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キス&ガシラに大アジも!! 春の波止に最適の軟調投げ竿活用法
やわらかいものの胴がしっかりとしている20号クラスの投げ竿は汎用性の高さが抜群です。その竿を用いた簡易的な投げ釣りスタイルであれば、そろそろおもしろくなるキスや、安定した釣果が期待できるガシラを主体とした春の釣りを満喫することができますよ!!
(文:中山剛志)
私のホームグランドの1つである舞鶴湾のように穏やかなエリアでのんびりと竿を出すだけでも満足度の高い1日を過ごせるのが春の魅力です。水温はまだまだ低いものの、タックルや狙い方の工夫しだいでは良型の根魚やパールピンクのキスにも出合えます。この時期でも岸から狙える深場にはキスがたくさんついているのでぜひ狙ってみて下さい。
キス&根魚と遊ぶなら投げ竿20号3.6㍍がおすすめ!!
カケアガリの先にある深場につくキスをターゲットとする場合、根掛かりを回避するために胴部分がある程度しっかりとした竿が求められます。その要求にマッチするうえに汎用性が高くておすすめなのがオモリ負荷20号程度で3.6㍍クラスの投げ竿です。3.6㍍クラスであれば仕舞い寸法が短いため自転車での持ち運びにもさほど苦にならないなど、持ち回りのよさも魅力的です。
仕掛けは、トラブル回避を前提として天秤を使わない1本バリ仕様がおすすめです。オモリは5~20号を使いわけます(10号以下のオモリだとメバルがヒットしやすくなります)。ちなみに、私は図のような根掛かり対策を施したオモリを用いています。
道糸は磯釣り用のフロートタイプやサスペンドタイプの3号が最適。いずれも海中でカケアガリにもたれにくいので重宝しています。また、20号以下のオモリなら力糸なしでもそこそこ投げられる強度もあります。
餌はアオイソメで十分です。この他、パック売りされている小イカ(ヒイカなど)を使えば良型ガシラの連発が期待できます。
釣り方のパターン
釣り方はいたって簡単です。カケアガリや潮がヨレるところなどの狙い目の沖へ投入し、オモリが着底したらズルズルと引きながら途中で止めてアタリを待つというものです。竿を通して伝わる手応えが変化するところには、魚がつきやすいカケアガリなどの地形の変化があると考えられるため、少し待ったり、ゆっくりと引くなど、じっくりと探りましょう。
キスやガシラといった小物が相手ならさほど気にしなくても問題ありませんが、スズキなどの大物が掛かったときは竿先をできるだけ高く保持してやり取りしましょう。そうしてラインに角度をつけることでカケアガリにライン擦れることによるバラシを防ぎやすくなります。
好釣り場を選ぶ3つの基準
春に根魚やキスの好釣果が期待できる条件は、①水深がある場所、②底に変化(カケアガリなど)がある場所、③潮の動きがある場所、の3つです。このうち少なくとも2つの条件を満たす釣り場を捜しましょう。
…ということであれば、波止の先端に目を向ける方が多いですが、ライバル不在の護岸沿いにもそういったポイントを狙えるところがあります。特に目をつけたいのが深場から一気に浅くなるカケアガリがあるポイントです。ただし、そのようなところは根掛かりしやすいという難点があります。その対策として考えたいのが釣り座の取り方です。図のような考え方で釣り座を構えることでスムースに狙えるようになります。
そして、キスや根魚狙いでよりよい釣果を求めるなら、できるだけ多くのポイントをチェックするのが得策です。とはいえ、車での移動だと手間と時間、場所よっては駐車料金がかかります。そこで活用したいのが折りたたみ自転車です。これがあれば気軽に移動できるうえ、駐車スペースのないポイントも探れるためマイポイントの発見につながって釣果アップが期待できます。
潮目とカケアガリが交差するときがチャンス!!
私の経験上、沖のカケアガリと潮目がクロスするタイミングでよく釣れるように感じます。そのベストタイミングが到来しても根掛かりが多発したり、その処理に時間がかかったりすると釣果アップは望めません。魚の食いが高まる時間帯をスムースに釣れるようにオモリを加工するなどの根掛かり対策を講じましょう。
おいしいアジは投げサビキで!!
水深があるうえ、潮が複雑に流れるポイントには春にも居つきのアジがいます。ただし、岸寄りに回遊することはないため投げサビキを遠投して狙うことになります。その際にも上記であげた投げ竿がマッチします。サビキ仕掛けと塩アミを用意して狙ってみましょう。
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