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サビキ釣りで大物を釣りたい!! 手軽にできる工夫を紹介

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小アジなどの数釣りを追求するのもいいですが、小物がよく釣れるときには中型以上のアジ・サバやツバス(〜ハマチ)、その他の魚たちのヒットも期待できます。手軽なサビキ釣りのスタイルのまま賑やかな釣果を望むパターンを紹介しましょう

サビキ釣りのおもしろさの1つは数釣ることにあります。たとえば、やっと回遊してきたアジの群れがあっさりと通り過ぎてしまったとき、回りでは数匹ずつしか釣れていないのに自分だけ20匹も上げることができれば気分は上々でしょう。

そういう意味で手返し(仕掛けの投入、回収)をスムースにするための工夫をこらすのも楽しいものです。ただし、1日中よく釣れるような日にがんばり過ぎるも考えものです。遊びの釣りが仕事みたいになってきますし、小さなアジやサバばかり数百匹も持ち帰ったとしても後が大変でしょう。そんなときには少し目先をかえた楽しみ方に挑戦することをおすすめします。

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これほどの釣果が期待できる状況なら仕掛けに工夫を凝らして大物狙いにもチャレンジしてみましょう。

ここでまったく別の釣り方をする手もありますが、手軽なのはサビキ釣りのバリエーションといえる各種パターンです。

どれも単純に数釣りを追求するのには手返しの面で不利ですが、そのかわり釣れる魚種やサイズでうれしいアクシデントが期待できます。

【サビキ釣りの工夫①】天秤カゴを使用したオマケバリ釣法

サビキカゴには図のように天秤棒(主にハリスのカラミを防ぐためのもの)がついたものがあります。この場合、吸い込みバケツのような便利な小物が使えなくなりますが、かわりに天秤の先に余分なハリス(オマケバリ)をつけることができます。

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このようにカゴの下につけたオマケバリが効果を発揮します。

このオマケバリにアオイソメや沖アミなどの適当な餌をつけておけば、撒き餌のアミエビに寄ってはくるもののサビキの擬似バリには食いつく気はない…、といった魚のヒットが期待できるようになります。

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オマケバリには沖アミやサシアミ、アオイソメなどの虫餌をつけましょう。

また、オマケバリにくるアジやサバは上のサビキに掛かるものより型がよいケースも多いものです。

【サビキ釣りの工夫②】太サビキ釣法

足もとで小型のアジ・サバがよく釣れる場合、沖めを狙うのは効率がわるいものです。ただし、そんな状況でも仕掛けを投げて沖の深みをときどき狙ってみることをおすすめします。沖には25㌢前後の中〜大アジや30㌢級の良型サバ、そしてツバス(ハマチに出世する前のサイズ)が寄っていることがあるからです。

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ハマチもターゲットになります。

最初は小アジ用の仕掛けで投げてみます。それで強い引きでハリスを切られたらチャンスと考え、すぐにしっかりとしたサビキ仕掛け(ハリス2〜4号、ハリ10号前後のもの)に切りかえましょう。

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沖めを狙うときは太いハリスを備えたサビキ仕掛けが安心です。

また、食いのよいときは大きめのハリでも小アジは十分釣れます。最初から太サビキとし、数より型をメインに狙うのも楽しいものです。

この場合、狙い目は沖めの深いところが基本となります。それに加えて潮の流れに変化が生まれやすいエリアの方がヒットの期待度がアップします。つまり潮が速くて釣りづらい状況であることに目をつぶれば、港内よりも波止の外向き、それも先端回りやカーブ付近(埋立地の角も同様)など、いわゆる本格派向きのポイントほど釣果が期待できるというわけです。

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【サビキ釣りの工夫③】仕掛けのチューニング(改良)

サビキのカゴは仕掛けの下端にある方が何かと扱いやすいものです。ただし、カゴから出たアミエビと擬似バリの位置が重なること(魚が釣れやすい状態)が多いのは仕掛けより上にカゴがあるパターンです。

竿下を釣るときは仕掛けを上下させて下カゴの不利をカバーできますし、沖を釣る場合でも小型魚の大きな群れを狙う際にはあまり気にしなくてもいいでしょう。

ただし、太サビキで何か型のいいヤツを…、というのなら仕掛けの下端は適度なオモリ(もしくはオマケバリをつけた天秤オモリ)だけとし、オモリのついていないタイプのカゴを上端にセットしてみることです。

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