紀州・地磯ガイド【南紀】口和深・黒崎

【地磯釣り場】口和深・黒崎のポイントガイド

潮通しがよいうえ、磯際から水深が豊富であるため足もとでも良型が狙える。沖に大きな瀬があるなど、海底は起伏に富んでいることからグレの魚影は濃い。

●Ⓐの釣り座…黒崎の最先端部。上り、下りの両潮を狙える。型・数ともに期待できる。磯際のサラシはもちろん、沖の瀬回りにつく浮きグレを狙うのもおもしろい。その際は遠投で狙うか、仕掛けを足もとから100㍍ほど流して狙う。

●Ⓑの釣り座…Ⓐとの間からたいてい出ているサラシを利用する。上り潮時は、そのサラシと潮がぶつかるところを狙う（当て潮になることもある）。下り潮時は、そのサラシの切れ目から沖にある大きな瀬の周辺にかけてを狙うのがよい。

●Ⓒの釣り座…Ⓓとともに波気がなければサラシなどのポイントを生む要素がない。そのため沖の瀬が狙い目となり、そこへ流れる潮が求められる。

●Ⓓの釣り座…釣り座の左に発生するサラシの切れ目と沖の潮がぶつかるところが狙い目となる。アタリがなければ沖の瀬の方向に流すとよい。

なお、黒崎は釣り場が広いものの、とても人気のある釣り場のため休日にはフカセ釣り師はもちろん、底物釣り師やルアーマンで混雑する。譲り合いの精神を持ってでトラブルのないようにしていただきたい。

【地磯釣り場】口和深・黒崎のアクセスガイド

紀勢道・すさみICをおりて県道38をＲ42方面へ。Ｒ42を左折して口和深方面へ南下。口和深エリアの渡船店を過ぎてしばらく進むとある黒崎谷橋を渡ってすぐ鋭角に右折し、やや急な傾斜の舗装された道を下る。間もなく出てくる凹凸の激しい個所をゆっくりと進むと、駐車スペースとなる開けた場所に着く。

駐車スペースからは徒歩で海岸へ進み、左側の岩場を目差して砂利浜を横断。３個所ある木製の小さな橋や、設置されているロープやチェーンを利用しつつ岩場を慎重に進む。最後に張られているロープの部分を過ぎれば比較的平坦な岩場が続く。そのまま先に進むと黒崎の先端部に到着する。

なお、平坦ながら岩場は滑りやすいので転倒しないよう十分に注意すること。