト(人数分を必ず用意)、電気ウキ、ケミカルライトといった発光アイテムの他、夏場なら防虫を考えた衣服と虫除け剤は必須です。

そして、ランタンのような固定式で照度の強いライトもあると便利です。ファミリーや初心者を含めた釣行の場合は必須だといえます。

夜釣りを快適性を高めるには? 実践的な工夫を紹介
ファミリーでの釣行では照度の強いランタンのような据え置きタイプのライトもあると便利です。

この他、虫除け剤とともにかゆみ止め薬も用意したいものです。虫だけでなく、毒魚に刺されたときに塗ると痛みがやわらぐ実績があります。

夜釣りにおける推奨アイテム

手軽な夜釣りのスタイルである投げサビキとスズキなどをターゲットとした電気ウキ釣り(流し釣り)を基本にして考えてみましょう。

投げサビキの場合、鮮度のよいアミエビを撒き餌として用意しましょう。アミエビは解ける際に魚を寄せる効果がある光を発するからです。また、使用するサビキ仕掛けも蓄光タイプとするのが有効です。

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夜釣りでは完全に解けたものではなく、よりよい発光が期待できる半解凍のアミエビを購入しましょう。

電気ウキを用いてスズキを狙うならハリ上ににつける蛍光玉が効果的です。長時間蓄光タイプの5号をベースに、ときには餌を浮かせる効果が得られる浮力の大きな大粒のものを使うのも有効です。

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蓄光する発光玉を仕掛けにセットするパターンも有効です。

この他、トラブル防止に役立つものとして反射テープや蓄光テープをおすすめします。竿に貼り付ければ踏みつけるトラブルの防止になりますし、道具類や餌箱につければ手返しアップにつながります。

夜釣りで役立つワンポイントアドバイス

飛ばしウキの改良方法

夜釣りで役に立つ投げサビキ釣り用の飛ばしウキの改良法を紹介しましょう。

夕方から夜釣りに移行するときに一番困るのがウキの交換です。交換することでペースが狂ったり、適したウキがなくて目当ての釣りを諦めなければならないということも考えられます。

投げサビキでよく使われる赤い樹脂製のウキ(飛ばしウキ)は、何気なく使っているものの、よく考えられています。空気抵抗が小さい、潮乗りが良好、オモリの調整に不備があってもアタリが大きくでる、糸ガラミが少ないなど、使い勝手は良好です。ただし、トップの径が太く、ケミカルライトをセットしにくいという難点があります。近ごろは発光具を容易に取りつけられるタイプも出ていますが、値が張るのがネックです。

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このタイプのウキを少し改良するだけで使い勝手が向上します。

そう思っていたところ、誤って折ったトップのかわりにケミカルライトをチューブでつないでみると、夜釣りに適したウキへと見事に変身したのです。ウキ自体は同じなのでアタリので方もかわらずに使い具合は良好です。さらに、使い終わったケミカルライトを黒く塗ることで日中の逆光用にもシフト可能です。もちろん、元のトップをチューブでつなげば通常タイプにもなります。

この方法はとてもおすすめです。

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蛍光玉やサビキを蓄光させるコツ

蛍光玉や蓄光サビキはカメラのフラッシュで蓄光させると手軽です。

蓄光サビキについて

アミエビの赤い色に似た赤く光るタイプを選びがちですが、夜のアミエビは黄緑色に光るといわれています。そのため緑系のサビキも揃えておくのがおすすめです。

防虫、野生動物の注意点

虫除け剤は肌の露出部以外に服にも振りかけるのがおすすめです。蚊はジーパンの上からでも刺してくるからです。また、蚊は麻酔成分を出すそうで刺されたときはまったく気づきません。そのため靴下部分や背中など気づきにくい部分も虫除けを忘れずに振りかけましょう。

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虫除けは必須です。ウエア類にも塗布するのがおすすめです(シミにならないかを見えないところに振りかけるなど事前にチェックして下さい)。

夜はタヌキなどの野生動物や野良ネコの活動時間です。彼らにすれば釣果や餌は魅力的な匂いを発していることでしょう。そのため、匂いが漂わないように、釣果を得たら手早くクーラーへ入れることと、餌箱のフタをこまめに閉めることを心がけましょう。

車中泊のアドバイス

煙の少ない、あるいは出ない蚊取りアイテムをセットして対角線の窓を少し開ければエンジンを切っても快適に寝られます。民家近くでは迷惑となるアイドリングをせず、この方法での仮眠を行ないましょう。

そして、前部の床にクーラーボックスを置いて足を乗せ、体と同じ高さにして寝ると翌朝にむくみが解消できます。

この他、シートを倒してからバスタオルを敷き詰めたり、かための枕で凹部をなくせば寝返りしやすくなって体の疲れがよく取れます。

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