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メバルの好期到来!! 淡路の実績場は気配良好ですよ|せんなん〜わかやまライブショット第2章Vol.33
コロナ禍の影響で引きこもりのクセがつきましたが、おいしい魚を食べたいという気持ちは抑えようがないようです。そこで、肩が盛り上がった良型がそろそろ期待できるメバルを狙って淡路島へ。期待通りに良型の連発が楽しめましたよ!!
(カメラ/文 葛城修平)
外出自粛が続いたせいなのか「行っていいよ」といわれても「今日行かなくても…」と思うようになってしまいました。以前であれば、週末の夜は雨が降ろうが、爆風が吹こうが海辺に立たないと1週間が終わらなかったのにね。こんな引きこもりのクセがつくものなんですね?
…とはいいつつも、鮮魚に飢えていた引きこもりの日々でしたので、新鮮な食材を得たいという思いがしだいに勝るようになってきました。
さて、海藻が溶けてくる梅雨時期は、肩が盛り上がったマッチョなメバルがそろそろ走り回るタイミングです。ところが、釣行しようと思った日の天気予報を見ると西風7㍍。これでは泉南での釣りは無理みたい。となれば、風裏を捜すことになるけれど…?
思いついたのは南淡路の鳥取です。「あそこなら追い風になるだろうし、藻場もなくなるころだからちょうどいいかも?」と明石海峡を渡りました。
想定外のウネリ+トラブルも問題なし!?
すっかり夏の気候となっていて暑い暑い。半袖で釣り場に立つと、ハエが肌に止まる感触が気になって釣りに集中できません。最近、テレビで「スケベ虫」と紹介されているヌカカなら厄介であるため、釣り場の写真を撮ったところで車へ入ります。
日没を迎えたところで釣り座へ出ると、心地よく涼しい風が吹き抜けます。うっとうしかったハエもこなくなりました。
ここは石積み波止の左(内向き)が本命ポイントであり、斜め横に遠投して流れに乗せて探るか、仕掛けをゆっくり引く作戦が有効です。しかし、ウネリがひどい今日はうまくいきません。石積みをザーッと越えた波で起こる表層の流れに道糸が引かれ、仕掛けが意図せぬ方向に引っ張られて刺し餌が浮き上がるのです。
「これじゃ釣れるはずもないわな。今日は沖向きしかあるまい」と、右方向の沖に仕掛けを投げますが、潮は動いてません。たぶん底近くには溶けきっていない海藻が残っているはず。ウキ下を深くし過ぎると海藻の茎で根掛かりをして仕掛けのロスが激しくなるでしょう。
そうだとわかっているのに根掛かりで仕掛けを高切れさせてしまいました…。参ったな。段シズを打って仕掛けを立たせたいのに使えるのはB浮力のウキだけになってしまいました。
それならばと、釣り場に仕掛けを合わせるのでなく、仕掛けが落ち着くポイントを捜すことに専念します。すると、手もとまでくるアタリでキュン!! おっと、メバルにしては走りが速いぞ? 波に乗せるようにして抜き上げると食べごろサイスのアジでした。丸々していておいしそうです。
良型メバルと久しぶりの対面です!!
同じポイントを狙ってアジのお土産を確保しますが、今日はどうしてもメバルがほしい。
「浅いか? 深いか?」「沖か? シモリ上か?」と考えながらかなり沖へ遠投して面と層の両方を探っていくと、食い込みのわるいアタリがでました。
「今のはメバルっぽかったな」と、餌をつけかえて同じところに投げます。アオイソメが目立つように仕掛けを少し引いてから落とすと、ウキが押さえ込まれました。糸を張りつつ竿で聞くと、コツン…、ギュン!! アジのそれとは違って重量感たっぷりです。
幸いにして寄せる途中には残りの藻場はありません。やがて抜き上げたのは23㌢はありそうな良型メバルです。
「チャンス到来!!」と同じ場所に投げ続けると、数投後に同じサイズがヒット。さらなる釣果が期待できる状況ですが、ウネリはだんだんひどくなります。
20㌢ぐらいのメバルならいくらでも釣れそうです♪
潮位が上がるにしたがって波で足もとが洗われるようになり、荷物置き場までヤバくなってきました。酸素ボンベの精密機械に塩水は厳禁なので、さらに高い場所に荷物を移動して続行します。ただし、この立ち位置から沖向きを狙うと頭を出したシモリが邪魔で釣りになりません。
「仕方ない、内向きに投げてみるか」と、表層だけが飛ぶように流れるポイントへ仕掛けを入れます。足もとの確認をしてから沖に目をやると、ウキが消えています。あれっ、ウキが壊れたか?
仕掛けを巻き取ると、魚が掛かっているではありませんか。20㌢くらいですが、沖向きで釣れていた青い色のヤツではなく、金色に見えるメバルです。
表層の流れによって仕掛けがすぐに流されますが、メバルを釣るためのテクニックは特に必要ありません。潮に乗って流れる仕掛けがなじむとアタリがでるというだけのことです。ウキを5B程度にし、1ヒロほどのタナで餌が流れるようにするともっと釣りやすいでしょう。とはいえ、アタリがでるまで少しばかり時間がかかるものの、仕掛けをかえなくても20㌢ぐらいならいくらでも釣れそうです。
ウキ下を浅くしたり深くしたりして大きいサイズとの出合いに期待しますが、時計を見るともう22時です。食べるには十分な量が釣れたので今日はここで納竿としました。
ウネリがなければ、沖向きの青い個体ももっと狙えましたし、内向きの数釣りももっと楽しめたかもしれませんね。
とりあえず、久しぶりの鮮魚が食べられて幸せです。コロナ禍以降、何でもないことが贅沢だと感じるようになりました。もう外出自粛なんてならないことを願うばかりです。
タックルデータ
道糸 | バリバス・アバニ エギング マックスパワーPE X8 0.6号 | ||
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ハリス | バリバス・ハードトップTiNICKS1.5号 | ||
ハリ | バリバス・サクラマス・サツキマス2号 | ||
【葛城修平プロフィール】
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