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【アオリイカ】冬の良型攻略スタイル2選
黒潮の影響を受ける中〜南紀エリアでは12〜2月の厳寒期にも良型のアオリイカがコンスタントに上がっている。ポイント選択を間違えなければ1㌔オーバーの連発も…!!
中紀のヤエンは冬が盛期!!
「アタリの数の半分をモノにできれば十分」といわれるほどヤエン釣りでアオリイカをキャッチできる確率は低い。だが、釣り上げるまでの過程もこの釣りの魅力。取れるか、取れないかの駆け引きを楽しみたい。
ときにはイカを走らせ過ぎないやり取りを!!
餌のアジをハリに掛けて沖へ投入したらリールのドラグを緩めておく。イカがアジをとらえると一気に沖へ走ることもあれば、あまり走らないこともある。前者の場合、止まるまで走らせるのが基本だが、イカがまっすぐ沖へ向かうとは限らない。ときには横へ走り、周囲の人のラインにからむこともあるから注意が必要だ。また、走られるほど取り込める確率も下がってしまう。
そうならないように、ときにはイカの走りを強引に止めることも必要になる。そのせいでイカがアジを放しても再び抱いてくることが多いだけに積極性を持ってやり取りしたい。
アジをうまく抱かせることができればヤエン投入の準備に取りかかる。取り込みまでの手順は以下の通りである。
①イカの姿が見えるほどまでゆっくりと寄せる。
②リールのベールを起こし、竿先を後方へ引くことで出たラインをつかんでヤエンをセットする。
③リールのベールを戻したのち、カラミ防止のためにラインを手で張りながらヤエンを放つ(ヤエンが着水するまで張りをキープ)。
④ヤエンが海中に入ればラインを離し、リールを巻いて糸フケを取る。その後、竿先を高く保持してヤエンを送り込む。
⑤ヤエンがイカに届いたら竿を大きくあおって合わせる。
⑥うまく掛かればあわてずに寄せ、打ち寄せる波に乗せて浜へずり上げて取り込む。
ポイントガイド
●印南・切目浜…中紀の印南周辺では11月ごろから1㌔クラスがよく釣れ始め、12〜2月には2㌔オーバーが頻繁に上がるようになる。いい日に当たればひと晩中アタリが止まらないこともあるほどだ。実際、数年前の1月には1週間ほど好調が続き、1人あたり平均数十㌔もの釣果が上がった。
イカは日中でも釣れるが、夜間の方がアタリが多いうえにサイズがいい。特に、夕方や早朝が有望である。釣行日を選べるのであれば月夜回りの日を選ぶことでヒット率のさらなる向上が見込める。
(文:山根正明)
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