【冬波止のピックアップ】浅ダナで連発。エビ撒き釣りのスズキ狙い

《釣り方のパターン》
投点をローテーションして広範囲をカバー!!

まずは10匹程度の撒き餌を釣り場の正面に打ち、刺し餌をセットした仕掛けを投入。このとき、図のように仕掛けを流すコースをかえながら探るのがコツ。釣り始めは竿１本沖と２本沖を交互に流し、そこでアタリがなければ３本沖のコースに狙いを変更する。どのラインを回遊してくるかわからないので広範囲をチェックしよう。

また、仕掛けを流す際の注意点としては、潮に任せ過ぎないこと。ポイントをボカさないよう撒き餌を打つ範囲は釣り座正面の３㍍幅としている。このためその範囲が狙いのポイントとなる。仕掛けが流され過ぎるときは道糸を張り気味にしてウキを止める。このとき、ハリ上にセットしたガン玉がアンカーとなってポイントに刺し餌を留めることができる。多少の仕掛けの屈折はあるだろうが、餌を求めて回遊するスズキはひったくるように捕食するためアタリはしっかりとでることが多い。

浅ダナの釣りは手返しが早く、結果が出るのも早い。経験上、たいていは３投めまでにヒットするケースが多く、そこから連発することも珍しくない。ただ、活発に餌を追うスズキは突き上げるように捕食することが多く、どうしても素バリが多くなる。また、テトラ際でヒットすると根ズレやテトラの隙間に入られてバラすことも多いが、そういった難しさも楽しみの１つである。