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車横付けなら寒さは不問!! 大アジが狙える夜のカゴ釣りに要注目

日高港カゴ釣り大アジ8

寒さが厳しい夜釣りでも車横付けがOKの釣り場ならがんばれそうな気がしませんか!? 「粘り強さには自信がある!!」というタフネスアングラーはカゴ釣りで狙う中紀・日高港の大アジに注目して下さい!!

(文:黒野忠則)

車横付けで楽しめる日高港の大アジ狙い

大阪湾や和歌山市内ではめっきり釣りものが減り、何を釣ろうかと悩んでおられる方も少なくないでしょう。そのような悩みを解決する釣り場として、ここでは中紀の日高港を紹介します。

日高港カゴ釣り大アジ5

ターゲットは30㌢前後の大アジです。できれば日差しのある日中に釣りたいところですが、釣果が期待できるのは夜間です。当然のことながら寒さに耐えながらの釣りとなるので厳重な防寒対策が欠かせません。とはいえ、日高港には釣り場に車を横付けできるという素晴らしい強みがあります。このため、寒さに我慢できなくなれば車に戻って暖を取るということも可能です。他の釣り場に比べて夜釣りでも集中力を保ちながら釣ることができるわけです。

カゴ釣りでの大アジ狙いのコツ

釣り方は、ケミカルライトをセットした遠投ウキや電気ウキを用いたカゴ釣りです。カゴ以下の仕掛けをできる限り短く(1ヒロほど)するとともに、天秤とハリスの結合部に50㍉のケミホタルをつけると釣果の向上が期待できます。タナは、低水温期とあって基本的に深く、5ヒロ以上を流すことになります。

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日高港カゴ釣り大アジ3
撒き餌はアミエビを用います。グレ釣り用などの集魚材を少し加えるとまとまりが出てカゴに入れやすくなります。
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刺し餌は、撒き餌用のアミエビから形の整ったものを選って使ったり、刺しアミを用います。

厳寒期とあって20匹も30匹といった釣果が出るわけではない(状況がよければその可能性も…)ため我慢の釣りとなります。アタリのない時間が長く続くとダラけがちになりますが、撒き餌を切らさないことだけは強く意識しましょう。

釣れない時間帯によく見かける「仕掛けを投入したまま長時間放置」という方法は時合以外を釣るにはラクですし、精神的な負担を考えればわからなくもありません。ただし、釣れるチャンスを逃しているということを理解すべきです。いつくるかわからないアジのような回遊魚を数釣ろうと思えば、自身が狙うポイントへ足止めできるだけの十分な量の撒き餌をきかせることが欠かせないのです。

大アジを取り込むための心得

日高港カゴ釣り大アジ1
アジの口切れが起きず、ある程度大きな他魚も取り込めるタックルで挑みましょう。

できる限りライトなタックルで臨みたいものですが、何がくるかわからない中紀の海に合わせた仕様が求められます。夜であっても40㌢オーバーの大型のグレが掛かったり、50㌢オーバーのヘダイが釣れたりすることがしばしばあります。そうした大物がヒットしたときにライトなタックルだとやり取りに大変苦労するため3号ぐらいの磯竿を使うのが望ましいです。ただし、反発力の強い3号竿の場合はアジが掛かったときに口切れによってバレる可能性があるので、仕掛けにクッションゴムを入れましょう。

ルアーでの根魚狙いにも要注目!!

この時期の日高港ではベイトタックル&テキサスリグで狙う根魚も要チェック。ガシラをはじめ、オオモンハタやオニオコゼなどのいわゆる高級魚が釣れることもあります。真冬に30㌢オーバーの根魚が浮いてくる瞬間を見るのはとてもしびれます。ぜひ、カゴ釣りの合間にトライしてみて下さい。

なお、オニオコゼは背ビレに毒を持つので刺されないように注意しましょう。

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塩屋漁港のガシラも見逃せない

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足場のよい波止から竿を出せる塩屋漁港のガシラ狙いもおすすめです。

隣接する塩屋漁港では良型のガシラが狙えます。漁港の先端には敷き石がビッシリと入っているので、石の間をジグヘッドリグで探ってみましょう。

コツはストローテール(ピンテール)の小型ワームを使うことと、敷き石の間を1つずつネチネチと攻めることです。これで20㌢オーバーのガシラが簡単に釣れるはずです!!

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