【実釣マニュアル】ハマチ(ブリ)の釣り方 | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME - Part 2

【実釣マニュアル】ハマチ(ブリ)の釣り方

ハマチのカゴ釣りのパターン

ハマチはグレ狙いのフカセ釣りにもヒットしますが、専門に狙うなら撒き餌入りのカゴをつけた仕掛けを沖の潮ヨレなどのポイントへダイレクトに投入するカゴ釣りの方が勝負が早いです。

考え方としては、アジのサイズアップを狙うサビキのオマケバリと同様です。サビキ仕掛けをはずすかわりにハリスを長くするとともに、沖アミの撒き餌を投入しやすい仕様の大きめのカゴを用いるだけです。これでグレやマダイ・イサギなども期待できるとあり、年間を通して楽しむ熱心なファンも多くいます。

ハマチ(ブリ)の釣り方22
ハマチ(ブリ)の釣り方21

取り立てて潮目など変化がない状況なら波止の捨て石の切れ目付近の他、その先のカケアガリやシモリのあるエリアを中心に狙いましょう(潮目ができるのもそうした場所であることが多いです)。

狙いのタナは基本的に底層でOKです。大切なのは同じラインへこまめに投入して撒き餌をきかせること。カゴ釣りの常連が多いポイントなら周囲の人と同じ投点を狙うのがお互いのためとなります。そうすることで回遊してきた魚をそのラインに留めやすくなるのです。

カゴ釣り&飲ませ釣り兼用仕掛けのパターン

掛かったアジにフィッシュイーターが食いつくことを想定して太めのサビキ仕掛けを使うパターンがありますが、サビキ仕掛けの中には掛けたアジを大型青物に食わせることを目的にしたタイプもあります。普通のカゴ釣りにはハマチもターゲットのひとつと考えた五目釣り的な部分がありますが、この大物専用のサビキをカゴ釣りの仕掛けに組み合わせることで青物のヒット率を上げている人もいます。

ハマチ(ブリ)の釣り方20

この場合、アジなどが掛かりだすまではカゴ釣りと同様のペースで打ち返す方がいいですが、ウキにでるアタリでサビキに何かが乗ったようなら周囲の人の迷惑にならない範囲で仕掛けを流し(人が少ない沖波止などで試すのがおもしろいです)、回収時もゆっくり巻いてはときどき止めるといった形で青物にアピールしましょう。

また、この仕掛けだと餌をつけたハリスの方にも多魚種がヒットするのはカゴ釣りと同じですし、飲ませ釣りで狙うにしては小さいものの普通のサビキだとバラシが多くなるツバス級、中〜大型のアジ・サバ、小型のカツオ類の釣果が多くなるのもメリットです。ただ、サビキにアタる魚が大きめのものばかりの場合、メジロ級の大物でも回ってこないことには飲ませ釣りが成立しないケースもあります。