チョイ投げカレイ|専用竿不要のビギナー対応入門ガイド | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME

チョイ投げカレイ|専用竿不要のビギナー対応入門ガイド

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ハイシーズンのカレイは、簡単な仕掛けを20〜30㍍も投げられるタックルと実力?があれば十分に遊び相手になってくれます。晩秋〜初冬には各地の波止に寄っているはずですから、チョイっと投げて狙ってみましょう!!

【お手軽カレイ釣り要点①】タックルと餌について

カレイ釣りは凝りだせばキリがありません。しかし、波止釣りのワンジャンルと考えて楽しむぶんにはサビキ釣り並みにお手軽です。

もちろん、アジのように数釣れる魚ではないですが、チョイ投げのファミリーが本格派の投げ釣り師と同等以上の釣果を上げるチャンスもあるのが晩秋〜初冬のシーズンです。いつもの釣行のついでに試してみるのもいいですよ。

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チョイ投げでも数が狙えるシーズンです。

仕掛けは図の通り。難しいところは特にありません。これを手持ちのタックルで20〜30㍍も投げられればカレイ釣りは成立します。投げ竿があるならもっと遠投してもいいですが、沖を釣るほどオマツリなどのトラブルが起きがちなのでご注意下さい。

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餌はマムシとアオイソメをメインに竿1本につき1日に1,000円分ほど必要ですが、他の釣りのついでに楽しむならもっと少なくてもいいでしょう。カレイの時合(主に、潮が止まる干潮と満潮の前後と、潮位が半分ぐらい満ちてきたころ)だけを狙う2〜3時間程度の短期決戦もアリです。

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2本バリ仕掛けであれば一方にマムシ、もう一方にアオイソメという具合に異なる餌をつけるのも有効です。

ちなみに、仕掛け図でハリのサイズを9〜12号と小さめのものにしているのは、カレイ以外にキス・ベラ・カワハギ・ハゼなどのおいしいオマケがよく釣れるからです。丸ボ○ズが嫌な人ほどハリは小さくして下さい。ただし、カレイの大物はハリが小さいとスポッと抜け落ちる恐れがあるので状況をよく考えてセレクトしましょう。

【お手軽カレイ釣り要点②】ポイント考察

外海向きが実績ポイントなら港内にもカレイが入っているものです。それも3〜10㍍先にある捨て石の際や、漁船の通り道の深み、荷上げ場の岸壁(餌となる小動物が多い。作業中の釣りはNG)などのわかりやすいポイントが多いものです。手軽な釣りには最適です。

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また、ベランダ状のように外海向きでも釣りやすいところがあれば狙ってみるといいでしょう(潮が速いときに軽いオモリだと周囲の方の仕掛けとのオマツリが多発します。潮が速い状況では軽いオモリを用いるチョイ投げ派は遠慮しましょう)。

最も理想的なのは外向きにテトラがない波止の先端近くに入るパターンです。潮によって内外を釣りわけることができますし、カレイは内向きでじっくり狙い、外向きで別の竿釣りを楽しむのもわるくありません。

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波止の内向きと外向きを狙える釣り座セッティングが理想的です。ただし、混雑時に場所を独占するような釣り方は厳禁です。

なお、どこを狙う場合も餌取りが多いときは10分に1回以上、反応がないときでも20分に1回は巻き上げて餌の状態を点検することをお忘れなく。餌がついていないと何も釣れませんし、アタリがなくても何かが釣れていることもあるからです。それで、何か釣れるときはカレイ狙いの竿で集中してがんばる方が楽しいでしょう。

【お手軽カレイ釣り要点③】アタリ〜やり取りについて

三脚に鈴をつけておけばカレイが食うとたいてい音がしますし、竿先がクククッと締め込まれるものです。しかし、あわてて合わせる必要はありません。カレイは食い逃げする魚ではないためじっくり食わせて確実に掛けることを意識しましょう。20〜30秒待ってからジワ〜ッと糸を張り、何らかの反応があってから合わせて巻き上げます。

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カレイ釣りではゆっくりと待ってから合わせればOKです。

それで何も釣れていない場合、餌が取られていればフグ・ベラ・カワハギの仕ワザです。餌がほとんど残っているなら食いのわるいキスであることが多いもの。そんなアタリが多いときはハリを小さくし、マムシより細いアオイソメやイシゴカイを使ってみましょう。キスが連発するかもしれません。

なお、傷のない3号程度のハリスなら30〜40㌢級のカレイを抜き上げても切れるものではありませんが、サイズが大きいほど上げるときにポロッと落ちるスッポ抜けが起こりがちです。玉網があるときは、リールで軽く巻き上げられないサイズはすくうのが賢明です。30㌢を越えるカレイを上げたときの満足感はかなりのものですが、それだけに落としたときの悔しさは相当なものですから慎重に取り込みましょう。

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以上、カレイ釣りにおける細かいノウハウは他にもいろいろありますが、とりあえずこれだけ知っていれば十分狙えるのがカレイ釣りのいいところです。およそ投げサビキができるレベルなら簡単にエントリーできる釣りなのです。

1日に5匹も上がれば大釣りというぐらい数が出ない魚ではありますが、晩秋〜初冬は他魚もいろいろアタりますし、1匹釣ったときの充実感は最高です。ぜひとも、各地の波止回りでカレイを狙ってみて下さい。

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