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メバルの他に多魚種がヒット!! 淡路の風裏スポットは要注目です|せんなん〜わかやまライブショット第2章Vol.24
まだ早いとはわかりつつも行ってしまうメバル釣り。北西風が吹いたことから目をつけた風裏スポットの南淡路・鳥取では、本命以外にもおいしいヤツが釣れて満足でしたよ!!
(カメラ/文 葛城修平)
メバルシーズンの開幕!! はたして今期の動向は?
そろそろ季節風に悩まされる時期となりました。10月後半になると水温低下の早い大阪湾から釣れ始め、ボジョレーヌーボー解禁の時期に最盛期を突入するというのがメバルの開幕戦の例年のパターンです。水温の下がりの遅さがどのように影響するのか? 春の不調を引きずっているのか? 今シーズンの動向が気になるところです。
「岬町あたりの釣り場で丸々と太ったメバルがポツポツと上がり始めたよ」との情報が入りましたので、例年定点観測?しているマーブルビーチへ行ってみました。その結果は、20㌢以下のメバルはいましたが、盛期入りには時間がかかりそうな感じです。そのかわりにメバルの代役としては高級過ぎるアコウが釣れて釣行的には満足のいくものとなりました。
さて、メバル狙いの好期はもう少し先という結論ながら各所の動向がやはり気になります。次の釣行の予定日は北西風が強く吹くとの予報とあり、今シーズンに向けた感触を確かめようと選んだのが風裏ポイントである南淡路の鳥取です。
北西風の風裏となるありがたい釣り場、南淡路・鳥取
鳴門海峡にほど近いゴロタ浜と磯場の境にある石積み突堤が鳥取の釣り場となります。和歌山県の加太国民宿舎下とよく似た突堤がメインの釣り座ですが、他の釣り人がいる場合は磯場、またはゴロタの奥にある砂浜からもメバルが狙えます。水温が下がるとのびるホンダワラの際を狙うと大型のメバルが飛びついてくれるといったパターンが多いポイントです。
他のポイントとおよそ同様で、12月から海藻のなくなる6月くらいまでが盛期となります。何よりうれしいのが北西風が避けられるうえ、駐車スペースから近い、足場がいい、という具合に条件が揃っていることです。私にピッタリ?といえる釣り場なのです。
アイゴにグレによく引く魚がヒット!!
写真撮りのために早めに着いたので、キスでもこないかと期待して沖にあるだろう砂地へ仕掛けを軽く投げてみます。しかし、砂地ではなくてシモリ混じりの砂利底なのか、着底するとすぐにササノハベラが食いつきます。それで、キスを諦めてのんびりと日没を待つことにしました。
午後5時、「まだベラの活動時間かな?」と思いつつも電気ウキの明かりをつけて磯場方向の沖に仕掛けを投入。すると、すぐにアタリがでて予想通りのササノハベラの登場です。
ベラ釣りを数回繰り返していると、かなり強烈な引きを見せるヤツがヒット。石積みにズリ上げるとアイゴでした。虫餌でアイゴ…、初めてかも?
続いて、さっきより引きは弱いけど、足の速い魚がヒット!! これは30㌢弱のグレ。食べごろサイズとあってライブウェルに泳がせておきます。
良型のアジが登場。さらに大型を狙うと…!?
今度は左方向を狙ってみます。海藻のある時期にはこのあたりで大型が食ってくることから底にはシモリか何かがあるはずです。
ウキ下を2ヒロ半くらいにして底付近を流せば居つきのメバルが…? と思っていたらウキがジワリと沈みます。「狙い的中!?」と糸を張っていくと、キュン!! うんっ? メバルにしては引きが速過ぎます。口切れでバラさないようにやり取りをして取り込んだのは23㌢ほどのきれいなアジです。
それならばと、2ヒロから1ヒロ半へとウキ下をかえて大型のアジを狙っていると、サバが混じりだしました。湾内は運動場さながらという状況の中、コツンと竿に伝わるだけのアタリがときどきでます。「何者ぞ?」と、そのアタリを掛けるのに夢中になりましたが、正体は小アジでした。
いろいろ釣れて満足!! 今後はメバルも期待できそうです
アジのお土産もできたし、続いては本命です。「さあ、メバルはどこにいる?」と、3ヒロのウキ下(たぶん底を掻いているの)で大遠投。そのまま潮に任せて流していくと、電気ウキがゆっくり消えていきます。おっと、これは重量感たっぷり!! と寄せてると、切れたホンダワラが巻きついた小型のメバルが姿を見せました。藻場はできつつあるようですから、まもなくいい釣りができそうですね。
引き続き底を狙っていると、ガシラやヨロイメバルなども登場して楽しませてくれます。また、波止際を狙うと、木ッ葉グレや良型ガシラもヒット。足もとにもかなり多くの魚がついていますね。
そろそろ午後9時、納竿予定の時刻が迫ってきました。沖向きの磯周辺を今一度流してみると、ガツンと一撃で切られました。それでもそのあとに今日一番である20㌢ほどのメバルが釣れました。
以上、北西風が強くなる時期におすすめのポイント、南淡路・鳥取での釣りの模様でした。
メバル狙いによさそうな電気ウキを見つけましたよ!!
前回の電気ウキ編の追記です。
記事を執筆した後にキザクラ社のラザロという製品を使ってみました。電池1本で点灯し、2本にするとより明るくなるという特徴がある電気ウキです。何より気になる接触不良の対策としてバネが振動を抑える設計となっている点が気に入りました。そのおかげでトラブルなく快適に釣りができましたよ。
欲をいえば4B負荷がほしいところですが、3BとBの使いわけでも今シーズンのメバル釣りを楽しめそうです。
タックルデータ
道糸 | バリバス・アバニ エギング マックスパワーPE X8 0.6号 | ||
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ハリス | バリバス・ハードトップTiNICKS1.5号 | ||
ハリ | バリバス・サクラマス・サツキマス2号 | ||
【葛城修平プロフィール】
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