良型メバル&ガシラを釣るなら夜釣りに注目!! 波止で好釣果を得るコツを解説

秋波止メバルガシラ夜釣り1

メバルやガシラを狙った釣りでも餌取りが気になる時期ですが、夜釣りを主体に考えたプランなら無問題。スムースに釣れるうえ、良型が期待できるのでおすすめです。短竿と長竿を使った釣り方を参考にして良型の数釣りをお楽しみ下さい

(文:新宅功治)

秋波止におけるメバル&ガシラ狙いのおすすめプラン

秋の波止での根魚狙いとなると、メバルとガシラがターゲットとなります。これらは日中でも狙って釣れますが、型狙いとなるとやはり夜釣りに分があります。そのため出かけるのは午後から。もっとも、秋の波止は根魚以外にもいろいろなスズキやアコウなどいろいろな魚が狙えることから渡船を利用するなら半夜釣りを楽しめる便の1番船に乗るがおすすめです。

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渡船で沖波止に渡ったらまずはサビキで釣ったアジを餌にした飲ませ釣りで良型のスズキを狙います。ツバス〜ハマチも狙える時期ですが、私はスズキ狙いを主体としています。というのも、デップリと太った秋から初冬の良型のスズキは釣るとスリリングなやり取りを楽しめますし、食すと大変美味だからです。

日没の少し前まで飲ませ釣りを楽しんだら、その後30分ぐらいはサビキでアジを釣ります。アジはアジでいろいろな料理で楽しめるのでお土産として確保します。

そして、日没あたりからメバル・ガシラといった根魚狙いをスタート。実は、このころはアコウもまだ十分に狙えることからメバル・ガシラは付録的となることもあります。

アコウの釣り方はメバル・ガシラとほぼ同じです。それまで釣れたいたメバル・ガシラが急に釣れなくなればアコウ狙いのチャンスととらえて態勢を整えましょう。

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暗くなってからが本番です。

さて、メバル・ガシラ狙いの夜釣りには、日中に多かった餌取りが姿を消して釣りやすくなる、良型が期待できる、というメリットがあります。そのメリットを最大限に生かす(餌取りを活性化させないため)ために、日中は釣れなくてもいいというつもりで少量の撒き餌で釣るのが得策となります。本番は夕方以降と考え、釣り始めから入れ込まないことが大事です。時合を釣ることが何より重要であることを忘れずに竿を出しましょう。

メバル・ガシラ狙いの釣り方のパターン

根魚釣りにもいろいろな釣り方があります。また、メバルを主に狙うか、ガシラを主に釣るかでも方法が違ってきます。さらに、足もとの根を釣るのと沖めにある根を狙うのでもかわります。このため、ひと口に根魚釣りといっても釣り場の条件に合った釣り方をしないと釣果に大きな差が出ます。

では、波止の根魚はどこにいるのか? これがわかれば効率よくアタリを拾えることから波止のポイントについてまず考えてみましょう。

主に短竿で根魚を釣るポイント

①ケーソンの下方にあるオーバーハング。
②スリット、または継ぎ目が大きく開いているところ。
③もともと磯(岩)があった上に築かれた防波堤。
④桟橋のように大きな鉄杭の上に築かれた防波堤。

…というのが主なポイントになります。

④では桟橋の根元がポイントになるため1個所で粘るよりも探りながら釣り歩くのが得策です。1個所に場所を決めるなら変化の多いL字型のコーナー部に目をつけるとよいでしょう。

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以上の他、テトラ帯では短竿で穴釣りをすることで日中でも良型が釣れます。夜釣りでも良型が釣れると思われますが、安全面から竿出しは控えるべきです。

主に長竿で根魚を釣るポイント

①テトラ帯などの沖めにある根回り。
②カケアガリから手前にかけてゴロタ石が敷かれている護岸の沖。

…というのが主なポイントになります。

②では根魚がつく根(石や岩)があることが条件となります。ただし、ヘドロが溜まっているところはポイントにはなりません。

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短竿での釣り方のコツ

短竿の釣りとひと口にいってもズボ仕掛けと胴突き仕掛けに大きくわかれます。

ズボ釣りの仕掛けは探り釣りと基本的に同じです。狙うタナが異なる竿を複数出して当たりダナを見つけるというのが主な釣り方です。

一方、ズボ釣りと同じ仕掛けを用いた1本の竿で波止際を探り歩くのが探り釣りです。また、同様の仕掛けで見つけた当たりダナをキープしながら歩いて探るのをコスリ釣りといいます。

仕掛けと釣り方について

短竿を用いた釣りの仕掛けは図の通り。いずれも感度のよい竿先と、しっかりした胴を持つ竿を用いるのがおすすめです。

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短竿の釣りはどちらかといえば根魚狙いの入門的な釣り方だといえます。竿先に出た反応が手もとまでダイレクトに伝わるため、アタリを逃すということはほぼありません。

釣り方はも難しくありません。まずは底撒き器にシラサエビを入れて根がある海底まで落とします。着底したら約1ヒロ上までゆっくりと上げ、竿を鋭くシャクッて底撒き器を割ります。これを2回ほど行なったら仕掛けを投入し、根から半ヒロ上を中心に探ります。

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最初は底撒き器を用いてシラサエビの撒き餌をします。

メバルやガシラは常に上方を見て餌を捜しています。特に、メバルは餌につられて上ずりやすいため、底撒き以降は撒き餌シャクで上撒きするのが有効です。それによって釣れるタナがどんどん浅くなります。タナが浅くなれば手返しの向上によって釣果アップが期待できますが、それを現実のものとするには随時かわるタナを把握することが大切になります。

反応のよいタナをつかむには、ゆっくりと仕掛けをおろすことを意識します。餌のシラサエビは降下するときに跳ね回って魚にアピールすることから反応のよいタナをつかみやすくなります。おろす途中でひと息止めて食う間を作るのも反応をうかがうよい方法です。

餌の刺し方は、エビがよく動くことからアピール度が高いホホ掛けが有効です。

長竿の釣り方のコツ

沖にある根から足もとまで幅広く狙えるのが長竿のメリットです。

長竿にも大きく2通りの方法があります。私は、早い時間帯はブッ込み、その後はウキ釣りという二段構えで釣っています(それぞれの仕掛けは図の通り)。

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ブッ込み仕掛けは自作するのがおすすめです。というのは、足もとや垂直に落とし込むことを主として作られている市販品は上バリと下バリの間が短いからです。ましてや3本バリは遠投には不向きです。遠投でのブッ込みでは上と下のハリの間隔を半ヒロぐらい開けるのが理想です。

釣り方について

釣り始めはブッ込み釣りで狙います。その日の状況に加え、根の場所や大きさなどを把握するのが目的です。撒き餌をせずに沖め(約30㍍まで)に投入したあと、仕掛けが着底したら竿を立てたまま少しずつゆっくりとリールを巻きます。すると、必ず根に掛かりますが、これを嫌がっていては沖めの根魚は釣れません。

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できるだけ根掛かりしないように竿を立てながら探ります。

根掛かりすればそのままゴンゴンとシャクるのは禁物。シャクッた際の糸鳴りで魚が散ってしまうからです。対策として取りたいのは、竿を立ててやや強く引っ張ったのちに急に糸を緩め、左右のどちらかへ大きく引く、という方法です。これによって高い確率で外すことができます(それでも予備の仕掛けは多く持参しましょう)。

オモリで海底(根やゴロタ石、あるいはカケアガリ)を感じつつ、根のところではいったん止めて食わせのタイミングを与えれば竿先にググッと魚信がきます。その反応がでたらひと呼吸置いて合わせましょう。

この釣りでは上バリにはメバルやアコウ、下バリにガシラが掛かる確率が高いですが、メインとなるのはガシラです。その理由は、遠投ブッ込みでは根から上の宙層などを狙えないからです。

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ブッ込み釣りではガシラがメインになります。

大きな根やカケアガリの存在が把握できれば、そこへシラサエビを入れた撒き餌カゴを投入します。そして仕掛けをウキ釣りに変更します。

ウキ釣りは図のようにハリス分が1ヒロあり、誘い方によって根につくガシラと少し上(半ヒロ~2ヒロ)のメバルを狙えるメリットがあります。メバルのみを狙う場合は、潮かみに上撒きしながら底から半ヒロ、1ヒロとタナを上げていくのも有効です。タナをつかみにくい場合は2本バリにし、上と下のハリの間を半ヒロぐらい開けることで効率性が高まります。

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ウキの釣りではメバルやガシラが釣れ始めても2〜3投に1回のペースで上撒きを続けること。それが好釣果につながります。

なお、メバルのポイントへは明かりを絶対に向けないこと。動く明かりに対してメバルは敏感であり、急に沈んでしまいます。そうなるとタナがわからなくなるばかりかまったく釣れなくなるので注意が必要です。

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