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チヌ連発の期待大!! 梅雨時期の紀州釣りを成功に導く4個条
乗っ込みで落ちた体力を回復させたチヌが活発に動きだすこれからの時期は、小型から大型までサイズを問わずによく釣れます。水温の上昇とともに多くなる餌取りのことを考えると、チヌの好釣果を望むなら紀州釣りが有利といえます。ただし、紀州釣りが万全かといえばそうではありません。ここでは紀州釣りではずさないための要点をまとめてみましょう。
(文:藤原直樹)
【紀州釣りの要点1】降雨後の水潮に注意
初夏に紀州釣りを行なう際には降雨量に注意が必要です。というのも、降雨量が多いときは低調な釣果をもたらす水潮になる可能性が高いからです。特に、真水の流入が常にある河口回りの波止は注意が必要です。
釣り場によって水潮の影響を受けるまでには時間の差がありますが、雨量が多いときは少しでも水深のある釣り場を選択するのがベターです。
一見すると水潮のようでも降雨の翌日の海底付近は、その影響がほとんどないことが多いため釣果が期待できます。それが2~3日経過すると海底付近にまで水潮が及んで釣果なしということが多くなります。釣行する日が降雨の2~3日後となる場合は、水潮が早く解消されやすい水深が浅め(5~6㍍程度)の釣り場に目をつけましょう。
【紀州釣りの要点2】大事なのはマイポイントの構築
チヌの活性が高い初夏はさほど遠投を必要しません。足もとにある捨て石などの障害物の沖へ投げられれば釣りが成立するため紀州釣り入門に最適のタイミングだといえます。
また、前述したように大型から小型までサイズを問わずに釣れる時期とあり、数、型ともに目標を立てて釣れる点も入門に適しているといえます。たとえば、40㌢を頭に20匹とか、数ばかり出そうな状況なら30㌢を頭に30匹などという具合です。20㌢クラスも多い時期だけに型か数に偏った目標ではなく、幅広い目標設定とする方が楽しいと思います。
そのように設定した目標を実現するには、小型から大型にいたるすべてのチヌを寄せるイメージを持ち、紀州釣りの鉄則であるマイポイントの構築をしっかりと行なうことが大切です。そのためにも無理な遠投をしないこと。時間経過とともに落ちる体力を考慮し、1日を通して同じところへダンゴを投入できるようにポイントを設定しましょう。
ダンゴを投入し続けていると、チヌと同じく活性を高めたボラがヒットすることも多くなります。このとき、釣れたボラのサイズが小さければ回りにいるチヌも小さいことが多いという傾向があります。逆に、大型のボラが釣れれば大型のチヌがいる可能性があります。そのことからボラがヒットしても嫌がらないこと。むしろ、チヌが近くにいると考えて集中力を高めるべきだといえます。
あまりにボラがよく掛かるときは、私は岩ガニを刺し餌にします。この餌は梅雨時期に特に有効であるため保険として少し持参しておくことをおすすめします。ボラ以外の他魚にも強い餌ですが、フグには逆効果となることもあるので状況に応じて使用して下さい。
【紀州釣りの要点3】チヌのアタリが遠いときの対策
餌取りの活性が高いにもかかわらずチヌのアタリが遠いときには、刺し餌をかえる、ダンゴの割れを遅らせる、ウキ下を調整するなどの対応策がありますが、刺し餌が残るなど全体的に活性が低い場合は集魚をはかるしかありません。アタリがないからといってダンゴの投入をやめるのはいただけません。アミエビや集魚材を加えるといったダンゴの調整を行なうなど、魚の活性を少しでも高める努力をしましょう。水潮の影響などで魚の気配すらないのであればポイントの移動を考える必要がありますが、その判断をするのは実釣を開始してから2~3時間後でよいでしょう。
【紀州釣りの要点4】梅雨時期に合った餌考察
私の場合、ダンゴは紀州マッハ攻め深場4袋をベースとし、細びきさなぎ2㌔を2袋、チヌスパイス2袋、アミエビを4~8㌔加えたものをベースとしています(アミエビは最初に4㌔を入れ、あとは状況をうかがいながら加えます)。釣り時間が8時間ぐらいであればこの量を使いきりますが、10時間程度竿を出す場合でも量はかえません。
実際に配合すると多く感じるかもしれませんが、集魚をしたい釣り始めや変化をつけたいときに少し大きなダンゴを用いたりすると意外と使いきってしまうものです。むしろ、最初はこの量のダンゴを使い切る努力(打ち返しの回数を多くする)をすべきだといえます。
刺し餌は定番の沖アミと中サイズのボケに加え、前述した岩ガニ、サナギ、コーンを用意しましょう。
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