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【チヌ・フカセ釣りの悩みズバリ解消!!】大型チヌとのよりよいファイト方法とは?
Q:大型チヌとのファイト方法を教えて下さい
フカセ釣りにおいて、大型のチヌに対しては竿を横にしてファイト、縦にしてファイトなど、人によってやり取りの方法が異なるようです。これからの時期に50㌢クラスの手応えを得られたときに、より高確率に取り込めるファイトの方法を教えて下さい。
A:チヌの動きを利用するやり取りを覚えましょう
コンコンと竿先をたたくチヌの感触が伝わると「やった!! チヌが掛かったよ!!」と、思わず笑みがこぼれます。この喜びから玉網入れまでがファイトの醍醐味だといえます。
チヌはグレと違って強引さはさほどありません。そのため竿の弾力をうまく利用して暴れさせなければ、そうそうバレることはありません。大型となると海面に浮かせるのに時間がかかりますが、あわてずに引きの強さを楽しみながらやり取りすれば取り込めます。
注意したいのはチヌが岩場や藻場などに入ろうとしたときです。このときは強引に巻かないこと。魚と綱引きをするとラインが切れる確率が高まるからです。
私の場合、必死で逃れようと走るチヌの動きを利用して浮かせる方法を取ります。このとき大切なのは、弾力をフルに生かせる位置まで竿を立てることです。穂先を魚の方へ決して倒してはいけません。魚に向かって竿が直線になるとラインに大きな負荷がかかり、前述したようにラインが切れる確率が高まります。
魚が走ろうとしたときは、進行方向にラインが向くように竿を横にして対応します。竿と魚の角度を90度以上に保てば竿の弾力が生きてスムースに対応できます。それで魚の動きが弱まれば、今度は魚の頭が釣り座に向くようにすみやかに竿を立てます。すると、チヌは引っ張られるのとは逆の海底に向かって走りだします。そうなれば再び竿を横にして対応します。
この動作を繰り返すと、やがてチヌは海面に姿を現わします。あとは空気を数回吸わせ、おとなしくなったところで玉網におさめます。
このようにやり取りの際は竿の扱いがとても重要です。慣れないうちは難しいかもしれませんが、超大型がきたときに慌てないように普段から練習しておきましょう。
(解説:藤野幸嗣)
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