【冬波止のピックアップ】遠投&近投で迫るアイナメ&カレイ | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME - Part 3

【冬波止のピックアップ】遠投&近投で迫るアイナメ&カレイ

カレイ・アイナメ5

強風対策を万全にして盛期を迎える泉南のカレイ釣りを楽しみたい。

《カレイ》
誰よりもたくさん釣りたいなら
事前準備に全力を尽くそう!!

ビギナーでも手軽に釣果を得られる一方で、ベテランを苦しめることもあるのがカレイ釣り。それでも独特のアタリ、やり取り時の気持ちよい締め込み、愛らしい姿、食味のよさなど、魅力が尽きないからやめられない。とにかく、海面に丸い魚体が見えたときの感動は何度味わってもいいものである。

カレイ釣りでは〝リスク回避〟が最重要!!

今やカレイの有望釣り場、有効な仕掛けや餌、最新釣果といった情報は誰でも入手できるが、いざ竿を出すと気象条件、餌取り、根掛かり、混雑などといった想定外のトラブルに見舞われる。よりよい釣果を求めるなら、それらを上手にかわす工夫が欠かせない。

特に、冬は強風対策が必須である。準備に余念のない私は強風下の釣りが得意である。並継ぎの竿、大型リール、重い竿受けを持ち運ぶのは大変だが、いずれも強風対策として欠かせない。また、風にあおられた仕掛けがからまないように道糸はナイロン3号、オモリは固定式の33号を主力として狙っている。

軽量でコンパクトなタックルは軽くて取り回しがよいという強みがある反面、風に弱いという弱点もあることを覚えておきたい。

カレイ・アイナメ図6

おすすめ釣り場

貝塚人工島…この時期の泉南では投げ釣りが大いに盛り上がる。最も人気の高い岸和田一文字は混雑必至だが、釣り場が広くてライバルの少ない貝塚ではのびのびと竿を出せる。ハシリの時期は40㌢級の大型が出るなど、サイズが期待できる。基本的に数釣りは期待できないが、過去には30匹以上の大釣りを体験したこともある。

有望ポイントは①。ただし、年によっては意外な場所にカレイが溜まることがあるため30〜70㍍にかけての沖を広く探りたい(ヘドロ状のところは避けて砂底を狙うこと)。

なお、北寄りの風をまともに受けるポイントなので重めのタックルを用意すること。また、好時合は朝だが、朝がダメな日は夕方によくアタることもある。そのことを頭に入れてスケジュールを組みたい。

カレイ・アイナメ6

貝塚人工島のテトラ帯はとても広大。混雑することはほとんどなく、のびのびと竿を出せる。

カレイ・アイナメ図13

(文:戸田順一)

瀬戸内でのんびり釣るならココ!!

室津漁港・小学校裏(兵庫県)…足場がよく、のんびりと竿を出せる釣り場である。水深は満潮時でも5㍍と浅い。

沖に浮かぶブイの少し沖(20〜30㍍沖)に位置する緩いカケアガリを探るのがセオリーである。下げ潮が動いているときがチャンスとなる。

よく釣れるのは25〜27㌢のマコガレイ。状況がよければ2〜3匹は期待できる。カレイの他、チヌ・ハネ・アイナメ・ガシラも釣れる。小フグが多いときは手返しを早めて対処したい。

■釣行メモ…餌は、みき釣具079・272・4671)。

カレイ・アイナメ7

室津漁港・小学校裏。足場が良好だからのんびりと竿を出せる。

カレイ・アイナメ図10

(文:真鍋慶太)

《カレイ・近投派の必釣テク》

足もとの小〜中型狙いなら
キャロスタイルで♪

サビキ釣りの人が多い岸壁際(アミエビにつられてカレイが集まる)や、底が見えるほど浅い場所でもカレイは狙える。そうした至近距離のポイントは図のようなキャロライナリグ(メバルやアジ狙いのルアー釣りで多用される仕掛け)を用いたスタイルで狙うと楽しい。

カレイ・アイナメ図7
カレイ・アイナメ図8
カレイ・アイナメ9

これがキャロライナリグ。軽いオモリと細い糸を使うため小型のカレイも警戒せずに食ってくる。

おすすめ釣り場

深日港…毎年のように小型カレイの数釣りが楽しめる。駐車スペース、トイレ、売店、食堂が近くて快適。電車釣行も可能である。

特に注目したい狙い目は岬中学校の裏にある小さな水門付近。テトラで囲まれた内湖は土管を介して海と繋がっている。満潮時は内湖側の土管付近や海側のテトラ回りで数釣りが楽しめる。

  • カレイ・アイナメ10
  • カレイ・アイナメ11

深日港では手のひら級のカレイが中心。このような底が丸見えの土管の中でも食ってくる。

(文:進藤 学)