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【特集・投げ釣り】松尾幸浩さんのカレイ釣り戦略(前編)

流れがあるほどチャンス拡大。
タイミングをつかんで大物を!!
カレイ釣りは投げて待つだけというイメージがあるかもしれないが、よほど潮がよくない限り待っているだけでは好釣果は望めない。よりよい釣果を上げようと思えば潮流を含めた条件を把握したうえで、餌のボリュームや手返しのペース、投点などをよく考えてアプローチすることが欠かせない。〝待ち〟ではなく、積極的な姿勢で臨んでタイミングをつかみ、安定的な釣果を手にしよう!!
(編集部)
時合到来で40㌢に迫る良型含む3連発!!
「今年はカレイの当たり年やで。11月に入ってから好調で、つい先日も東二見人工島の南面で良型中心に6匹の釣果が上がったわ。今期はチャンスやで!!」
今シーズンの好況ぶりに興奮を隠せないのはベテランキャスターの松尾幸浩さん。11月上旬には毎年早い時期から好釣果が上がることで知られる東二見人工島へ釣行し、2日連続で良型を6匹もキャッチしたというから驚きだ。また、数もさることながら型がよいのも今シーズンの特徴という。40㌢クラスが出るのは珍しくないうえ、20㌢台がほとんどヒットしないという状況は熱心なキャスターならずとも見逃せない。
東二見人工島の南面の釣り場。海際にはテトラが設置されているが、足場のよい護岸から竿を出せる。取り込み時はテトラにおりることになるので足もとには十分に注意すること。また、仕掛け回収時にラインをテトラに掛けないように気をつかいたい。日曜日限定で護岸の裏手を走る道路の駐車禁止が解除される。周囲の工場の出入り口付近を避けて道路の端にマナーよく駐車すること。なお、護岸はランニングやサイクリングを楽しむ人も多い。投入時は背後の確認を必ず行なうこと。
そのように目を見張る状況が続く東二見人工島へ通う松尾さんに同行させてもらったのは11月12日(日)。「流れはあるほどいい」というベテランの考え方からするとよいとはいえない、朝から昼にかけての下げ潮の潮位差がたったの30㌢という小潮回りの中での竿出しとなった。本来なら朝よりは潮位差がある昼からの上げ潮にも期待したい潮時だが、この日はオープン大会にエントリーしているため昼過ぎには審査会場の明石港へと向かうとのことで条件の選択肢は制限された。その中で唯一よいと思われる条件は、前日に底がかき回されるほどの荒れ模様となったこと。地中の餌がかなり舞い上がったと思われるだけに、カレイの活性が少しでも高いことを期待してのスタートとなった。
最初のチャンスタイムといえる朝まづめは反応なし。それでもベテランは焦らない。というのも、10時ごろまでまったくアタリがなかったものの、よい感じに潮が動いたタイミングでの1匹を皮切りに6連続でヒットした前週の経験があるからだ。
その状況からもカレイ釣りでは何よりも潮が最優先であることがうかがえる。居心地のよい定点で流れてくる餌を捕食する魚であるだけに、流れがなければ釣り人が扱う餌との接点が生まれないわけだ。流れが速い状況は釣りにくさこそあるが、カレイと餌の接点が多くなるぶん釣れるチャンスは高くなる。あとは食いやすい餌をどのように演出するか? 釣り人側の釣り方しだいで釣果のよしあしがかわってくる。
さて、トップガイドから出るラインがピンと張る状態から適度な流れがあると把握しつつ打ち返しを続けていると、8時半に30㌢級がヒット。これを皮切りに食いが立ったのか、9時前に隣で竿を出していた松岡邦興さんが40㌢オーバー、その直後に松尾さんが39㌢をキャッチした。さらに干潮を経て上げ潮に転じた直後に松尾さんが30㌢オーバーを取り込んだ。決してよいといえる流れではなかったものの、結果的には一般的にいいとされる潮止まりの前後が時合ということになった。メリハリのない潮流とはいえ、流れがある状況ならばそのタイミングは集中すべきということだろう。
終わってみれば40㌢に迫るサイズを筆頭に30㌢オーバーを3匹という釣果を手にした松尾さん。好況が続くとはいえ、釣行ごとに安定した釣果を上げるのは裏付けされた考え方があるからだろう。以降のセンテンスではそんなベテランのカレイ釣りの考え方を追求してみたい。
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