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上田泰大の常勝トーナメント思考 Vol.3【舞鶴田井・コグリ釣行編】
夏こそ釣りがうまくなるチャンスです!!
舞鶴田井・コグリ〈京都府〉
夏は磯のグレ釣りのオフシーズンとされていますが、競技会での勝利を目指すうえで欠かせない〝釣りの感覚維持〟という観点から個人的には釣行を控えることはありません。釣行していない方が出合えない状況を釣りこなして引き出しを増やせるという点でも夏の釣りは有意義です。そんな考えを持って8月上旬に舞鶴田井の磯へ釣行してみました
(カメラ/文:上田泰大)
関西のつりWebをご覧のみなさま、暑い日が続きますがお元気ですか? 今回は8月5日(日)に京友磯釣クラブのクラブメートである西田君と舞鶴田井のコグリに釣行したときの様子をレポートさせていただきます。
8月は磯釣り大会のオフシーズンであるうえ、強烈な暑さのせいで釣行を控える人がほとんどです。しかし、そんな時期だからこそ他の人に差をつけられるチャンスだといえます。というのも、どんな人でも1〜2カ月も釣りに行かなければ春のシーズンに体に染み込んだ釣りの感覚が鈍ってしまうからです。
また、釣り人が少ないことから普段乗れない名磯が空いていることが多いというのもメリットです。よく釣れる磯はトーナメントの決勝で使われることも多く、そこで練習ができるのは勝利へ向けての大きなアドバンテージになります。
今回目をつけた舞鶴田井のコグリとオオグリは磯釣り師はもとより、ルアーマンにも人気があります。日本海では珍しい50㌢アップのグレが出る磯として有名とあって人気の高さはかなりのものです。予約制の磯とはいえ、比較的スムースに上がれるのは夏ならではの特権といえます。
サイズののび悩みに苦戦
道中で寄った餌店で聞いた情報によると、舞鶴田井は小アジが多いとのこと。そこで沖アミ6㌔と集魚材5袋という具合に撒き餌は多めに用意しました。
夜明けともに舞鶴田井漁港を出た渡船は20分ほどでコグリに到着。あたりがまだ薄暗い中、まずはオオグリとの水道向きからスタートします。こちらは水深が浅いぶん、魚が出てくるのが早いと思ったからです。
すぐに仕掛けをセットして撒き餌を打つと、さっそく水面を泳ぐ小アジが見えました。それらに刺し餌を取られないように撒き餌でしっかり寄せてから少し離れたところへ仕掛けを投入します。そして、刺し餌が1ヒロほど入ったところでゆっくりと仕掛けを引っ張りながら撒き餌と同調させます。このパターンをメインにし、手前に多いオセンやベラなどの餌取りの状況をうかがいながら徐々に遠投して狙ってみることにします。
30分ほどして撒き餌がききだすと、グレのアタリがで始めました。まず上ってきたのは25㌢クラス。小さいながらもグレの顔が見られてひと安心です。それからもグレはヒットするものの、サイズがだんだんと小さくなります。それならと少し深く仕掛けを入れてみることにします。すると、ガツンッという鋭いアタリがでました。やがて上がってきたのはナイスプロポーションのアコウです。今が旬のよいお土産ができて気分は上々です。
しばらくすると潮が動かなくなり、それとともにグレのアタリがなくなりました。ポイントをあちこち移動しながらマダイなどにも期待して遠投で深いタナを探ってみましたが、釣れるのはベラばかり…。こんなときはしばらく休憩するのが得策です。
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