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初心者を阻む”カベ”をクリア!! 仕掛け投入の基本を紹介

仕掛けの投入方法1

初心者が最初に苦労する釣りの動作としてあげられることに仕掛けの投入(キャスティング)があります。仕掛けを足もとに落とす以外の釣りも楽しくなる好シーズンに合わせて投入方法をチェックしてみましょう!!

リールを使わないのべ竿での釣りの場合は投げることもそう難しくはありません。手もとからブラ〜ンと前に送り込むか、竿をたすきに振りかぶれば仕掛けは前に落ちてくれるものです(竿が長くなると多少の慣れが必要です)。

仕掛けの投入方法9

一方、ガイドのついた竿にリールをつけて10㍍、20㍍、それ以上先へ…といった具合に仕掛けを投げるには少々コツが必要です。「練習は現場で釣りながら…」でよいと思いますが、とりあえず理屈は覚えてから出かけて下さい。

なお、ここで紹介するのはスピニングリールを使用する投入法です。別タイプの両軸リールでも沖へ投げることは可能ですが、ちょっと難しいので投げる釣りのエントリーはスピニングリールを使うことにしておきましょう。

釣りにおける仕掛け投入の基本

まずは仕掛け(オモリ)を宙吊りにした状態でリールから出ている道糸を人差し指で引っ掛けてベールを返します。ここで指を放すと仕掛けは下へ落ちますが、竿を振って勢いをつけてから放すと遠くへ飛んでいくわけです。

大切なのは指を離すタイミングです。これは使う竿や仕掛けの重さでもかわります。最初はあまり力を入れずに竿を振り、仕掛けがスムースに飛んでいくリリースポイント(指を離す瞬間)を覚えましょう。

仕掛けの投入方法4
指に掛けたラインをどこで離すかが投入の成否を決める1番の要素です。何度もキャストをしてリリースポイントの感覚をつかみましょう。
仕掛けの投入方法10

また、仕掛けが思った方向に飛ばないと周囲の人とオマツリしてばかりで釣りになりません。さらに真横に飛ぶようでは人にケガをさせるなど事故が懸念されます。ある程度は思い通りの方向を狙えない人には投げる資格がないといっても過言ではありません。

ただし、ご心配なく。目標に向かって竿をまっすぐに振りおろすことさえ心がければ変な方向へ行くことはありません。投入のたびに周囲の安全を確認しながら気持ちよく投げて下さい。

釣りにおける仕掛け投入の注意点

竿と仕掛けの重さのバランスが重要

磯竿1号に30号のオモリや、本格的な投げ竿に軽いウキ釣り仕掛けではスムースに投入できません。竿のかたさと仕掛けの重さのバランスをよく考えることが大切です。

仕掛けの投入方法6
竿に適した重さの仕掛けを用いることがスムースなキャストをするにあたって欠かせません。また、竿の調子によってラインのリリースポイントはかわることを頭に入れておきましょう。

慣れないうちのタラシは短めで!!

投げるときの竿先からオモリ(もしくはウキ)までの道糸の長さ(タラシといいます)も重要です。基本的にタラシは短めの方が竿を振りやすいため、最初はむやみにタラシを出さないことです。タラシが長いほど遠心力が働いて飛距離が出やすくなるのが一般的ですが、これもオモリと竿のバランスによってかわってくるものです。慣れてくれば自分なりに投げやすいようにタラシの長さを調整しましょう。

仕掛けの投入方法8

力みは不要

もっとも、どの釣りでもそうですが、遠くへ投げればいいというものではありません。遠投しようという意識があまり強いと、体に余計な力が入って投入失敗の原因になります。ベランダ釣り場では勢いあまって前方の柵に竿をたたきつける人を見かけることがよくあります。

コントロールも不可欠

仕掛けが届く範囲内にブイやロープなどの障害物があるときは、投入点のコントロールが必要です。その付近を釣りたいと思っても最初からギリギリを狙うのは失敗の元。まずは手前に落とすつもりで投げ始め、少しずつ力加減をかえていくとスムースです。また、障害物の横を狙えるときも、狙っていいのはその潮しも側だけです。潮かみ側に投げると流されて障害物に仕掛けがカラむので注意しましょう。

仕掛けの投入方法5
さまざまな状況を釣りこなせるようにコントロールを常に意識してキャストしましょう。

その他の投入時の注意点

投げ釣りなどのフルスイングを前提にした仕掛けや餌ではない場合、むやみに遠投しようとすると餌がはずれるケースも多いので要注意。引いたときの手応えが軽くなったなどおかしいと思ったら仕掛けをすぐに回収し、投入時に取れていないかをチェックして下さい。

なお、各種キャスティング(投げること)は体力が結構必要です。特に、ルアー釣りなどの投げては巻くの繰り返しのジャンルは疲れやすいため、集中力が下がってきたと感じたら必ず休憩を入れましょう。

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