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良型アジ狙いのサビキ釣りで釣果がダウンしがちな6つの要因とは?
良型のアジは投げウキサビキでも狙えますが、さらなる好釣果を求めるならきちんとした釣り方をマスターしたいものです。ここでは釣果がダウンする要因をピックアップ。ぜひ参考にしてよりよい釣り方で釣果アップを目指して下さい
(カメラ/文 中山剛志)
良型アジ狙いのサビキ釣りで釣果がダウンしがちな要因とは?
投げウキサビキでの釣りを想定した場合、以下の点については釣果ダウンの懸念があるため避けるのが賢明です。
①ファミリーや初心者と釣行する
②深場、先端部を釣り座にする
③撒き餌カゴや天秤を釣行日に買う
④波止釣り用のサビキ仕掛けや竿を使用する
⑤自分の都合で釣行する
⑥取り込みに躊躇する
では、それぞれについて釣果ダウンの可能性がなぜあるのかとともに、対応策を紹介しましょう。
【良型アジ狙いで釣果が落ちる要因①】ファミリーや初心者と釣行する
良型のアジを狙うには少し沖にあるカケアガリを狙うなど、中級レベル以上の技術が必要です。グループの釣りでは、メンバーの平均経験値より下のレベルに合わせてターゲットや釣り方を選ぶ配慮が求められます。そこに初心者が入ると平均経験値が中級レベルに満たないことになります。無理をして良型のアジを狙ってもトラブルばかりで釣りにはなりません。
有効な対策は?
単独での釣行が望ましいです。良型アジは回遊性が強く、釣り場に現われるかどうかは気まぐれです。先月に釣れていた場所でも釣行当日はまったく回遊がないことも珍しくありません。
反応がなければ回遊のある場所を捜す必要があるわけですが、求められる機動性を重視するなら1人で釣行するのが得策だといえます。
ただし、例外もあります。中級以上の技術レベルを持つメンバーが揃うならグループ釣行は有利に働きます。撒き餌の相乗効果が得られることからアジの回遊を呼び込みやすくなります。また、他魚がヒットする可能性もグンと上がります。
【良型アジ狙いで釣果が落ちる要因②】深場、先端部を釣り座にする
一般的には「大きなアジ=深場」という思い込みがあるのか、護岸や波止では先端部分に入りがちです。しかし、水深があるだけで底に変化がなかったり、潮当たりがよ過ぎる先端部は、餌となる小動物が群れていないためアジの回遊が期待できません。
有効な対策は?
アジが回遊するのは海底の変化や潮ヨレです。海底の変化は釣り場に通わないとわかりませんが、潮ヨレに関しては海岸線の形状を目安にするとある程度イメージできます。
目をつけるべきは潮の動きがよい凸部分です。その内側(凹部分)は潮ヨレが生じやすく、釣り座を構える場所として最適です。また、内側部分はカケアガリが緩やかで釣りやすいうえ、潮目とカケアガリが交差するベストポイントも狙いやすいという利点があります。
漁港などの波止においても先端ではなく、少し岸側に寄った部分によい潮ヨレがあるものです。
【良型アジ狙いで釣果が落ちる要因③】撒き餌カゴや天秤を釣行日に買う
良型アジ狙いの投げウキサビキはカゴ釣りに近い釣り方とあり、webの釣り情報や釣り具店で魅力的なカゴや天秤を見るとつい試したくなるものです。しかし、どんな道具も使い込んで慣れる必要があります。たとえば、水深がある場所ではフタ付きのカゴを使いたくなりますが、手返しが落ちたり、使い方を誤って撒き餌が早々に流れ出るなどといった不具合が生じることがあります。そのように不慣れな仕掛けで思うように釣れないと、貴重な回遊タイムを釣りきることはできません。
有効な対策は?
オモリカゴを底にセットする一般的なサビキ仕掛けでも十分です。フタのないサビキカゴでも水圧がかかるからか、2ヒロぐらいなら撒き餌は届きます。
そして、おすすめなのがサビキ仕掛けを半分にカットする方法です。それによって竿の振り幅が大きくなり、飛距離がのびるぶん広範囲を探れるようになります。また、カットしたサビキ仕掛けは、吹き流し仕掛けにも応用可能です。
「慣れた仕掛けで手さばきをよくする」ということが回遊性の強い良型アジ狙いでは大切です。打ち返しのリズムが整えば不思議とアタリがでるため、上記の方法を実践してみて下さい。
【良型アジ狙いで釣果が落ちる要因④】波止釣り用のサビキ仕掛けや竿を使用する
波止釣り用のサビキ仕掛けは、豆アジに対応した幹糸1号程度のものが多く見られます。それに8~10号程度の重さがあるサビキカゴをつけて竿を振り切ると、切れてしまうので注意が必要です。
また、竿の選択も一考すべきです。波止釣り用は胴調子のやわらかい竿が多く、重さに負けて狙いのポイントへ仕掛けが届かないという不具合が生じやすくなるからです。また、巻き取り時には水圧を受けるカゴの影響で仕掛けが底に近い状態のまま近寄ることになり、カケアガリや底の障害物に引っ掛かりやすくなることが考えられます。
有効な対策は?
サビキ仕掛けは幹糸1.5号以上のものを購入しましょう。パワーのある投げ竿を使用する場合は2号以上を用いるのが無難です。サビキはハゲ皮、スキン、ケイムラ、ウィリーのタイプ別に複数用意しておくと安心です。
竿は3.6~4㍍の長さがある20号程度の投げ竿が最適です。
【良型アジ狙いで釣果が落ちる要因⑤】自分の都合で釣行する
良型のアジは回遊するスピードが速く、長時間釣れ続くことはありません。もっとも、潮が変化する時間帯や夕方以降に回遊することが多いとはいっても不安定で読み切れません。自身で回遊のタイミングをイメージして釣行してもターゲットには出合える確率は高まりにくいのです。
有効な対策は?
気まぐれなアジに出合うには地道な現地調査が必要です。早めに現地へ着き、周辺の観察時間を多く取りましょう。特に、地元の釣り人の多少は大きな目安になるので要チェックです。
回遊を求めて移動する途中も投げウキサビキ仕掛けの大きなウキが海面に浮かんでいないか注意しましょう。ただし、他府県ナンバーの車や親子連れは実績の有無に関係なく竿を出しているので対象外です。
納竿後も気になる釣り場をいくつかチェックしてから帰宅すると次に繋がります。地元の釣り人が時合待ちをしている姿を見かけたポイントは次回の釣行で狙ってみましょう。
【良型アジ狙いで釣果が落ちる要因⑥】取り込みに躊躇する
良型のアジ狙いでは回遊しているアジを効率よく釣ることが求められます。そのため取り込み時にモタモタすることは避けるべきです。その間にアジが通り過ぎることもあるからです。1匹のバラシを気にして手返しが遅れると、2匹め、3匹めを狙えずに釣果がのびないこともあるので注意しましょう。
有効な対策は?
取り込みは一気に引き抜くこと。1匹のバラシを気にしてモタモタするより、手早く次を投入することを考えましょう。
クーラーに入れるのも後回しです。魚は足もとに落としておき、1度の回遊で2匹め、3匹めの追加を狙うのが釣果をのばす最大のコツとなります。
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