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キャッチ率アップ!! 低水温期にカレイを釣りきる仕掛け考察
もうしばらく続く低水温期にカレイ狙いを中心とした釣行をする場合、釣り場と仕掛けをよく考えることが釣果を上げるうえで不可欠な要素となります。とりわけ重要なのが仕掛けです。少ないチャンスを確実にものするために、カラミの排除とハイアピールを意識した仕様で挑むのが得策だといえます。
(文:惣田能啓)
低水温期のカレイ+アイナメ狙い戦略
2月中旬以降からはカレイ+アイナメという狙い方が中心となりますが、ともに活性がさほど高くない時期とあって好釣果に恵まれないことも多いものです。そんな状況の中で少しでも釣れる確率を高めるには天候に左右されない釣り場選びと、仕掛け選びが重要だと考えています。
釣り場に関しては、水深のある港内や湾内が有望です。そして、仕掛けに関しては、餌取りが少ないうえ、本命のカレイは食い渋りがちとあって派手な仕様による猛アピールが釣果につながると考えています。そのため、砂底や砂泥底ではオーソドックスな遊動L型天秤を用いた2本バリ仕様か段差2本バリ仕様、シモリが多いポイントでは固定式天秤を用いた段差2本バリ仕様をベースとし、装飾品やハリを少しずつアレンジしてベストなセッティングに近づけていきます。
カレイ&アイナメの仕掛け考察
カレイ狙いの仕掛けはカラミに要注意!!
仕掛けで最も注意しているのがカラミです。どんな魚でもからんでいる仕掛けには口を使わないものですが、1日を通して口を使う時間が少ない(時合の短い)カレイを狙う際はそれが致命的となるだけに特に注意しています。その対策として、根ズレに強いうえ、糸グセがつきにくくて扱いやすいディーフロン船ハリスをハリスに使っています。
アクセサリー多用でカレイにアピール!!
装飾品は毛バリ、エッグボール、ダイヤカットのビーズを組み合わせています。カラーは赤やピンクを主体にしています。この他、グリーンやピンクの発光玉、パールビーズなども加えています。さらに、エダスにはアピール重視の意味でシモリ玉もつけています。
なお、毛バリは、赤やピンクに着色した羽毛を夜光ウキゴムに巻きつけてゼリー状の瞬間接着剤で止めた自作品を使用しています。カレイは赤色に興味を示すとよくいわれるように、赤色のエッグボールや毛バリをつけたハリにカレイがよく掛かると私自身も実感しています。
ハリはフトコロの太さと強度を重視!!
ハリは、アオイソメを3~4匹房掛けするためフトコロが深くて強度の高いアイテムを選んでいます。改良カレイイレグ12号か15号、OHカレイバリ13号を使いわけるのが私のパターンです。いずれも半ヒネリが入っているぶんハリ掛かりがよいうえ、スッポ抜けることが少ないという点が気に入っています。
私の場合、マムシを使うときは改良カレイイレグを選びます。ハリスにたくし上げるようにハリに通す際にマムシがまっすぐになるからです。その形だと魚が飲み込みやすくなると感じています。
実践釣り場ガイド
淡路島・じゃのひれ海上釣り堀横の波止〈兵庫県〉
湾内に位置することから潮流が穏やかでのんびりと竿を出せる釣り場です。隣接する釣り堀りや筏で撒かれる餌を狙って他魚と同様にカレイやアイナメも集まるようです。
狙い目は、4色半~5色付近にある沖の筏回りと、15~20㍍のカケアガリの2個所。そこを中心にじっくりと探りましょう。
穏やかな湾内とあって潮時は大潮回りがベスト。餌はアオイソメとマムシを2,000円分用意すれば十分です。
鳴門・撫佐海岸〈徳島県〉
北西風が強いときの逃げ場としても重宝する釣り場です。3個所ほどある護岸は足場がよいうえに車の横づけが可能です。
ここでは沖に多数浮かんでいる筏の周囲にあるカケアガリなどの海底に変化を探ります。水深が10~12㍍あることから、悪天候の影響は受けにくいという特徴があります。
ここも潮位差が大きな潮回りに釣行するのがよいですが、はっきりした時合がないことから1日じっくりと探るつもりでエントリーして下さい。
そして、餌取りが少ないものの、投入した仕掛けを長時間放っておくのはいただけません。新鮮な餌を海底に絶えず置くことが釣果につながると考えてこまめに手返しを行ないましょう。
【投げ釣り】専門orプラスα。花見の時期のカレイ狙い考察 Part.2 北陸&若狭のパターン
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