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仕事も釣りも足もとの安全がまずは大事でっせ♪|やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.29


ロッドやリールと比べるとサブ的な釣り具という感のあるフットウエアですが、安全面や快適性を考えると自身の釣りの事情に応じてきちんとセレクトして手にすべきやと思います。オッサンの考え方を参考にしていただき、より安全、より快適な釣りをサポートしてくれるアイテムを選んでおくんなはれや♪
(カメラ/文 中本嗣通)
春からの新感染症禍の中、オープンスペースで遊ぶ『釣り』を楽しむ人が増加しているといいます。確かに、関西圏でも近郊の波止やサーフといった釣り場では釣り人の姿が増えている感じがしますし、休日の大型釣り具店における混雑具合も著しいモノがありまんな。
どんな理由であれ頭打ちが心配された釣りという遊びが活況となり、ファンが増加することはホンマにうれしいことです。その多くは波止釣りやSWルアーから入門しているようですが、このブームが投げ釣り人口の裾野を広げることに繋がればもっとうれしいと思うオッサンでっせ♡
さて、思わぬ展開で賑わいを見せる釣り具店ですが、その花形といえばロッドやリール、クーラーボックスといった製品でんな。その次がラインや釣りバリ、オモリにスイベルといった各種の小物や専門のアイテム類。そして、レインウエアや防寒服といったウエア類といったところが続くという感じでっかな?
そんな多種多様な製品が釣り具店で陳列、販売されていますが、釣行には欠かせない割にスポットライトがあまり当たらない地味なアイテムの1つに〝フットウエア〟と呼ばれるフィッシング用の履物があります。
フィッシングブーツ・シューズの変遷
フィッシング用の履物といわれてまず思い浮かべるのが「ブーツ」。僕らが投げ釣りの門を叩いた昭和の時代も主に「ブーツ」が釣行で大活躍してくれました。…とはいっても、その正体はいわゆる真っ黒な〝ゴム長靴〟というヤツですわ。その飾りのない実質剛健な素材の水を弾く性能(防水性能)は申しぶんおまへんでしたが、気密性の高さによって暑い時期は思いっきり蒸れやすく、冬は厚手の靴下を履いても指先が痛いほど冷えることから、とても快適とはいえない代物でおましたで。
釣りにおけるシューズにはやはり快適性を求めたいでんな。 しかし、80年代へ入ると優れた防水性能に防寒性能も併せ持つフィッシングブーツが各釣り具メーカーから発売されます。ウエットスーツなどに採用されていた発泡ゴム(ネオプレーン)を素材としたこのフィッシングブーツを僕も愛用するようになります。
…ところが、完全防水の高い気密性がやはりアダとなって蒸れやすいうえ、内部を洗浄すると乾きがやたらと遅いことがネックとなり、暑い時期には通気性がよいうえに汚れても洗いやすいスニーカー系のシューズをどうしても選択していました。
釣りにおける足もとの装備はとても大事です。安全面を特に重視しつつ、快適性の高いアイテムを選ぶことで集中力も高まってよりよい釣りが期待できまっせ♪ そして21世紀の現在はといえば、釣り場のTPOに合わせて快適に釣りができるようにフィールド別に専用設計されたうえ、時代に合わせてデザイン面が著しく進化したフィッシング用の履物が数多くラインナップされるようになりました。
現在もかわらず釣り用履物の代表といえば、まずは防水性に優れていて雨天の釣行に欠かせない『フィッシングブーツ』でっしゃろな。投げ釣りにおいては、波打ち際に立つぶん濡れやすい砂浜や砂利浜、ゴロ石浜といったサーフ系の釣り場をはじめ、波しぶきが襲う地磯や沖磯などの釣行では欠かすことのできない定番アイテムですわ。
防水性が求められる状況ではブーツが不可欠です。 もちろん、従来とかわることなく防寒性も優れています。近年では防寒性能をさらに特化させた厳寒用の『ウォームブーツ』や、丈が短いことで動きやすい『ショートブーツ』といったバリエーションもラインナップされてまっせ。
磯シューズなら問題クリア
その反面、ブーツにおける致命的な欠点ともいえる「蒸れ」と、足首~フクラハギが固定されることで感じる「動きづらさ」については残念ながらさほどの進歩を見ることができてまへんが、そうした欠点を補う履物として登場したのが『磯シューズ』です。
足もとを波がさらったり、降雨でない状況であればシューズタイプが快適です。 その名が示す通りに磯や岩場といった険しい足場の釣り場はもちろん、テトラ帯、波止やサーフまでといった幅広いフィールドで活躍してくれる磯シューズは、ブーツと比べて動きやすいのが何よりのメリットです。防水・透湿素材が採用された製品ならば水濡れにも強いうえ、蒸れにくいことから暑い時期でも快適に履き続けられます。また、一般的なシューズよりも防寒性にも優れているのでオールシーズンにわたって活躍してくれてまっせ。
フィッシングブーツ・シューズのソール選択も重要でっせ!!
これらのフィッシング用のブーツやシューズの中には強力なマジックテープでソール部分を簡単に貼りかえられる製品もあり、「スパイク」「ラジアル」「フェルト系」といった種類を釣り場の条件に合わせて選択することも可能です。
また、マジックテープの接着性能の弱まりによってソールが剥がれることで起こる転倒事故を防止するために、近年では靴本体とソール部分を結束バンドでロックするシステムを搭載した製品もダイワなどから発表されています。
ブーツとソールを結束バンドでロックするモデルも近年は見られます。ちなみに、これはフェルトスパイクソールです。 この他、靴ヒモのかわりにダイヤルを回すことでワイヤーを締めつけ、シューズを瞬時に足へフィットさせる機能なども登場しているなど、ホンマに使い勝手が向上していますわ。
でっ、僕は滑りやすくて凹凸のある磯や岩場、テトラといった足場のわるい釣り場では「スパイク」か「フェルトスパイク」、サーフや堤防といった足場のよい釣り場では「ラジアル」という具合にブーツ、シューズともに割とオーソドックスな選択をしています。ただし、フェルト系のソールは洗浄すると完全に乾燥するまで時間がかかるうえ、染み込んだ悪臭が抜けにくいというメンテナンス上のデメリットがあるので個人的には余り好みではおまへんが…。
磯での釣りではスパイク系のソールがついたシューズをメインに使っています。 フェルト系のソールはメンテナンスが少し大変なのがネックです。 堤防でのスパイクソールは要注意
なお、堤防などでは「スパイクの金属ピンがコンクリートに接地する際に発する高い音が海中に響いて魚に警戒心を持たせる…」という理由から呉越同舟で竿を振る他ジャンルの釣り人(主にチヌやメバルを電気ウキで狙うスタイルでっかな…)にケッコウ嫌がられるケースもあるので要注意でっせ。
波止釣りではスパイクソールの音をよしとしない釣り人もいるので注意が必要です。 そこで、堤防などで釣る場合には滑りにくいパターンがゴム底に刻まれた「ラジアルシューズ」を好んで履いています。ただし、積まれたテトラを上り下りして取り込むような滑り防止を求められる条件の堤防ではやはりスパイクタイプが安心です。その場合はピン数が少なく、なおかつ軽量でライトなSWルアー用としてラインナップされている「スパイクシューズ」を選択しています。
SWルアー用にはピン数の少ないスパイクシューズがラインナップされています。お洒落なデザインも特徴的ですわ。 両タイプとも姿形は街履きでもOKな洒落たスニーカースタイルで、足首までのローカットと足首を覆うハイカットの2タイプがおます。個人的には動きやすいうえ、暑い時期に涼しく感じるローカットがお気に入りでんねんわ♪
夏場のサーフならサンダルもアリでっせ!!
そして、真夏に足場のよい真砂のサーフなどから釣る場合は涼しくて水濡れOKな『フィッシング用サンダル』の着用もアリです。…というか、逆に灼熱地獄のような夏場のサーフで行なう日中のキス釣りなどは、このサンダルなんぞがベストな選択かもしれまへんな(笑)。もっとも、転落事故が起きる可能性があるサーフ以外の釣り場で竿を出すケースには間違っても滑りやすくて脱げやすいサンダル履きでの釣行はあきまへんで。
真夏のサーフではフィッシングサンダルが快適です。 てなことで、ロッドやリールといったメインの投げタックルも重要ですが、もしもの転落事故から自身を守ってくれる「ライフジャケット」や、滑りによる事故を未然に防ぐ「フットウエア」といったアイテムも同じくらいに大事というわけです。どんなに足場のよい釣り場で竿を出すにしても、転落事故に備えてライフジャケットと足もとの条件に合致した履物を必ず着用しておくんなはれや♡
【中本嗣通プロフィール】
1959年に北河内で産湯につかり、中学1年生から投げ釣りオンリーで釣歴を重ねる。『関西のつり』誌の愛読歴は43年、執筆歴は28年を数え、まさに関つりと共に人生を歩む。「口上は一流、釣技は二流、釣果は三流」が座右の銘でんねんわ 投釣倶楽部大阪会長。
■ブログ…https://ameblo.jp/yameraremahen/関連記事
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