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上田泰大の常勝トーナメント思考 Vol.6【第6回 M-1カップ全国グレ釣り選手権決勝大会編】
念願のM-1カップグレ制覇に王手!!
今回は『第6回 M-1カップ全国グレ釣り選手権決勝大会』に参戦した際のレポートをお送りします。全国の予選を勝ち抜いた腕利きが集まる大会であり、過去には準優勝を経験しているとあって「今回こそは優勝したい!!」と気合を入れてのチャレンジです。さあ、これまで培ってきたノウハウを駆使して…!!
(カメラ/文 上田泰大)
11月24〜25日、愛媛県宇和島市の日振島にて行なわれた『第6回 M-1カップ全国グレ釣り選手権決勝大会』に参加しました。
この大会は、全国各地で行なわれた予選を勝ち抜いた選手と前年度のシード選手(ベスト3)を合わせた30名で競われます。過去に準優勝を経験しているので、今年は優勝のタイトルを手にしたいと意気込んでの参戦です。
潮目を狙った遠投の釣りが勝因
第1試合の磯は西バエ。ジャンケンに負けた私は本命と思われる中央からのスタートとなりました。この場所でできるだけウエイトを稼がないといけません。
仕掛けは、ハリスの中に00のウキを入れる全誘導スタイルとしました。この仕掛けを選んだ理由は、浅いタナはもちろん、ガンダマを追加してウキを沈めれば深いタナも釣ることができるという具合に、どんな状況にも合わせやすいからです。
まずはグレが潜んでいるであろう足もとから様子をうかがいます。ここで気をつけなければならないのは磯際ギリギリに立たないということです。人の姿が見えると、特に大型のグレは警戒して刺し餌を食わなくなります。その点を考えて磯際から1〜2歩下がって仕掛けを入れることを心がけます。
釣り始めて間もなくグレが食いだしました。25㌢と小型ですが、とりあえずキープします。この後も連続でヒットするもののサイズがのびないため、5匹釣ったところで遠投の釣りにシフトします。その方法は、足もとに撒き餌を数回入れて魚を集めてから仕掛けと撒き餌を遠投する、というものです。沖へ向かって泳ぐスピードが速いという良型の特性を考慮した釣り方です。
潮は右に速く流れており、普通に流すとすぐに隣りとの境界を越えてしまいます。そこでハリスにガン玉を追加し、仕掛けを張って止める方法を取ります。潮の速さにもよりますが、私の場合はG7~G5をナビの下とハリ上20㌢に打つことが多いです。仕掛けが立ち過ぎていると思えばガン玉を軽く、浮き過ぎていると思えば重くしていきます。こうして仕掛けを張ると、竿先にまでアタリが伝わります。
この遠投の釣りが功を奏し、ローテーションによって移動した3個所の釣り座のすべてで40㌢を含む9匹、合計27匹を釣ることができました。検量の結果は10,520㌘。対戦者は5,565㌘と6,515㌘ということで勝利できました。この対戦では潮目を狙った遠投の釣りが勝因となりました。
2試合めはグレをあちこちに誘導する作戦が奏功
2試合めはアコ鼻での対戦です。オセンやキタマクラ・メバルなどの餌取りが多かったので、撒き餌を駆使してグレをあちこちに誘導する作戦で挑みました。1個所にポイントを決めると餌取りが集まり過ぎてグレを釣ることが難しくなるからです。
後半に入ってゆっくりと右へ潮が動くとグレの活性が上がり、連続でヒットさせることができました。その結果、30~40㌢弱を揃えることができ、5,110㌘対1,850㌘で勝利。次の日に進むことができました。
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