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【波止釣り】1級釣り場の冬の遊び方 〈若狭・音海学校裏の波止〉

1級釣り場音海 グレtop

2度の時合をとらえて40㌢級を!!

若狭はグレ狙いのフカセ釣りが楽しい!!

若狭・音海学校裏の波止〈福井県〉

降雪や路面の凍結に見舞われやすいエリアだけに釣行時は注意が必要ですが、暖かいナギの日を狙えば楽しい釣りができます。特に注目したいのが40㌢に迫るグレも視野に入るフカセ釣りです

(文:杉谷宏樹)

音海学校裏のグレ釣りの概要

1月中旬〜2月中・下旬の音海の学校裏はポカポカ陽気のナギの日なら駐車場に車が並びますが、その逆ならほとんど人を見かけません。とはいえ、北西風の風裏となるうえに周辺の波止と比べて雨や雪をしのぎやすい釣り場ですから要注目といえます。

  • 1級釣り場音海 グレ2
    音海学校裏の波止の全景です。こぢんまりした漁港ですが、ターゲットは豊富です。

冬期の音海ではスズキ・グレ・カワハギ・アジなどを狙うウキ釣りに人気があります。水温が低下すると、スズメダイや豆アジなどの餌取りが減り、良型のグレやスズキが釣りやすくなるからです。

特におすすめなのが30〜35㌢クラスの数釣りが期待できるグレを狙ったフカセ釣りです。

時合は日によって異なりますが、私のイメージでは1日に2度ほど好時合が訪れると感じています。1度めは1時間ほど撒き餌を打ったころ(早朝から釣り始めた場合)、2度めは14〜16時ごろ(こちらは日によって多少かわる)です。その他、止まっていた潮が流れだしたり、風が吹き始めたり止んだりするなど、各種条件が変化するときに時合が訪れる傾向があります。

ただし、大型のグレは朝の1〜2投め、日没寸前、餌が残るなぁと思っていると突然…、という具合に時合は不規則です(あくまでも私のイメージです)。

とにかく、毎年のように40㌢オーバーのグレが釣れているエリアだけに、ぜひ注目して下さい。

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波止からでもこのクラスの数釣りが期待できます。狙わない手はないでしょう。

グレ狙いのアプローチパターン

グレ狙いのポイント

●波止外向き…波止は2個所で「く」の字に曲がっています。1つめのコーナーから手前は浅く、そこから先端までの間が深くなっています。グレ狙いは深いエリアが有望です。

●波止内向き…内向きは障害物や係留船がなくてどこも釣りやすいですが、良型狙いには不向きです。他魚も期待しながらのんびり楽しむなら内向きがおすすめです。

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グレ狙いの餌について

刺し餌は沖アミ、撒き餌は沖アミと集魚材を混ぜたものを使います。刺し餌の沖アミは生と加工されたものがあります。生を選ぶなら、解凍した沖アミの一部を刺し餌用としてわけておきましょう(沖アミブロックは、刺し餌と兼用できるMかLサイズを選びましょう)。加工された沖アミの刺し餌は変色しにくく、身が締まっています。遠投時にハリからはずれにくいうえ、餌取りに強いので用意しておきましょう。なお、ボイルは必要ありません。

撒き餌は4時間ほどの釣りなら沖アミ3㌔、集魚材1.5〜2㌔ほどあれば十分です(8時間の釣りなら倍量)。集魚材は写真のようなオールマイティーなタイプがおすすめです。

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集魚材はこのようなアイテムがおすすめです。

グレの釣り方

タックルの準備ができたら足もとに数回、やや沖めに1〜2回撒き餌を打ちます。撒き餌の動きを観察し、潮の流れや餌取りの状況を確認しましょう。

ウキ下は2〜3ヒロに設定します(ウキ止めをつけないスルスル釣りでもOK)。

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刺し餌の沖アミをハリに刺したら、足もとに打った撒き餌の少し沖に仕掛けを投入しましょう。その後、ウキの周辺に撒き餌を投入します。このサイクルを基本に、刺し餌が餌取りに取られるようなら撒き餌と刺し餌を沖めに投入します。ただし、その際も足もとへの撒き餌(捨て撒き餌)を常に切らさず、餌取りが沖へ進出しないようにしましょう。