カレイ実釣レポート|明石〜播磨でマコガレイ39㌢、イシガレイ42㌢をゲット!! | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME

カレイ実釣レポート|明石〜播磨でマコガレイ39㌢、イシガレイ42㌢をゲット!!

カレイ実釣レポート5

二見港、林崎漁港・大波止〈兵庫県〉

ここ数年、兵庫県の明石〜播磨方面の乗っ込みカレイが好調です。特にうれしいのがサイズが期待できる点です。今シーズンもその傾向が続いているようで期待感は高まる一方です。10月の釣行ではマコガレイの39㌢、イシガレイの42㌢が上がるなど、幸先のよいスタートが切れましたよ!!

(カメラ/文 谷口 優)

いよいよ乗っ込みカレイの本格シーズンに突入しました。ここ数年、兵庫県の明石〜播磨方面で釣れるカレイは大型化しており、釣れれば30㌢前後、ときには40~45㌢クラスが上がることからシーズンの開幕を楽しみにしています。

そして、今シーズンは10月に入ってから明石〜二見方面でカレイがボツボツと上がりだしたとの情報が聞かれました。そこで、今後の傾向を占う意味で10月13日(土)と10月20日(土)に釣行しました。いずれも数は出ませんでしたが、型物のカレイを手にすることができたのでレポートさせていただきます。

二見港では潮が転じたタイミングでマコガレイ39㌢!!

秋は運動会をはじめとした家庭の行事が多く、休日とはいえ1日を通して釣りに行けるチャンスがあまりありません。そんな中、10月13日(土)に昼から時間ができたことから、カレイが上がりだした東二見人工島を目指しました。

人気の高い人工島東面の波止は当然のことながら竿を出すスペースがありません。そこで二見港内の波止先端に陣取り、12時過ぎから釣りをスタートしました。

カレイ実釣レポート3
カレイ実釣レポート13

先端部に陣取って狙いました。

当日の潮時は、朝に干潮、14時ごろに満潮というものです。このことから14時前後と夕まづめに時合がくることが想定されます。

餌は塩マムシを中心に、生マムシとアオイソメも用意。この時期は餌取りが非常に多く、塩マムシでも数分で取られる状況が考えられます。そのため広角に投げわけた3本の竿を順番にサビキつつ、餌の確認のために10分毎に投げ返すパターンで狙います。これだと結構忙しい釣りとなります。

カレイ実釣レポート2
カレイ実釣レポート12

段差仕掛けはこのようなセッティングとしました。

魚は正直なもので、14時を過ぎて満潮から下げへと転じて潮の動きがかわった矢先、人工島の東波止方面に投げていた竿の穂先がグ〜ッと下がりました。しっかりと食わせるために1分ほど待ってから合わせると、ズシンと確かな重量感が伝わってきます。典型的なカレイの引きを楽しみながら寄せ、手前での締め込みをかわして取り込んだのは40㌢に少し足りない39㌢の分厚いマコガレイです。コイツは餌に飢えていたのか段差仕掛けの2本のハリを食っていました。

この後、16時過ぎに31㌢のマコガレイを追加して納竿としました。

カレイ実釣レポート11

分厚いマコガレイでした。

カレイ実釣レポート10

狙い通りの時合に釣れて満足です。

林崎漁港では潮の変化を狙ってイシガレイ42㌢!!

10月20日(土)は、みなさんが普段狙わないテンコチの釣果を競うクラブの例会が午前中に須磨海岸で行なわれたので参加しました(当クラブの和田宮サーフでは、季節ごとに魚種を指定して競技する大会を行なっています)。その例会が終わった午後1時から林崎漁港の大波止を目指しました。

カレイ実釣レポート1
カレイ実釣レポート9

テトラからの釣りになるため、足もとには細心の注意を払う必要があります。

14時にマイポイントの大波止外向きで実釣を開始します。この日は12時ごろに干潮、日暮れ後の20時ごろに満潮を迎える潮時であり、上げ潮中に生まれる潮の変化を狙うのが攻め方パターンとなると想定。この釣り場は明石海峡に面しているぶん流れが速いですが、波止の形状によって反転流や潮のヨレが生まれます。そうした場所を狙えば、上げ潮の速い潮の中でもチャンスは十分あります。

餌は前週と同じく生マムシと塩マムシをメインに、アオイソメをサブとして用意しました。ここは不思議と餌取りがあまりいない時間帯があり、この時期でもじっくり狙えるタイミングが多く訪れます。

最初のアタリがでたのは15時過ぎです。沖合100㍍付近にできた潮のヨレでイシガレイの42㌢がヒット。さらに夕まづめの16時過ぎに近投の30㍍付近でマコガレイ31㌢がヒットしました。

カレイ実釣レポート8

潮ヨレを的確に狙った結果が42㌢のイシガレイです。

カレイ実釣レポート6

今年も型物が出る期待感は十分です!!

林崎の大波止は、水深はさほど深くないものの複雑な潮の動きがよく発生することからカレイの実績は十分です。終日釣りをするなら潮の動きが大きい大潮に注目することでチャンスが多く生まれます。特に、10月中旬から11月いっぱいにかけては大型カレイが狙えるので要注目といえます。

カレイ実釣レポート7

潮がよく動く大潮の日に釣行できれば型物がヒットするチャンスは拡大します!!

基本的には外向きがメインの釣り場(テトラに上がる際は十分注意して下さい)ですが、35㌢前後(ときには40㌢クラスも)のマコガレイが数釣れる時期とあって港内も侮れません。実際、10月末には知人が35㌢と27㌢のマコガレイを午前中に釣っています。このことからも混雑を避けてのんびり狙いたい方には港内もおすすめです。ただし、港内は餌取りがものすごく多いので、それに負けない手返しが求められることを頭に入れておいて下さい。

なお、今回紹介した東二見、林崎漁港ともに港内入り口のスペースに駐車することになります。漁港で作業される方の邪魔にならないように細心の注意を払って駐車して下さい。