カレイ連発の必須要素。食いが高まる〝時合〟を検証 | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME - Part 2

カレイ連発の必須要素。食いが高まる〝時合〟を検証

カレイの時合中にすべきことは?

カレイは群れている魚です。1匹のカレイが餌を食べる音やニオイで回りの魚も食欲が刺激されると思っています。ただし、ご存じのようにカレイの時合は短いです。1匹釣ったら、そのカレイの処理はあと回しにして、できるだけすぐに同じポイントへ仕掛けを投入することが重要です。また、全部の竿の餌を点検してスピーディーに投入すること、餌は大きくハリ一杯につけることも大切です。

温暖化の影響で年末でも海水温が高いことも多く、餌取りの動きが活発です。仕掛けを投入しても2〜3分、神明〜淡路島などでは着底して30秒で餌がなくなることもあります。「餌を投入したらときどきサソイをかけて…」と投げ釣りの入門書に記載されているような釣りが通用するのは、西日本では年明けの戻りカレイの時期だけでしょう。乗っ込み期はマシンガンキャストを体力の続く限り繰り返すのが得策といえます。いかに好ポイントで竿を出していてもハリに餌がついていないと話になりません。体力勝負の要素が濃いのが現実であり、カレイを手中にするにはそれが一番の近道といわざるをえません。

カレイの時合までにすべきことは?

あらかじめ下調べしてから釣り場に行くことが望ましいです。航空写真やポイントガイドの他、インターネットでも情報はたくさん出てきます。釣友から情報を仕入れる方法もあります。それでも狙いのポイントに先客がいたり、悪天候で他のポイントで竿出ししなければならないといったケースもままあります。そのようなことも想定し、あらゆる状況の釣り場でも臨機応変に対応できるよう準備をしておくことも大切です(私の場合、PEとナイロンの替えスプール、予備の仕掛け、根掛かりに備えて多めのオモリにテーパーライン、そして道糸沈めなどを用意することからいつも荷物がずっしりと重くなってしまいます…)。

カレイ時合2-4
好釣果を上げようと思えばポイントのリサーチが不可欠です。

釣り場に着いたらまずは遠投し、底をゆっくりと引いて底の状態(砂か、泥か、シモリは? カケアガリは…など)を探ります。私は基本的にナイロン派ですが、海底の起伏はPEラインで引くとよくわかります。底の状態も探らずにとりあえずすべての竿を何が何でも遠投という方をよく見かけますが、これでは釣れる確率が低いと思います。カレイに限らず魚の集まる場所は海底に変化のあるところです。よく釣る人は底をしっかりと探っているものです。

また、初めてのポイントではできるだけいろいろなところを探ってみるべきです(混雑している場合は節度のある範囲で)。特にマコガレイは意外なところ、たとえば潮を通さない湾奥でバカ釣れしたりすることがあります。