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【冬波止のピックアップ】遠投&近投で迫るアイナメ&カレイ
波止際もきっちり探ろう!! 好ポイントの選び方
アイナメ狙いでは「大型の実績が高い釣り場に目をつける」ことが第一である。そして、そうした釣り場の沖にあるシモリ(沈み根)回りや、餌が集まりやすい潮ヨレや潮目の付近を探っていく。
波止で竿を出す際は、流れの変化が発生しやすい先端やコーナー付近に釣り座を構えるのが理想的といえる。その沖の海底にシモリ(沈み根)や障害物があればなおよく、好釣果が期待できる。
なお、忘れてはならないのが波止際狙いである。足もとに沈んだ捨て石回り、波止の継ぎ目、テトラ際など、すぐ近くにもアイナメが潜むポイントはたくさんある。一見すると変化に乏しく思える港内でも十分な水深と障害物があり、潮通しがよければアイナメが居ついていると考えられる。自分なりの視点でそういった穴場を捜すのもおもしろいだろう。
おすすめ釣り場
●明石港白灯波止…定員2名の小場所ながら人気が高いため釣り座の確保は難しいが、大型の実績は周辺でピカイチだ。釣れるのはほとんどがポン級以上で40㌢オーバーも多数上がっている。波止の先端から正面へ向かって投げ、東側の海底にある航路筋を狙うのがここでのヒットパターンである。
釣期は1月〜2月上旬。満潮の潮止まり〜下げ潮(東への流れ)のタイミングが最高でアタリが連発する。反対に、上げ潮時(西への流れ)は仕掛けが根掛かりゾーンに入りやすいため期待薄となる。
●明石新浜…東へのびる大波止の外向きは潮通しがよいうえ、近辺では最も水深がある。また。シモリが点在しているためアイナメやガシラの魚影が濃い。
狙い目は50㍍付近と100㍍付近。波止のコーナー周辺に釣り座を構え、西へ流れる上げ潮時に集中して狙うとよい。釣れるアイナメは30㌢級が多いが、私はここで40㌢オーバーを4匹釣っている。
釣期は1〜2月がベスト。小潮回りの日に釣行するのがよい。この時期に吹きやすい北風は追い風となり、広範囲を探れる好条件といえる。
■釣行メモ…餌は明石釣エサセンター(0120・12・9796)。
(文:松尾幸浩)
《アイナメ・近投派の必釣テク》
チョイ投げも有効!!
ショートロッドも活用
12〜1月の大本命はやはりアイナメ。ポン級(30㌢以上)の竿先をたたく痛快なアタリ&頭を左右に振る激しいファイトはヤミツキになる。また、食べてもおいしいという点も見逃せない(腹部が白い回遊型のアイナメは特においしい)。
アイナメのつき場となるのは沖のシモリ回りだけとは限らない。たとえば、スリット状にえぐれた岸壁(足もと)も格好の狙い目となる。そうしたポイントを探るために私はショートロッド(15号3㍍クラスの投げ竿やチョイ投げ用のロッド)もロッドケースに必ず忍ばせている。
仕掛けは短く切った胴突き仕様としている。これに浮力のあるジェット天秤を組み合わせ、足もとの岸壁際や手前の障害物回りを狙う。
おすすめ釣り場
●淡路島・岩屋港…西側にある波止のコーナー部が狙い目。明石海峡に面しているとあって潮通しは抜群。本格的な投げ釣りならポン級の実績がある、沖堤方向50〜80㍍沖のシモリ帯を狙うとよい。
チョイ投げで足もとを狙えば中型が釣れる。捨てオモリ式の仕掛けや胴突き仕掛けで狙うのが有効だ。
釣期は12月下旬〜3月下旬。潮が速いため小潮回りに釣行するのがベストだ。アタリは潮止まり前後に集中する。ただ、潮時表の通りに潮が動くことはまれなので仕掛けの流れ方を常に気にかけ、潮のかわり目を推理しながら狙うことが釣果アップの秘訣となる。
(文:惣田能啓)
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