【投げ釣り】カレイ《餌使いの考え方》 | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME - Part 2

【投げ釣り】カレイ・本番の即戦力データ《餌使いの考え方》

投点と潮、餌取りに合わせて…

カレイは満潮前後に餌を食うパターンが多いので、私は午前8時ごろと午後7時ぐらいに満潮になるような潮時を選んで釣行します。そして朝まづめの好時合には主力のマムシをたっぷりとつけて大型カレイやスズキ・大ギスなどを狙い、引きにかわって潮が速くなる9時過ぎからは近投に徹してアオイソメの房掛けで捨て石回りを探ります。

そして、干潮の潮止まりとなる午後1時ごろには遠投に切りかえて塩コガネで沖めを狙い、夕まづめの好時合には残しておいたマムシで大物に期待するのがいつものパターン。要は大物が釣れる確率の高い時間帯に主力餌を使うのが効率的だということです。

餌使いが成功すれば大満足

餌の使いわけが特にうまくいった釣行としては、平成24年の協会魚拓大会に提出するイシガレイの大物を求めて11月中旬に林崎漁港の旧灯台跡に入ったときのものが印象的です。

その日は朝から干潮の潮止まりまではアオイソメの房掛けによる近投で探ったものの餌取りのアタリのみ。込み潮が西へ動きだした9時過ぎから遠投で沖の深場狙いに変更。1本バリに自作の塩コガネでぶっ飛ばすとすぐに大きなアタリで45㌢もあるイシガレイがヒット。これが魚拓大会の優勝魚となりました。その後は満潮の潮止まりから大ギス狙いでマムシをキャスト。これにはキビレがヒットしました。

カレイ本番13

複数の餌を持っていくことで戦略が増え、釣りがさらに楽しくなります。

また、ある年の11月に明石一文字に釣行したときは暗い間のスズキに期待してマムシをキャストし、西への込み潮でゆっくりと流していくとすぐに55㌢のスズキがヒット。夜明けからは猛烈な餌取りにユムシの1匹掛けで対応し、船付き前の反転流に近投していると38㌢、36㌢のマコが連続ヒット‼

このように状況に応じた攻め方、餌使いの作戦を考えて釣り、思い通りに大物がヒットすれば気分は最高。今回はホームグランドの神明間を例に話を進めましたが、どこへ行っても基本的な考え方は同じです。各地の主力餌をベースにいろいろと工夫することで投げ釣りがよりいっそうおもしろくなりますよ。