超美味の30cm級のマアジが連発!! 中紀・由良海つり公園の初冬の遊び方 | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME

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30cm級のマアジが連発!! 中紀・由良海つり公園の初冬の遊び方

由良海釣り公園アジ4

中紀・由良海つり公園ではこれからの時期に底層を狙うと、超美味な30㌢級のマアジが釣れます。基本的には足もとを釣るスタイルですから難しくなく、家族で楽しむことも可能です。また、由良海つり公園に限らず、どこでも通用するスタイルなので覚えておいて損はありませんよ!!

(文:藤原直樹)

由良海つり公園でのマアジ釣り

由良海つり公園は他の釣り場と少し異なり、海上に浮かぶ筏が主な釣り座となります。足もと直下がポイントになるぶんさまざまな魚種を狙えるという中で、初冬に本命としたいのが30㌢級のマアジです。釣り方はダンゴを使うスタイルがおすすめですが、面倒ならカゴを用いたズボ釣りかウキ釣りでもOKです。いずれのスタイルでも海底付近が狙い目となります。30㌢級のマアジは海底付近を回遊することが多いからです。

沖に向かって連なる通称、通路と、その通路から左右に出ている通称、筏というそれぞれの筏の中でマアジを狙うのに適した場所は筏の1、6、7番と通路の7(一番沖側)です。

由良海釣り公園アジ6
由良海釣り公園アジ1

筏の中でも潮通しのよい先端回りがアジ狙いのステージになります。

時合は朝夕にくることが多いですが、日中でも満潮の前後に食いが立つことがあるので気が抜けません。

由良湾は、大潮よりも中潮や小潮の方が潮流が速くなる傾向がある(水潮時はその限りではありません)ので、大潮時の方が釣りやすい印象があります。釣行日に融通がきくならその点を考慮してみて下さい。

良型のアジは小型のアジよりも潮に敏感であるため、潮が動いていることが好条件といえます。そのぶん潮が動かないときや、水潮の際は期待感が薄くなります。よい条件に恵まれて大きな群れが回ってくれば、2ケタ釣果は十分に達成できます。そのようなときは30㌢オーバーも期待できるでしょう。

由良海釣り公園アジ3

うまく釣れば2ケタ釣果も期待大です。

同じ釣り方でチヌやグレ・サバ(コイツも30㌢級)・シオ(カンパチの幼魚)・シマアジなどがヒットします。中でもシオは取り込めないこともある50㌢級がヒットすることもあります。

なお、マアジのレベルでは問題となることはほとんどありませんが、取り込み時には筏を固定するロープに注意して下さい。

マアジ狙いのパターン

ダンゴ釣り、カゴ釣りともに海底から1㍍上を釣るイメージで狙います。底べったりに仕掛けをつけるとマアジに刺し餌を食わすことができません。

それそれのタックルは図の通りです。1日遊ぶための撒き餌は、ダンゴ釣りの場合は市販のダンゴベース10㌔程度と沖アミ3㌔、カゴ釣りの場合には沖アミ3㌔とアミエビ2~4㌔を混ぜたものを用います。いずれも刺し餌は用意した沖アミから取りわけて使います。

ダンゴ釣りの釣り方

ダンゴ釣りの一連の流れは以下の通りです。

①刺し餌の沖アミをハリに刺す。

②刺し餌とともにひとつかみ(10~15匹ぐらい)の沖アミを中心に入れて握ったダンゴを竿下に投入する。

③着底後、ダンゴから刺し餌が自然と出るのを待つか、ラインを引いてダンゴから故意に刺し餌を出す。

④ダンゴに入れた沖アミと刺し餌が同じように漂うイメージで仕掛けを流していく。

⑤仕掛けが1~2㍍程度流れた、あるいは1~2分たってもアタリがでなければ仕掛けを回収。再び①からの工程を行なう。

由良海釣り公園アジ8
由良海釣り公園アジ7

以上が基本ですが、慣れてくれば着底寸前(1〜2㍍上)にダンゴが割れるようにタイミングを計ってみましょう。そうして上から下へと自然と餌(ひとつまみの沖アミと刺し餌)を漂わせると同調しやすくなるため釣果アップが期待できます。また、打ち返しが早くなるぶん撒き餌効果がアップし、集魚性が高まるので効率のよい釣りを展開できるというメリットもあります。アジ狙いの場合、チヌ釣りのように撒き餌を海底に留める必要がないことからも、底から少し上でダンゴを割るこの方法が効果的だといえます。

なお、ダンゴ釣りではサソイも効果的です。竿を50㌢ほどゆっくりと上げる操作や、仕掛けを止めて刺し餌を浮き上がらせる操作(流れがあるとき)をときおり入れると反応が得られやすくなります。

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