確率を高めるには? マゴチを投げ釣りで狙う方法を解説

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水温の上昇にともなって餌となる小魚の回遊が活発になると、フィッシュイーターのマゴチが投げ釣りで狙えるようになります。自由に釣りへ行けるようになるタイミングに備え、強烈なアタリと引き味、そして食味のよさが魅力的なマゴチの釣り方のノウハウを習得しましょう!!

マゴチ釣りの魅力といえば何といっても強烈なアタリでしょう。大型になると、ドラグを締めていると竿尻が大きく跳ね上がりますし、ドラグフリーではジャジャ〜〜ッと数㍍もラインが引き出されます。とりわけ快感を与えてくれるのがドラグフリーで狙ったときに響くドラグ音です。その感覚はたまらないものがあります。

また、ハリ掛かりしたあとの首を振りながら抵抗する締め込みや、足もとへきてからの最後の突っ込みなど、引き味も魅力の1つです。

さらに、食味がよい点もうれしいところです。上品な白身とあって刺し身、鍋の具材、煮つけ、カラ揚げなど、どんな料理でもおいしくいただけます。これも楽しみの1つといえます。

そんな魅力あふれるマゴチ狙いの盛期の突入するのが初夏です。そこで、ここではそのアプローチパターンの基本を紹介いたしましょう。

投げ釣りで狙うマゴチのシーズン

マゴチは水温が最も下がる2~3月を除けばほぼ1年中釣れます。しかし、狙って釣るということであれば乗っ込み期と落ち前、つまり夏から秋がベストです。和歌山県下では5月下旬から、但馬や丹後では6月中旬から釣れ始めて秋まで続くというのが例年のパターンとなります。ただし、8月後半になると産卵のため一時的に食いがわるくなります。

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初夏以降は狙って釣れるターゲットです。

秋はサイズこそ落ちるものの数が期待できます。特に、日本海方面ではイワシや小アジを追って波止の近くまで寄ってくるとあって期待感が大きくなります。また、ヒラメの期待感も増すというのも秋の魅力といえます。

投げ釣りで狙うマゴチのタックル

竿は腰の強いしっかりとしたものが理想的です。持ち運びに便利な振り出しタイプで、オモリ負荷27~33号クラスがよいでしょう。

リールはドラグつきの投げ専用がおすすめです。カケアガリが厳しいところを攻めることもあるのでパワーのあるものを選択しましょう。

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道糸はのびのあるナイロンラインが適しています。5号が基本となりますが、根掛かりが少ないロケーションで遠投が有利なところでは3号の使用が有効です。

オモリは、ドラグフリー釣法が主体となるため遊動天秤とし、30号を基本に使用するとよいでしょう。潮流が緩い状況で近投にて狙う場合は20~25号に落としても構いません。

そして、口の回りがかたいマゴチを相手にする場合は先の鋭いハリの使用が求められます。砂利混じりの砂浜などで餌をアピールするために有効であるサソイを多用すると、どうしてもハリ先が劣化しやすくなります。基本的には劣化(ハリ先をツメに当てると滑るというのが目安)すればハリ先を研ぐか仕掛けを交換することになりますが、その回数を減らすことができる強度を持ったハリが理想です。

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塩イワシが餌であるならこのような3本のハリを用いた仕掛けが有効です。

形状的には太軸の丸セイゴタイプが適しています。餌が塩イワシの場合は2~3本バリの直列式、生きアジのときは段差式の2本バリ仕掛けが有効です。

投げ釣りで狙うマゴチの餌

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餌は塩イワシが適しています。

餌はフルキャストしても身切れしない塩イワシが最適です。その作り方は以下の通りです。

塩イワシの作り方

①春先に出回る体長10~12㌢の新鮮なマイワシ(目がいきいきとしているうえ、ウロコがはがれていないもの)をスーパーや鮮魚店で入手します(手ごろなサイズのイワシがない場合は、釣り餌店で販売されている冷凍マイワシを購入するのが手っ取り早いです)。

②タッパーの中にキッチンペーパーを敷き、イワシの腹が上を向くように頭と尻尾を交互にして並べます。隙間なく一段めを並べ終えたらイワシが見えないぐらいになるまで塩を振りかけ、キッチンペーパーを乗せます。あとは同じ作業を繰り返し、タッパーの上段まできたら蓋をして冷蔵庫に1日入れます(冷凍庫には入れないこと)。

③1日後、イワシから出た水分を切り、タッパーからイワシを取り出します。そして、再び②と同じ工程を行なってさらに水分を抜きます。このときの塩加減はまぶす程度で構いません。

④できあがった塩イワシをすぐ使う場合(1~2日後)は冷蔵庫で保管します。長期保存する場合は冷凍庫に入れましょう。これで半年は十分に持ちます。

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冷凍イワシを餌とするときは解凍されていない状態で使用しましょう。

なお、釣り具店で購入できる冷凍のもので塩イワシを作るときはいったん解凍してから行なうこと。塩イワシにするのが手間で冷凍イワシを餌とするときは、解凍すると身がやわらかくなって身切れしやすくなるのでクーラーから1匹ずつ取り出して使いましょう。

投げ釣りで狙うマゴチのポイント

ポイントはカレイ狙いと同様で潮通しのよいところが基本となります。また、波止なら先端回りやカーブ付近などの餌となるベイトフィッシュが寄ると考えられるところが狙い目となります。

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波止やゴロタのサーフなど、潮通しのよいところが狙い目となります。

そして、遠投だけではなくて近投も試してみることです。10㍍ほどの近投で大型がヒットすることもあるので足もとにも仕掛けを入れておきましょう。

投げ釣りで狙うマゴチの釣り方

3~4本の置き竿で狙うのが効率的です。カレイ釣りの要領で5~10分程度の間隔でサソイをかけてアタリを待つといったスタイルがマゴチ釣りでは有効です。

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塩イワシにはこのようにハリを刺します。1番上のハリをエラのかたいところに刺すことで抜け落ちる不具合が防げます。
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イワシが小さいときは2本バリが適しています。

マゴチやヒラメは砂に潜って目だけを出し、餌となる獲物が目の前を通った瞬間に飛びついて捕食します。そのため、ハリを刺した塩イワシをいかにアピールするかが重要になります。つまり、頻繁にサソイをかけることがキモとなるわけです。また、上から落ちてくるものに対して興味を示すことから、打ち返しを多くすることも有効です。

そして、カケアガリや根回りなど海底に変化があるところに仕掛けを置くのことも大切です。そういうところにはベイトフィッシュが集まりやすいからです。

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釣り方の基本は、できるだけ遠投して広範囲を探るというものです。また、投げる方向を少しずつずらし、マゴチの寄り場を早く見つけることも重要です。これもカレイ釣りと同じです。

この他、餌がついてなければ釣れないため、餌取りの状況を知ることも大切です。慣れてくれば竿先で聞いたときの重さでイワシが残っているかどうかわかるようになります。

なお、使用するイワシの量は1時間に3匹使うとして竿数×3×釣る時間が目安となります。

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