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【投げ釣り】大型が狙える南紀~紀東のカワハギに注目
時期的に狙いたいのは
南紀~紀東の大型カワハギ
割と寒さがマシな場所で、日中に、アタリが多く、おいしい魚といえば…。やっぱりカワハギ釣りが楽しい!!
(文:須藤 寛)
冬のカワハギ狙い概要
私の場合、年末年始に最も釣りたいターゲットはカワハギである。
冬場でも他にいろいろと釣りものはあるが、この時期に夜釣りはつらいもの。カレイのポイントは何かと寒くて時期的にアタリも遠くて…。
その点、カワハギが釣れるエリアは比較的温暖である。そして魚がいれば必ず果敢に餌を取りにくるわけで、自然と手返しが増えて体が温まる。さらに冬場のカワハギは身の締まりがよく、キモが肥大していて大変美味。刺し身も絶品だし、鍋にしてポロッとはずれて実に食べやすい火を通した身の味わいも最高である。
超大型の可能性もある串本の磯を中心にサーチ!!
カワハギ狙いでよく出かけるのは南紀の串本方面。特に紀伊大島の白野港から出ている渡船(しょらさん渡船)を利用して磯のポイントで釣るパターンがお気に入りである。
この周辺はもともとカワハギの魚影が濃いことで知られているが、5年ほど前にマグロ養殖の大型筏が設置されてからはさらにおもしろいことになっている。高カロリーの餌が撒かれるようになったからか、釣れるカワハギが巨大化傾向?にあるからだ。
とにかく釣れればアベレージ25~30㌢という型物揃いで、ときどき35㌢オーバーの超大物まで姿を見せる。さらに40~50㌢級の中型マダイが混じることもある魅力的なフィールドだ。
他には紀東の比較的入りやすい地方のポイントも狙い目である。さすがに串本の磯ほどの爆発力は期待できないが、足場のよい波止から自分のペースでカワハギを狙うパターンも楽しいものだ。
ポイント選択の基本
串本ではマグロ筏の近くにある磯に上がるようにしたいが、冬場は北西風が強くて苦戦することも多い。突風で竿と餌箱を飛ばされたこともあるほどだ(竿は回収したものの、高価なマムシはすべて海の藻屑に…)。
まずは風がまともに当たらないエリアに入るのがスムースに釣るためのキーポイント。その中でカワハギの実績がある磯に上げてもらうのが楽しく釣果を上げる最大の作戦といえる。
ペース配分も大切!!
カワハギ釣りにも時合がある。朝イチはガンガン食っていたのがピタリとアタリがなくなり、餌すら取られない時間帯に突入するケースも少なくない。
アタリが遠い時間帯にバタバタと手返しするのは考えものだ。むやみに餌と体力を浪費することになる。潮の動きや餌取りの様子を見ながらのんびり釣り、カワハギの気配が出てきたところで勝負に出るようなペース配分をする方がいいだろう。
しっかり食わせ、ゆっくり寄せる
カワハギ狙いの餌はマムシがメイン。他にはアオイソメもあるといい。仕掛けは11号程度のカレイバリなどのシャープな小バリを用いた短めの2本バリでいい。最近は市販品にもこの釣りにマッチするタイプがいろいろと出ている。それを利用するのもいいし、各仕掛けの仕様を参考に自作してもおもしろい。
釣り方は基本的に置き竿だし、私は力糸をつけたナイロン5号で釣るからアタリがあっても割とじっくりと食わせてから合わせるようにしている。
明確な食い込みのアタリがでたところでしっかりと掛け合わせるが、このときカワハギのサイズがよければ重量感はかなりのもの。中型とは手応えがまったく違うのですぐに大型だとわかるはずだ。
ポイントの地形にもよるが、相手が大きいようなら速巻きせずにゆっくりと寄せてくる。その方がバラシも少ないものだ。そして浮いてきた魚が思った通りに大きいようなら玉網で確実に取り込もう。
カワハギはフグのような歯を持っている。そのためハリスが傷んでいることがあり、横着して抜き上げようとしてハリス切れで大型をバラしたという痛い思いを何度も経験している。ハリスのチェックはこまめに行なうとともに、手応えのあるヤツは玉網ですくうように心がけたい。
南紀〜紀東の有望ポイント例
串本大島・須江〈和歌山県〉
■カワハギ25〜30㌢級15匹、マダイ40㌢2匹に期待。
■条件的には晴天がよい。ポイントは風向きで決める。
■渡船は白野港のしょらさん渡船(090・3465・2626)。渡船料金は4000円。
二木島・室古神社下〈三重県〉
■カワハギ25〜30㌢級6匹、マダイ40㌢級2匹に期待したい。
■釣期は11〜3月。カケアガリがきついから潮位は高い方が釣りやすい。左のL波止の方が比較的釣りやすい。
■対岸の波止でもカワハギの実績がある。
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