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釣果向上のヒントを公開!! グレ釣りQ&Aレベルアップ講座【その1】

いよいよ本格的なグレ釣りシーズンを迎えました。餌取りが少なくなるぶんグレを釣りやすい魅力的なシーズンですが、風や水温などの各種条件によって釣りづらくなることもあるのが寒の時期の特徴です。そうした悪条件の対策をはじめ、グレを手にする確率を高める方法をQ&A方式で探ってみましょう
Q:グレ狙いにおける口オモリが有効な状況は?
「口オモリにするとよい」というフレーズをよく聞きます。その口オモリが有効なシチュエーションってどんなときでしょうか?
A:なじみにくい状況で特に有効です
口オモリという言葉は磯釣りではよく耳にします。これはハリの近くやハリ自体にオモリをつけるパターンですが、どのようなときに有効なのか考えてみましょう。
①完全フカセでは刺し餌が落ち着かないケース
図1のようにサラシの払い出しによって仕掛けが浮き上がるときは、口オモリを使用することでサラシの切れ目に刺し餌を落ち着かせることができます。
②潮目のヨレなどに刺し餌先行で落とし込みたいとき
潮目は絶好のポイントですが、強いヨレが発生していると仕掛けがなじみません。このようなときもチモトにオモリを打つことで刺し餌がなじみやすくなります。オモリの大きさは潮の強弱やヨレの強さに応じてかえていきます。
口オモリに関するワンステップ上のノウハウ
ワンドの奥などの釣り場は潮通しがわるくて釣りづらいものです。とはいえ、低水温期の春磯や高水温期の秋磯は大釣りになることもしばしばです。もっとも、潮通しがわるいぶん釣り方しだいで釣果に大きく差が出ます。
それでも全体的に水深が浅いポイントが多く、条件が揃ったときには魚影がよく確認できます。このような釣り場では完全フカセで狙うのがベストですが、潮通しがよくないぶん風が吹くと上潮だけが滑って「見えるのに食わない」という状況に陥ることが多々あります。
これは上潮部分(ウキ)だけが滑ることでハリスが寝てしまい、魚からハリスが丸見え状態になって食わなくなると考えられます。
潮があまり通らないエリアではハリスの角度を調整するためにも口オモリが有効です。 しかし、食わないからといってハリのサイズを落とすのはいけません。先端部が軽くなると仕掛けがさらに寝てしまうからです。
こんなときこそ口オモリの出番です。この場合はウキの負荷よりも少し重いオモリを打つことで刺し餌から落とし込むことができ、食いがよくなります。
Q:グレ狙いにおける磯際狙いのコツは?
水温が下がると際狙いがおもしろくなりますが、根掛かりが多い際釣りは苦手です。磯際攻略のコツを教えて下さい。
A:張りを保つことが重要です
寒の時期になると釣れるタナが深くなり、底周辺やシモリ際、磯際がポイントとなります。いずれのポイントを狙うにしても根掛かりは避けて通れませんが、釣り方しだいでは少なくすることができます。
磯際をスムースに狙えるようになれば釣果アップが期待できます。 ①仕掛け全体に張りを作る
通常の釣りでも張りは大切ですが、際釣りでは特に重要になります。張りを作ることで刺し餌のアピール度が上がりますし、ハリが根に掛かるシグナルを察知することも可能です。
②段シズにする
糸のたわみを抑えるために段シズを打つのが有効です。オモリを打つことでフケを抑えることができ、手に伝わる感度が上がるぶん根掛かりを減らすことができます。もちろん、流れの強弱やサラシの出具合に応じて重さを微調整することが大切です。
際狙いに関するワンステップ上のノウハウ
図3をご覧下さい。釣り座Ⓐは先端部であるため根掛かりほとんどないでしょう。一方、釣り座Ⓑは横流れの潮だとⒶの足もとに仕掛けがモタレ気味になります。根掛かりも当然多くなります。
Ⓑから釣るならⒶの足もとから出るサラシに段シズ仕掛けを張りつけながら探るのが有効です。もしくは竿先を高く保持して右沖から吹く風で道糸をはらませて張りを作り、沖を探るのもおもしろいでしょう。
Q:グレ狙いで沖アミの頭だけが取られるときの対策は?
沖アミの頭だけ取られるときがありますが、その原因と対策を詳しく教えて下さい。
A:仕掛けのライト化が有効です
刺し餌がかじられたり、つぶされるのは低水温期に多い現象です。原因として考えられるのは以下の2点です。
①低水温による活性の低下
人間にとっても寒さは辛いものです。まして鱗だけで生活している魚にとって寒の時期に動きが鈍くなるのは当然でしょう。その結果、刺し餌をかじったり、くわえるだけでやめてしまうのだと考えられます。
②釣り方や仕掛けに違和感がある
仕掛けの流し方や仕掛け自体に問題があると、刺し餌をくわえたグレは違和感を覚えて刺し餌を吐き出したり、食うのをやめてしまいます。潮通しがわるい釣り場やモタレ潮のポイントではこのような現象が特に起こりやすくなります。
仕掛けをライト化するとともに、仕掛けの張りとサソイを意識してみましょう。 対策としてはハリ、ハリス、ウキをできるだけ小さく(細く)して仕掛けのライト化をはかることです。また、仕掛けに張りを持たせてアタリを早く察知することと、サソイをかけて食いを誘うことも大切です。
Q:グレ狙いのおける二枚潮の攻略法は?
2枚潮ってどのように判断するの? また、二枚潮だとわかったときはどのように攻めればいいでしょうか?
A:立ち位置をよく考えましょう
たいていの磯の場合、1日を通して素直な潮が流れることの方が少ないかもしれません。潮は海流や干満によって複雑な動きをします。この複雑な動きが釣り場では二枚潮、もしくはそれ以上にややこしい潮となって釣りを難くします。
図4をご覧下さい。Ⓐの釣り座の場合、通常○印のポイントが狙い目となります。しかし、左からの風が強くなるにつれて足もとから出る㋑の引かれ潮とともに上潮だけが㋐方向に流されます。このように上潮と底潮が同一方向に流れない現象が最もよくある二枚潮です。
風が強い場合は釣り座をⒷに構え、風に沿う潮を釣るのが得策です。この場合、撒き餌はできるだけ風かみに打ち、㋑の引かれ潮と本流が当たる×印を狙うのがよいでしょう。
本流の流れがあまりにも速いときは㋐方向にできる引かれ潮によって二枚潮になることもあります。この場合、ウキの負荷よりも重めのオモリをハリスに段打ちにし、沈め探り釣りでⒶの釣り座から流し込むのも効果的です。
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