グレ釣りフリークが教える!! 中紀で連発必至のフカセ釣り実践ガイド

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中紀にはフカセ釣りでのグレ釣りを楽しめる釣り場がたくさんあります。しばらくは餌取りが多い状況が続きますが、撒き餌をうまく駆使すれば30㌢前後のグレの数釣りが楽しめます。さらに水温が下がればより釣りやすい状況となり、40㌢級のグレも期待できます。秋の中紀の波止はおもしろいですよ!!

(文:山根正明)

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イチオシ釣り場は御坊・日高港

御坊から印南、みなべまでの国道42号線沿いには数多くの波止があります。その中でも御坊エリアは車で数分の距離にいくつもの波止があり、混雑次第では別の波止への移動も容易です。高速道路のインターから近いのもこの周辺の魅力の1つです。

ここではこのエリアの中で最も釣りやすく、いろいろな釣りが楽しめる日高港を紹介しましょう。

日高港は大型船も入港可能な大きな港であり、豊富な水深を有しています。そのため、アジをはじめとしたサビキ釣りのターゲットはもちろん、キス・青物・マダイ・カマス・タチウオ・イカなど季節に応じて多彩な魚種が狙えます。また、トイレが設置されている他、車横付けで楽しめる場所もあることからベテランはもとより、家族連れにも人気のスポットとなっています。

波止釣り中紀グレ9

とりわけ多彩な魚種を狙える秋におすすめなのがフカセ釣りで狙うグレです。その引きの強さ、食味のよさにトリコになる釣り人も多いターゲットです。

この大きな港でグレの好ポイントとなるのが沖向きのテトラです。30㌢前後のグレがよく釣れ、ときには40㌢近いサイズもヒットするため侮れません。また、潮通しがよいことから、イサギや青物も期待できます。

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40㌢クラスのグレが期待できる沖向きのポイントです。テトラに上がるときは足もとに十分に注意しましょう。

もう1つのおすすめなのが塩屋漁港から関電にかけてのポイントです。海底の根が荒いうえ、シモリが多いこちらは大型の実績も十分です。数年前には50㌢オーバーのグレも釣れています。また、グレの他にイシダイの魚影も濃厚です。ただし、沖に出る潮が速くなると釣りづらくなるという条件的な難点もあります。

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関電向きのポイントも良型の実績があります。

フカセ釣りの要点

もうしばらくは水温が高く、餌取りが多く見られます。このため撒き餌は多いと思うぐらい用意しましょう。1日じっくりと楽しむなら沖アミ9㌔に配合餌を3袋混ぜ合わせるぐらいの量を用意したいところです。餌取りが多いければ、この量でも足りないこともあります。

配合餌は多種多様ですが、私は遠投性に優れたものと、比重の軽いものを混ぜ合わせることが多いです。遠投性に優れたものは餌取りとの分離作戦(足もとにたくさん撒き餌を打って餌取りを釘付けにし、少量の撒き餌を打った沖で本命を釣るという方法)、比重の軽いものはできるだけ浅いタナへグレを浮かせて効率よく釣ることを考慮してのセレクトです。

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餌取りと釣りわけることができればこんな良型が期待できます。

刺し餌は沖アミを使います。生、加工タイプ、ボイルの3タイプを用意し、餌取りが多くて生だとすぐに取られるなら加工餌を用いる、加工餌でも取られるならボイルという具合に、その日の状況に応じて使いわけるのが得策です。

仕掛けは道糸、ハリスともに1.7号クラスを使えば不意の良型や小型の青物まで対処できるでしょう。

ウキ下は状況次第となりますが、グレの活性が高い時期とあって最初から深く取る必要はありません。2ヒロぐらいから始め、状況に合わせてこまめに調整しましょう。調整の基本は、餌が残るなら長く、餌が取られるなら短くという具合です。ときには想像以上に浅いタナ、たとえばウキ下30㌢ほどで良型のグレが釣れることもあります。固定観念を捨て、状況に応じて幅広いタナを探りましょう。

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そして、ウキはツマヨウジなどで固定するのがおすすめです。遊動式と比べて小さなアタリも表現されやすいことから、グレのタナをよりつかみやすい、合わせに移行しやすいなどというメリットがあるからです。

ときには、ウキ下を合わせたつもりでもウキにアタリがないまま刺し餌が取られるということもあります。その場合は小さなアタリウキを使ってみましょう。大きな円すいウキ以上に反応がよいことからアタリが表現されて釣果に繋がることもあります。

この他、単に撒き餌を打って仕掛けを打ち返すだけではなく、撒き餌に集まる魚の種類や動き、タナなどの情報を自分の目で捜すことも大切です。それを参考にして、その日の状況に合った仕掛けを組み上げて好釣果を目指して下さい。

中紀エリアのおすすめサブスポット

印南・津井の波止

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日高港から42号線を南下すること約15分、印南町に入ってすぐにある津井の波止もおもしろい存在です。小さい波止ながら魚影の濃さはこの周辺でもズバ抜けており、高い人気を誇ります。

ここも多彩な魚種が狙え、当然グレも釣れます。大型の実績もピカイチです。

ポイントは沖向きの右角。沖を向いて右へと流れる潮のときに特に好釣果が期待できます。ここは海の透明度が高く、点在するシモリを視認しながら釣りができます。シモリ周辺をていねいに探ればよい釣果に恵まれることもあります。また、ところどころに溝が走っているため、遠投で狙っても好釣果が期待できます。

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こぢんまりとした波止ですが、実績は十分です。

そして、潮通しがよいことから沖でナブラが立つことがよくあります。それが見られたらカゴ釣りで狙ってみましょう。カツオをはじめとした青物の釣果が期待できます。

さらに、この釣り場はアオリイカ狙いの好スポットとしても有名です。フカセ釣りの合間にエギングをしてみるのもおもしろいでしょう。

みなべ・目津崎の地磯

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駐車スペースから浜辺と山道を約15分程度歩くと広大な目津崎の地磯が広がります。磯場ながら足場がよく、上物、底物ともに狙えます。ただし、全体的に足場が低いので、大潮の満潮時には足もとを波がさらいます。とはいえ、潮が下げているときよりも上げているときが好条件となります。潮の干満に細心の注意を払ってエントリーして下さい。

ここは全体的にシモリが多く、浅いポイントですが、グレやチヌの他に大型のマダイが釣れることもあります。

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釣りやすい磯場ながら本格的なグレ釣りが楽しめます。

なお、どの釣り場においても決して無理な釣行はせず、ライフジャケットを必ず着用して安全な釣りを心がけて下さい。

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