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夜釣り師的ヘッドライト選択&泉南の最新メバル事情を紹介|せんなん〜わかやまライブショット第2章Vol.25
夜釣り師ならではのこだわりに叶うヘッドライトとは? 理想的なアイテムを入手したことから、さっそく使ってみようと向かったのは近郊の好スポット、泉南・マーブルビーチ。メバルをはじめ、意外な釣果も得られたうえにライトの具合もグットとあって満足度は上々です!!
(カメラ/文 葛城修平)
夜釣り師にとって命といえるライトを新調
「字が小さくて見えない!!」とかいうCMをやっているけど、歳を取るとホントに視力が衰えます。サルカンの穴がどっちに向いてるのか? ガン玉の割れ目はどこなのか? 糸が挟まっているやらいないやら? など、とりわけ夜釣りなんて困ることが多々あります。老眼鏡はライジャケのポケットにいちおう入っていますが、かけるのが面倒なので手探りでモタモタとやってます。
そんな作業の際の手際アップに少しでも役立つのがヘッドライトです。明るければ明るいほど見えやすいことから、よりよいものを常に捜しています。
前回の釣行では、いざヘッドライトを装着するという時間帯に点灯せずに焦りました。予備のライトはもちろん常備していますが、メンテを毎回しているわけではありません。そのため、釣り場から車まで戻る道中に電池がなくならないかと気になって釣りに集中できませんでした。
振り返れば2年以上ハードに使ってきましたし、ゴムバンドが緩くなったこともあり、そろそろ買いかえるべきだと思って新調することにしました。
その際の選択基準となったのは以下の通りです。
■軽い…脱着後につけているような感覚が残るのはゴムバンドの締めつけが原因です。締めつけなくてもよいほど軽量であるのが理想です。
■防水…海辺で使うので当然のことながら防水性は必須です。
■明るい…明るいことはもちろん重要だけど、オーバースペックは不要です。通常であれば150ルーメンもあれば十分です。
■照射角…あまり気にされることのない要素だけど、とても重要です。広範囲を照らすものは餌づけのたびに海へ光が入ることが懸念されます(いうまでもないけれど、海を照らすと魚が隠れます)。
■その他…回りで花火をされると魚が釣れないことからもわかるように、点滅する光は魚に対して一番ダメです。光度調整のためスイッチを何度も押すのと同様の作用があるので、1回のスイッチでオン、オフきるのがいいです。
ちなみに、赤い光は魚に見えないということから魚を玉網ですくうときに使ってみたけれど、私の目にも見えませんでした(あってもいいけど使えない機能?)。
以上の条件をふまえて選んだのはレッドレンサー社のH6という製品です。電池ケースの防水性がやや心許ないけれどスイッチを1度押すだけでオンとオフの切り替えが可能、明るさ(最大200ルーメン)はバーで無段階に調整可能(こういうのがほしかった!!)という具合に希望が叶っています。照射角度については使ってみないとわからないけれど、照射距離を見るとスポットライト系だと思われます。
NEWライトの試用も兼ねてマーブルビーチへ
購入したライトをさっそく使ってみようと目をつけたのは近郊のマーブルビーチです。まずは岡田浦漁港から数えて1つめの突堤でスタートします。本来、ルンルン釣法では餌を底にコンタクトさせやすい浜から狙うのがセオリーですが、沖の深場から釣れだすことが多いシーズン初期とあって突堤に目をつけたわけです。
「さてと、日暮れまで暇だし、水深などの情報収集のためにも仕掛けを流してみますか」
持参した餌はアオイソメとキビナゴです。キビナゴは思わぬ釣果が上がるとあって最近の定番となっています。
夜釣り用に用意した仕掛けにキビナゴの餌をつけて投入。アコウとかヒラメに期待してウキ下は2ヒロ半としています。これで底あるいは底から飛びつける範囲に餌が流れるはずです。
得体のしれないアタリが連発!! いったい何!?
もちろん、すぐにアタリがあるなんてドラマは起きません。それでも餌をつけかえながら投げ返していると、何となくウキが沈んだような反応がでました。すかさず糸を張って竿先で聞くと、ゴッ…、ゴッ…という魚信があります。「うりゃ!!」と合わせると、竿に重みが一瞬乗りました。しかし、リールを少し巻いたところで手応えが軽くなりました。ハリはずれです。何だったんだろうか?
急いで餌をつけて同じ場所に投げると、流れていたウキが沈んでいきます。糸を張りながら本アタリを待っていると、ゴツゴツッときました。しかし、今度はそれっきりで餌を離したようで終了。回収すると、何となくヌルヌルしたキビナゴがそのままついています。歯形がないのでタチウオやサゴシではないようです。すぐに飲み込むアコウやガシラの可能性も低いでしょう。となると、イカの可能性が高くなりますが、後頭部に嚙み跡がないから違うのかも?
「イカであるならポケット中にある餌木にスイッチするのもアリかな」と次のアタリで判断しようと投げたところでババババッと漁船がやってきました、すぐさま仕掛けを回収すると、目の前にカゴを沈めます。こうなると魚は当然散ってしまうので、以降はアタリがなくなりました。
漁船通過後、しばらくするとアタリが再びでましたが、やはりすぐに離されます。そして、戻ってきたキビナゴの後頭部には傷はありません。ということはイカでもないようです。
微妙なアタリの正体は超特急!?
問題が解決しないままウキ下を1ヒロにして投げると、漁船が再び登場。今度は逆方向にカゴを沈めていきます。これでチャンスはなくなったかな? と思いますが、絶好の夕まづめとあって念のためドラグを緩めにしておきます。
その矢先、ウキが急に見えなくなったかと思った瞬間に竿先に重みが乗りました。すかさず竿を立てるとズ〜ンと重い手応えが伝わってきます。ドラグが滑るため、リールを巻いても寄せられているかどうかもよくわかりません。ドラグを少しずつ閉めますが、ハリス1.5号ではかなり厳しい相手です。
どうにか足もとへ寄せて空気を吸わせます。その後、突堤を回り込ませて浜へと移動します。障害物がないというサーフの利点を生かし、最後まで見せてくれた抵抗を楽しんでからキャッチしたのは見るからにおいしそうなハマチです。
年なしチヌにメバルもゲット!! でもメバルの本格化は…
その後、日没間近に年なし級のチヌがヒット。これを契機に餌をアオイソメにスイッチして遠投で狙うと、ビュンとウキが走って中アジが釣れました。これはこれでうれしいです。
「今日は青物祭りかな?」と、数釣りに期待して投げると、今度は小アジ…。以降も小アジが餌をくわえて走り回るので本命のメバル釣りどころじゃありません。
アジとメバルの釣りわけは、仕掛けを立てるように沈めてあまり動かさなければメバル、カーブフォールののちにサソイをかけるとアジ、という方法にてある程度可能です。そこでウキを5Bにかえ、ハリ上に2Bのガン玉を打ちます。少しでも違和感があるように沈ませてアジを避ける作戦です。
これが正解!! ウキがジワ〜ッと沈みました。それに対してゆっくりと竿を立てると、モタ〜ッとした重みが竿に乗った直後に走りだしました。この反応は間違いなく本命です。
この方法でメバルを3連発したところで漁船が接近し、先ほど入れた仕掛けを上げていきました。こうなると反応が鈍ることから車に戻りつつ浜から投げてみます。それでわかったのは思ったより浅いということです。思い切り投げても1ヒロで底を掻くところが多く、釣れるのは小アジとヒガンフグだけした。この様子だと、年明け後に海藻が生えてからでないとメバルは本格化しないかも?
なお、マーブルビーチの直近には駐車場がありません。南海本線・樽井駅の周辺にいくつかあるコンパーキングを利用して下さい(南端の突堤までは徒歩10分強ほど)。
さて、ヘッドライトの使用感ですが、問題ありませんでした。照射角度については移動時にもう少し広範囲が照らされるとよいですが、ほぼ期待通りの品物でしたよ。
タックルデータ
道糸 | バリバス・アバニ エギング マックスパワーPE X8 0.6号 | ||
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ハリス | バリバス・ハードトップTiNICKS1.5号 | ||
ハリ | バリバス・サクラマス・サツキマス2号 | ||
【葛城修平プロフィール】
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