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盛期のアユ、今以上に釣れる三個条とは? Part.1 泳がせ釣り編

竿の操作、オバセ、ポイント考察、+掛けバリの精度を高めるべし!!
盛期を迎えたアユの友釣りを楽しむために押さえておきたい要点は、竿の操作、オバセ(糸フケ)、ポイントの考え方、掛けバリの再点検である。盛期ならではの入れ掛かりを味わうために、これらの要点をチェックしてみよう
(文:久保一美)
アユの友釣りは梅雨が明けた7月20日ごろからが本番だ。水温の上昇にともなってコケのつき具合がよくなると、野アユは鮮やかな追い星を身にまとうとともに強いナワバリ意識を持つようになる(ダム湖産をはじめとする湖産アユはそれが顕著)。そうなれば釣り人が望む入れ掛かりの期待感も高まる。
そこで、ここでは7月下旬以降の友釣りにおいて入れ掛かりの期待値を高めるべく、レベル向上をはかるべき三要素を説明したい。取り上げるのは竿の操作、オバセ(糸フケ)、ポイントの考え方である。また、そこへ掛けバリ仕掛けもつけ加えたい。掛けバリ仕掛けが不完全だと数釣りの命取りになるからだ。
竿の操作について
たとえば、瀬肩→瀬(流心)→早瀬→チャラ→トロ場(約50㍍)という釣り場を攻めるとした場合、どこからどのように探ればよいか? その方法は図①の通りである。
先客が上流、下流ともにいなければトロ場からチャラ瀬の間に目をつけ、オトリを養殖から野アユにバトンタッチさせる。このときに注意したいのは、チャラ瀬から早瀬にかけての点のポイントでオトリ継ぎをしないこと。野アユが湖産であればさほど問題ないが、人工産や海産が多い河川では場荒れの原因となって入れ掛かりが見込めなくなるからだ。また、早瀬や流心を攻めたことで養殖オトリが弱り、野アユが掛からないことがよくある。その点でも最初の狙い目はトロ場ということになる。
トロ場を狙う場合、養殖オトリを水や流れに慣れさせるためにまずは竿の角度を90度に保って泳がせる。その後、徐々にチャラへと誘導すると同時に竿の角度を60度→45度という具合に寝かせていく。この操作は当たり前だが、意外と行なう人が少ないだけに頭に入れておきたい。
オバセについて
オトリの動きを考慮した糸使いが不可欠。状況に応じて変更してアピール度を高め、数をのばしたい。
竿の角度を保って泳がせるにはオバセ(糸フケ)が欠かせない。それをうまく作るために、盛期のアユが18~22㌢と良型化することも考慮して0.25号~0.4号の水中糸を用いることをおすすめする。また、水温が高い河川を狙うときや、土用隠れ状態の際は0.3~0.4号という具合に太くすることを考慮したい。そうすればオトリにかかる抵抗が増し、野アユを挑発するように尾ビレをよく振る動きが期待できる。
なお、水中糸にメタルラインを使うときは、第1目印が水面に浸かるように竿を保持するとよい。そうして抵抗を与えることでオトリが先行しやすくなるからだ。それをした場合、元気に泳ぐオトリなら問題ないが、オバセを取り過ぎるとオトリがエビ状になりやすい。その点においては注意が必要である。
竿抜け判別法
野アユが居つく場所は人工産、海産、湖産といった種類によって異なるが(ときには時間帯でも異なる)、川相を知ることで釣果をのばすことができる(図②)。目をつけるべきは新アカが残る石。そこを元気なオトリで攻めれば結果がついてくるはずである。また、そのようなところは天然アユが成長すると穴場的な点のポイントとなり、必ず竿抜けになるから覚えておきたい。
掛けバリ考察
入れ掛かりに持ち込むために盛期の友釣りで私が重視している掛けバリ仕掛けの考え方についても紹介しておこう。
ハリの号数も重要だが、それ以上に大切なのが図のようなハリとハリスのバランスである。また、1匹、2匹と釣れた時点でハリが緩むような仕掛けはいただけない。そのように頼りない仕掛けで入れ掛かりを演じるのは無理というものだ。軸に溝がついたタイプのハリを用いれば緩みは軽減されるが、結束をしっかりと行なう必要があるのはかわらない。
私は水中糸に使用した0.1号や0.08号といった極細ラインを根巻き糸として活用している。それよりも太い0.15~0.2号だと瞬間接着剤の浸透具合がわるくて固着部が緩みやすくなるから使わない。
なお、図のようなヤナギ仕掛けも忘れてはいけない。盛期から土用隠れ期に狙える大型アユには特に有効でありながら、イカリバリと比べても釣果に大差はないから私はよく使っている。
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