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【カレイ】乗っ込み終盤戦も釣れる東播エリアの楽しみ方とは?

カレイの乗っ込みシーズンは同じ場所へと通うことが多くなります。その方が釣り場のクセをつかむことができ、いろいろなアプローチ方法で楽しめる結果として釣果に繋がるからです。そのホームグランドの東播エリアにおける乗っ込み終盤戦の攻略のポイントを私なりに紹介しましょう。
(文:高垣政敏)
この時期は休日のたびにカレイ狙いでいそいそと釣り場に通っています。そして、このまま年末年始の釣りに突入するのが毎年のパターン。盛期に通ったポイントで1年を締めくくり、年が明けたら今年もよろしくってな感じで乗っ込みの終盤戦をしっかりと楽しんでいます。
サンデーアングラーである私の場合、秋から年始の乗っ込みシーズンに通える回数は7~8回です。その中で集中して同じような場所を狙うのもおもしろいです。そうすることで釣り場のクセというか攻略のコツが見えてきて、釣果が上がるようになりますし、今後の釣りにも繋がります。
ケムシ対策がキーポイントかも?
最近はどこでもウミケムシが増えているのは事実です。こまめに仕掛けを動かすなどして前向きに対応していますが、竿先にアタリをだすほど活性の高いヤツが多いのがやっかいです。
特に、マムシ餌が好物らしく、ケムシはフグに負けないほどの餌取りになってきました。釣れたカレイの口もとにビッシリとケムシの毛が突き刺さっていることもあるほどです。その点、ユムシやアオイソメの餌だと少しは被害が少ないです。手返しに少し疲れが出たときなど、竿を放置する場面にはマムシの使用を控えるのが賢明かと思われます。
コイツの存在がやっかいです。手返しを落とさないようにうまく処理しましょう。 ウミケムシはハリからはずすときにも難儀な相手です。ヘタに素手で触ると毛が刺さってチクチクと痛みが走ります。特に、マムシの体液で指先が過敏になっているときなどは最悪です。ペンチでつかんでもちぎれるためスムースに処理できず、釣りの手返しのダウンに繋がります。
今のところケムシをはずすときはゴーセンから発売されているハリはずしのように、先の輪が閉じるタイプのハリはずしを使うぐらいしか手はありません。これをハリスにセットして押し当て、ハリスを引っ張りながらハリの形状に沿わせてグリッと回すとケムシはポロリとはずれます。それでも餌には毛がついていることも多いですが、手返しは格段によくなります。
スケジュールの考え方
カレイ釣りでは「早朝に時合がきてバタバタと釣れたが、その後はさっぱり…」ということがよくあります。また、潮回りの関係もあるでしょうが、夜中からがんばっていてもアナゴ(しかも鉛筆サイズ)が多く、仕掛けも餌もロスが多いということもよくあります。そのようなパターンがシーズンを通して続くのであれば、寒さも厳しくなる今後は早朝だけに狙いを絞る作戦も考えるべきでしょう。
早朝中心のスケジュールでの釣行もおすすめです。 竿4本でマムシを2,000円ほど持って早朝5時ぐらいに現地入りし、6時前から本格的に打ち返しを続けてだいたい9時に餌切れで納竿したらスーパー銭湯にでも入ってほっこりしてから帰宅…。このようなスケジュールなら経費、体力、精神的にもいい感じです。
時合落ちはアオイソメに期待!!
もちろん昼から好況になることもあります。 朝だけの釣りを実践したところ「昼からの時合に爆釣やったわ~」という連絡が釣友からあることももちろんあります。それが嫌なら夕方までがんばってみるのが得策でしょう。
ただし、朝の時合の後に訪れるまったりとした時間帯に竿を上げておくのはもったいないですし、かといってマムシでフグやケムシの相手をし続けるのも大変です。こんなときはアオイソメ中心で釣るのが無難でしょう。意外ですが、マムシがダメなときにもアオイソメだとハリに結構残っている場面が多くて期待を持てるのです。
アオイソメも駆使して釣ることでチャンスが広がります。 数年前に高知の沖波止に上がったとき、餌取りがわいていてマムシは瞬殺ということがありました。ところが、その中にあって、前日に余ったというアオイソメを持参していた方だけは別でした。コロダイ・ヘダイと独り舞台だったのです。
また、過去の二見釣行では、隣の方とオマツリがあって仕掛けを回収してみると、こちらのマムシには例によってケムシがついているのに隣の方の仕掛けにはウニョウニョとするアオイソメが残っていた、ということがありました。そちらの方がかなり前に投げ込んでいたのを私がオマツリさせてしまったのにもかかわらずです。そして、この後に隣の方のアオイソメに60㌢オーバーのマダイがヒット⁉ これだから投げ釣りは楽しいですね。
カレイの時合とおぼしき時間帯はマムシでこまめに打ち返すのがベストだと思いますが、そうでもない時間帯は餌取りに強い餌を用いることが新たなチャンスに繋がりそうです。
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