メバル・ガシラは1時間で勝負が決まる!! 落として待つだけのズボ釣りが楽しい | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

メバル・ガシラは1時間で勝負が決まる!! 落として待つだけのズボ釣りが楽しい

寒期のズボ釣り7

海水温が低くなる冬期は、メバルやガシラといった根魚も動きが鈍くなります。いつでも餌を食うわけではなく、およそ日没前後の1時間だけ活性が高まるといった傾向が強くなります。逆に考えると、日没前後の1時間に竿を出せば釣果が期待できるということです。足もと狙いの簡単なズボ釣りによる短期決戦でメバルやガシラといった根魚の心地よいアタリを楽しんでみて下さい!!

(文:新宅功治)

メバル・ガシラ狙いのズボ釣り成功のカギ

冬のズボ釣り成功のコツはただ1つ。日没前後の1時間に全力を注ぐことです。海水温の低いこの時期は、ガシラやメバルといった根魚の動きが鈍くなりがちです。他魚に襲われる危険を避けるためか日没前後の1時間だけを食事時間と決めて行動しているようです。特に、水深のある釣り場ほど時合が短い傾向にあります(私がよく行く水深7㍍前後の沖堤では釣れる時間帯がはっきりと決まっています)。そのため、よりよい釣果を上げるには日が暮れる30分~1時間前にはポイントへ入り、日没後1時間までを集中して釣るスタイルで挑むのがおすすめです。

そして、水深のあるポイントを短時間で探るのにうってつけの釣り方が重いオモリを使えるズボ釣りです。根回りをダイレクトに狙える強みがあるうえ、足もとに落とすだけでも釣れるという手軽さも有しているため初心者でも釣果を得やすいという魅力があります。

寒期のズボ釣り10
寒期のズボ釣り5
「波止際に沿って餌を落とし、着底したら糸を張ってアタリを待つ。反応がなければ次のポイントへ…」というのが基本スタイルです。難しい操作は必要ないので初心者でも十分に楽しめます。

メバル・ガシラの好釣果を上げるズボ釣り3カ条

①明るいうちに狙い目をチェック

明るい時間帯に釣り場へ入り、底に沈むゴロタ石や、開口部の広いケーソンの継ぎ目といった狙い目を捜し出しましょう。そして、その近くに釣り座を構えます(もちろん、安全な足場を確保できることが大前提です)。

寒期のズボ釣り4
このようなケーソンの継ぎ目に根魚がよく潜んでいます。

②日没の30分前からシラサエビを撒く

竿下に沈んだ根を狙うときは底撒き器を使って根の1ヒロ上でシラサエビの底撒きをします。メバルやガシラといった根魚狙いにはアオイソメも好餌となりますが、短時間勝負では魚の活性をいち早く高められるシラサエビを撒くスタイルが効率的です。

寒期のズボ釣り2
底撒き器にて撒き餌をすることで、底につく根魚の活性をいち早く高めることができます。
寒期のズボ釣り1
これが底撒き器です。底に適度なオモリをつけ、上部のスナップに道糸を結んで投入します。着底したら狙いのタナまで持ち上げてから竿をシャクります。そうすることで底撒き器が割れて餌が放出されます。

③1~2本バリで手返しよく釣る

ハリ数を増やすと餌をつける手間がかかり、時間のロスが多くなります。仕掛けのハリは1~2本とし、1匹ずつしっかりと釣り上げていく方が確実かつ効率的です。

寒期のズボ釣り11
ホホ掛けや鼻掛けなど、頭部にハリを刺すことでエビがよく動いて根魚にアピールできます。ただし、脳に刺すとすぐに死んでしまうので、ハリを通す際は注意して下さい。

メバル・ガシラの釣果アップが期待できるアイテム

①青のケミカルライト

ハリの上にケミカルライトをつければ暗闇の中でも回収する仕掛けをすんなりとキャッチすることができ、手返しが上がります。また、シラサエビやアオイソメは夜の海中で青く光るといわれます。ブルーのケミカルライトはその点でのアピール力も優秀です。

寒期のズボ釣り12
小型のケミカルライト(ブルー)をこのように仕掛けの上部にセットしましょう。

②手もとを照らすミニライト

常夜灯のような静止した光なら問題ありませんが、人が動くたびに照射場所や光量がかわるヘッドライトを海に向けるとメバルやガシラなどが散ってしまいます。直進性の強いLEDライトを使うときは特に気をつけましょう。安全確認用のヘッドライトの他、手もとを照らすための小さなライトも用意することで自身のミスによって魚が散る懸念が解消されます。

【ズボ釣り実践釣り場ガイド】大阪北港・夢洲の新波止桟橋

寒期のズボ釣り9

●ヒナ段…内・外向きともに際狙いが基本。外向きの7㍍ほど沖までに沈むゴロタ石回りも狙い目です。メバルやガシラといった根魚を狙う人は少ないため数・型ともに期待できます。

寒期のズボ釣り3
足場はやや狭いですが、フラットで釣りやすさがあります。

●赤灯…沖から波止にかけての底に続くカケアガリが狙い目です。底にはゴロタ石が多く、メバルやガシラといった根魚の数・型ともに充実しています。

釣行メモ

たまや渡船
電話番号 090-3286-3165
HP http://kurodai60.sakura.ne.jp/tamaya/index.htm
料金 大人(高校生以上の男性)2,500円
女性・子ども(中学生以下)1,500円
アクセス 最寄りの高速出口は阪神高速15号堺線・玉出(下り線)、津守(上り線)。府道5を西進して千本松大橋を渡ると左手に渡船店舗がある。さらに西進して鶴町2丁目交差点の手前を左折し、突き当たりまで進むと渡船が出る鶴町渡船場に着く。車は道路脇にとめる。
備考 乗船場などの変更点があることも考えられるため、釣行時は事前に連絡するか、HPを見て確認のこと。

おすすめ記事

アイナメ・ガシラ・メバルが連発!! 神明・垂水一文字の根魚釣りを解説

【釣り場ガイド】寒の美味魚、大漁スポット11選

【餌もルアーもOK】メバル・ガシラ+α 根魚釣り場15選

※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。