※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
絶対に釣りたい初心者が選ぶべきキスのチョイ投げロッド10選
いよいよキスの好シーズンの到来です。「この機会に食べておいしいキスを狙ってみたい!!」「家族で釣りを楽しみたい!!」という釣り初心者の方も多いことでしょう。そこで、ここではアタリを味わえる確率が高いライトスタイルのチョイ投げにマッチする、初心者におすすめの竿をピックアップしました。ご自身の好みに応じた竿を手にしていただき、キスならではの心地よい手応えと食味のよさを存分に味わって下さい!!
(文:編集部)
初心者のキス釣りはチョイ投げがおすすめ!!
初夏から晩秋にかけて初心者でも安定した釣果が望める釣りものは? そう考えたときに上がる候補の筆頭はやはりキスでしょう。
同時期に回遊が見られ始めるアジも初心者の釣りものとして魅力的ですが、その代表的な釣り方であるサビキ釣りはハリがたくさんついているぶん初心者には難しいと感じる点も少なくありません。たとえば、スズナリでアジが掛かったときなどは要注意です。たくさん掛かった瞬間はうれしいものの、魚をハリから外すときに仕掛けのテンションを緩めてしまった結果、ハリとハリが絡まったり、釣れたアジの体に仕掛けがグルグルに絡んだりして仕掛け交換を余儀なくされるなど、面倒に思うケースは多いものです。
それが釣るたびに起こるともう大変です。ファミリーフィッシングの場合、釣っている子どもは楽しいものの、フォローに回るお父さんは仕掛けのセットなどに追われ、自身の釣りができないことに対してイライラが募るなんてことが起こり得ます。アタリが多いぶん楽しさのレベルはかなり高いサビキ釣りですが、よりよく釣ろうと思えばそれなりのノウハウがやはり必要になります。
その点、サーフ回りを中心としたキスのチョイ投げはどうでしょう? 根掛かりがほとんどない、1本バリにすればカラむことはほぼない、投げて巻くだけと釣り方が簡単、意外と大きなアタリに興奮する、という具合に、ストレスの要因となるトラブルをほとんど気にすることなく釣りの楽しさを感じられます。
本格的な投げ竿は初心者に不向き!?
近ごろは、好シーズンに釣りをしたいという方々にその考え方が浸透してきたようで、サーフに隣接する突堤回りでキスを狙って竿を出す家族連れがたくさん見受けられるようになりました。ただ、残念なのはタックルがマッチしていないせいで、アタリを得ずに帰られる方が案外多いということです。
実際、そうした方に手にされているのは25〜27号の投げ竿+ジェット天秤という組み合わせです。おそらくキス釣りの一般的なタックルとして誰かに勧められたか、自身で調べて手にされたのでしょう。
たいていの場合、釣りを拝見するとキャストした仕掛けがドボンッという大きな音とともに30㍍付近に着水。ズルズルと底を引いてピックアップしたら再びキャストしてドボンッ…。これではキスのアタリはさすがに遠くなります。大きな着水音によって周囲にいるキスが逃げてしまうことと、限界が30㍍ラインとあって探れる範囲が狭いことがその理由です。
では、なぜ飛距離が出ないうえに大きな着水音となるのでしょうか? 主な原因はオモリの自重を竿に乗せきれないからでしょう。仕掛けを遠くに飛ばすことに重きを置いた投げ竿は、飛距離をのばすための大きな反発力を生むために全体がかたく仕上がっています。その反発力を生かすにはキャストの際にオモリの自重をしっかりと乗せて竿を十分に曲げなくてはいけませんが、いきなり投げ竿を手にした初心者にはなかなか難しいものがあります。たいていの場合、キャスト時に竿はほとんど曲がっておらず、斜め上方向へ飛ぶはずのオモリに角度がつかないために近くでドボンッとなるわけです。
もっとも、キス釣りにおいてポテンシャルが1番高いのは投げ竿だといえます。きちんと使いこなせたときの圧倒的な飛距離は探れるエリアの拡大という点で大きなアドバンテージとなり、以下で紹介するルアーロッドなどよりも好釣果が上がる確率が高まります。チョイ投げスタイルで10匹がやっとという状況でも、3ケタ釣りの可能性も十分にあるのが本格的な投げ釣りスタイルなのです。
したがって、「先を見すえて本格的にキス釣りを楽しみたい」という場合は投げ竿がおすすめです。一方、「とりあえずアタリがなきゃイヤだ」とか「子どもにも釣りの楽しさを味わわせたい!!」という方には投げ竿を使わないチョイ投げスタイルを選択するのがベストだといえます。
アタリを得ることにこだわるライトなチョイ投げスタイル
チョイ投げとひと口にいってもさまざまなスタイルがあります。大きくわけると、エギングロッドに10号程度のL型天秤オモリやジェット天秤、チョイ投げ専用のフロートオモリを合わせたややヘビーなスタイル、エギングロッドと比較するとやわらかいメバルやチヌを狙うルアーロッドを用いて3号前後の中通し丸玉オモリやナツメオモリ、小型のL型天秤+3号前後のナス型オモリを用いるライトスタイル、という具合になります。
そのうち、アタリを得ることにこだわるならライトスタイルがおすすめです(底荒れするほど波がある、あるいは潮流が速い場合はこの限りではありません。重い仕掛けの方が釣りやすいこともあります)。軽いオモリだと飛距離が心配になるかもしれませんが、PE0.3〜0.8号のラインを用いればさほど力を入れずとも50㍍ぐらいなら十分に飛ばすことができるものです。また、フォルムの小さな3〜5号のオモリならキスを散らす要因となる着水音を抑えることができます。
そして、タックル全体が軽量かつコンパクトだけに、手返しがラク、小さいなお子様でも気兼ねなく扱える、車での移動もすぐにできる、などの利点も得られます。さらに、タックルが軽いほど感度の向上につながるため、より鋭敏なアタリを楽しめるというメリットもあります。
では、そんなライトスタイルのチョイ投げを実践するにあたってチョイスしたい竿をサーチしてみましょう。
初心者がセレクトしたいキスのチョイ投げロッド6選
※オモリ負荷は㌘と号数が混在しています。ご注意下さい。
DAIWA・ルアーニスト76L
ルアー入門用としてラインナップされているシリーズです。全17アイテムある中で76Lは長さ、パワーともにキスのチョイ投げにマッチするといえます。
メーカー希望小売価格が7,500円ととてもリーズナブルながら、それを感じさせないクールな作りとなっている点も魅力的なロッドです。
【仕様】全長=2.29㍍/自重=132㌘/オモリ負荷=2〜10㌘/仕舞い寸法=119㌢
DAIWA・メバリングX 78L-T
目に見えないロッドのネジレに対する補強構造で仕掛けの飛距離向上が期待できるブレーディングX、メーカーオリジナルの握りやすいリールシート、カーボン調ネームなど、メーカー希望小売価格11,000円ながら上位モデルに迫る機能とデザインを搭載した、ルアーで狙うメバルを主なターゲットとしたシリーズです。
竿全体に張りがあるという78L-Tは、軽いオモリでも飛距離を稼ぎたいキスのチョイ投げにも最適でしょう。
注目すべきはルアーニスト76Lよりも全長が長いにもかかわらず10㌘以上も軽い点です。また、オモリ負荷の範囲が広いことからわかる通り、本職であるメバル釣りをはじめ、いろいろなルアーのライトゲームを楽しめる汎用性の高さが魅力的です。
【仕様】全長=2.34㍍/自重=120㌘/オモリ負荷=1〜10㌘/仕舞い寸法=121㌢
シマノ・ソルティーアドバンス ライトゲームS706UL-T
ターゲットと釣り方ごとにカテゴライズされた、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルのシリーズです。本体価格11,800円ながらPEラインに対応するステンレスSiCトップガイドを搭載するとともに、高級感のあるデザインが採用されている点が魅力です。
シリーズの中でライトゲームS706UL-Tは、ソリッド並みのしなやかさを有する「ソフチューブトップ」という上位モデルと同様のチューブラー穂先が採用されており、高感度とともに食い込みの向上も期待できます。シビアな状況でもキスのアタリを楽しめそうなロッドだといえるでしょう。
【仕様】全長=2.29㍍/自重=90㌘/オモリ負荷=0.8~12㌘/仕舞い寸法=117.0㌢
シマノ・ソアレBB S80L-T
ソルティーアドバンスの上位モデルに当たる、メバルを主なターゲットとしたルアーロッドシリーズです。
キスのチョイ投げ用としてマッチするのはシリーズの中で遠投性に最も長けたモデルのS80L-Tでしょう。「ソフチューブトップ」が採用されている点はソルティーアドバンス ライトゲームS706UL-Tと同様ですが、注目したいのはその自重です。セパレートグリップが採用されていることもあり、全長2.44㍍ながら82㌘。全長が短いソルティーアドバンス ライトゲームS706UL-Tよりも軽いわけです。
竿を振り切りやすくなるぶん飛距離の向上が期待できたり、感度が向上するなど、軽いことによって得られるメリットは釣果に直結するはずです。
また、感度の高さも追求されており、キス独特のブルルンッといった小気味よいアタリを存分に楽しめる点も魅力的です。キス釣りの楽しさをお子様をはじめとした初心者に伝えるにも最適の1本だといえます
【仕様】全長=2.44㍍/自重=88㌘/オモリ負荷=0.8~10㌘/仕舞い寸法=124.7㌢
メジャークラフト・ソルパラSPX-T762ML
アジとメバルを主なターゲットとしたエントリーモデルのルアーロッドです。力の弱い女性や子どもでも投入と操作をきちんとこなせることにも配慮して設計されているだけに、初心者がチョイ投げでキスを狙うのにもぴったりの竿だといえます。メーカー希望小売価格が8,000円台というリーズナブルさも魅力的です。
3号(約11㌘のオモリ)を投げることを考えるとSPX-T762MLがマッチするでしょう。
【仕様】全長=7㌳6㌅/オモリ負荷=0.8~10㌘
アブガルシア・ソルティスタイル カラーズSTCS-774LT
実釣面で有利となる感度と軽量性とともに、スタイリッシュ性、手軽さ、リーズナブルな価格設定を追求したコストパフォーマンスにすぐれたロッドシリーズです。
特に注目したい特徴は、高い機動性が得られる4ピースという点と、カラーズの名の通りにモデルごとに鮮やかなカラーリングがいくつか用意されているという点です。
キスの引き釣りにマッチするSTCS-774LTの場合、仕舞い寸法は61.5㌢、カラーがネイビーグリーンとソウルレッドの2種類。それぞれのカラーに応じた付属の手提げつきロッドケースを用いれば電車釣行はもちろん、自転車で釣り場を回る際にもストレスがないでしょう。また、好みのカラーを選べる点は愛着につながること請け合いです。手にすると、ずっと使いたいと思う存在になるのではないでしょうか?
【仕様】全長=2.31㍍/自重=106㌘/オモリ負荷=0.5〜10㌘/仕舞い寸法=61.5㌢
いろいろ釣りたい!! 欲張り派におすすめのロッド4選
「どうせ買うならもっといろいろな釣りがしたい!!」という考え方もあるでしょう。その場合は全長の短いライトタイプの投げ竿や、振り出しのコンパクトロッドがおすすめです。
ショートタイプの投げ竿
投げ竿といっても比較的軽いオモリを使うことを前提としているため本格仕様の投げ竿のようにかたくありません。また、短いだけに初心者でもラクに振り切ることができるぶん十分な飛距離を稼ぐことができます。チョイ投げはもとより、アジなどを狙ったサビキ釣り、ハマチ〜ブリを狙う飲ませ釣りなど、使い道は多岐にわたるのもうれしい点です。
なお、キスを狙う場合、10号モデルの適合オモリである5〜15号の中で、自身が投げやすいと感じる範囲で軽いオモリを使うのがおすすめです。
DAIWA・リバティクラブ ショートスイング10号-270
堤防でのサビキ釣りからチョイ投げまで幅広い釣り方とターゲットに対応するリーズナブルなショートタイプの投げ竿シリーズです。小継ぎの振り出し仕様とあって携帯性にすぐれているため、気軽に釣り場へ持参することができます。
どのモデルもキスのチョイ投げにマッチしますが、初心者の方には投げやすいという観点から10号-270がおすすめです。このクラスなら海上釣り堀でのマダイ・青物狙いにも流用することができるでしょう。
【仕様】全長=2.69㍍/自重=175㌘/オモリ負荷=5〜15号/仕舞い寸法=78㌢
シマノ・ホリデースピン ショートモデル〈振出〉275JXTS
振り抜け、取り回しともによく、子どもや女性、年配の方でも扱いやすいショートタイプの投げ竿シリーズです。仕舞い寸法が短いため携帯性にすぐれており、キスはもちろん、カレイやアイナメなどを狙った投げ釣りを気軽に楽しむことができます。
中でも、275JXTSは自重が160㌘と比較的軽量であり、投入を繰り返すキス釣りに適したモデルだといえます。また、オモリ負荷が5〜15号とあり、サビキ釣りや海上釣り堀でのマダイ・青物狙いなど、投げ釣り以外の使い道も考えられる汎用性の高さも魅力的です。
【仕様】全長=2.75㍍/自重=160㌘/オモリ負荷=5〜15号/仕舞い寸法=79.5㌢
振り出し式のコンパクトロッド
ショートタイプ投げ竿のライト仕様ともいえるのが振り出し式のコンパクトロッドです。仕舞い寸法が短いぶん手軽に持ち運べるのが一番の魅力です。また、ショートタイプ投げ竿よりも軽量とあって扱いやすいという利点もあります。
ルアー釣りを主体としたシリーズが多いですが、チョイ投げはもとより波止回りでのサビキ釣りや探り釣り、船やボートの小物釣りなど、多彩な餌釣りにもマッチします。
DAIWA・モバイルパック806TMS
モバイルパックという名の通り、仕舞い寸法が50㌢前後の振り出しタイプとあって気軽に持ち運べるのが魅力のシリーズです。大きめのカバンならスッポリとおさまるだけに電車釣行にも最適でしょう。
汎用性を重視するなら806TMSがおすすめです。ルアーの適合重量は7〜35㌘と幅広く、オモリ換算でいえば10号ぐらいまでならキャストすることが可能です。チョイ投げの他、サビキ釣りにも使えるでしょうし、本職といえるルアーでのスズキ狙いやエギングでのアオリイカ狙いも可能です。さらに、船やボートの小物釣りにもマッチするなど、釣り方やターゲットは多岐に渡ります。キス狙いにかかわらず、持っていて損はない1本といえるでしょう。
【仕様】全長=2.44㍍/自重=120㌘/オモリ負荷=7〜35㌘/仕舞い寸法=52㌢
シマノ・フリーゲームS80ML-4
エントリーモデルにありがちなダルさや不自然な曲がりをメーカー独自の技術を応用することで排除し、2ピースロッドと遜色ないスムーズで美しい曲がりを実現したという振り出しロッドです。
長さとパワーが異なる9アイテムのそれぞれがチョイ投げにマッチする中で「いろいろ釣りたい!!」ということなら投入できる重さが5~35㌘と幅広いS80ML-4がおすすめです。キスはもちろん、アジやメバルといった根魚・スズキ・タチウオ・ハマチをターゲットとしたルアー釣りやアオリイカを狙ったエギングの他、波止でのサビキ釣り、小物狙いの船釣りにも適するなど汎用性の高さはとても魅力的です。
コンパクトに仕舞える利点を生かしていろいろな場所へ持って行きたいですね。
【仕様】全長=2.44㍍/自重=135㌘/キャストウエイト=5〜35号/仕舞い寸法=70.5㌢
以上がおすすめのチョイ投げのキス竿です。好みに合った竿をセレクトしていただき、キスの鋭いアタリをお楽しみ下さい!!
盛期のキス、勝負を決める5投とは?【ライトスタイル派の作戦】
※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。