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《チヌ釣りQ&A・落とし込み~ヘチスタイル~》低水温期に狙うべきポイントは?
Q:低水温期に狙うべきポイントは?
魚の動きが鈍くなる低水温期に少しでも多くのアタリを引き出すには、どのようなポイントを狙えばいいでしょうか?
A:変化の多いポイントに注目
低水温期でも数を狙える釣り場が大阪湾には豊富にあります。神戸七防や武庫川一文字は垂直ケーソンですが水深があり、壁にイガイやパイプなどの付着物も豊富なため多くのチヌが居ついています。どちらも全長5㌔ほどある広大な沖堤防ですが、底狙いで落とし込んでいくと起伏の激しい場所があったり、付着物が大きく張り出しているのか餌を落とし込んでいる途中でよく引っ掛かるところがあります。そうした変化の多いポイントが見つかったら集中して狙いましょう。
また、構造上の変化に富んでいる大阪の南港や北港のスリットケーソン、南港の新日鉄やバラ石のテトラも多くのチヌが居ついており、低水温期の有力ポイントといえます。
スリット、テトラとも狙い目となるタナが浅いのが特徴です。スリットならマス中の水深は2~3ヒロ。潮が澄んでいることが多いこの時期は、マス中の底にいるチヌの姿を確認できるでしょう。水温が低いためスリットの柱回りや奧の壁に沿ってじっとしていることが多いですが、この時期の定番であるパイプやアオコガネで狙うといいでしょう。
テトラでは際穴や1つ前の沈みテトラの穴でじっとしているチヌを狙います。目の前に餌を落とし込んでやるとタイミングしだいで口を使ってくれ、連発も十分に期待できます。
水深のある垂直ケーソンでは底まで落とすのに時間がかかりますが、スリットやテトラなら底までが浅いので手返しが上がり、餌を落とし込む回数が増えるぶん釣果が得られる確率も高いといえます。
大阪湾は沖波止、地続きの岸壁とどこでもチヌが狙えますが、釣り場を絞り込むには水温を把握することが大事です。私が利用している「大阪湾水質定点自動観測データ配信システム」というサイトでは最上層の他、水深1㍍単位で時間ごとに大阪湾各地の水温を見ることができるので参考にして下さい。そうした情報を見ながら、晴天の日が続いて水温が安定しているときに釣行できればヒットするチャンスが高まります。
(解説:大田 徹)
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