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夏夜の磯モン講座|やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.11
ポイント考察
磯モンのポイントといえば。足もとから沖に存在する大小のシモリ回りの海底、というのが前提条件。シモリ周辺に多く生息する甲殻類や貝類、小魚を捕食しようと回遊するルートに餌を置いてアタリを待つのが王道のメソッドやといえます。だから、根掛かりを引き起こす頻度はそれなりに覚悟せねばなりまへん。
…かといって、キャスト毎に100㌫根掛かりするようなエグい海底条件はチョイと痛おまっせ。理想はシモリの間に砂地底、または砂礫底が広がる「釣りが可能なゾーン」があること。特に、コロダイやヘダイ・マダイ・オジサンといった魚はそんなゾーンを好んで回遊することが多いものです。
また、シモリ間に挟まれた砂礫底やゴロ石底が溝状に走る海底も有望。こちらはその形状から根掛かりの発生リスクが高くなりますが、溝の中へ餌を入れ続けことができればアタリがでる確率がグッとUPしまっせ。
溝状のポイントはタマミやイシダイ、クエ類が好んで回遊します。その回遊条件としてポイント自体の潮通しのよさも絶対にハズせまへんで。
そして、こんなポイントで食ってくる磯魚は単独で捕食行動を行なう大型が多いだけに、一発型物を狙うなら見逃したらあきまへん。
ちなみに、ポイントの水深の深浅は釣果に大きく関係しないものです。回遊する条件が揃ったスポットならば、たとえ4㍍を切るような超浅場でも60~70㌢を超える大型の磯魚が平気で回遊してきまっからネ
時合考察
磯魚は概ね日没前後の海中が暗くなる時間になれば警戒心を解き放ち、前述したように餌を捕食する目的でシモリ際に沿って接岸してきます。その回遊があるタイミング、すなわち「時合」を読むキーワードとなるのが干満へと動く〝潮〟だといえます。
満ち潮に乗ってポイントへと回遊行動を起こし、引き潮で遠ざかっていくタイプがタマミやマダイといった回遊性の強い魚です。それに対し、ポイント近辺を主な生息圏にするクエ類やイシダイなどは、満ち潮に乗って流れてきたプランクトンによって活性を上げるシモリ回りの餌の動きに応じて時合を迎えるタイプです。したがって、これら両タイプともに満潮前後にアタリがでるパターンが多くなります。
逆に、コロダイは干潮の潮止まり前後に浅場へ出てきて活発な捕食回遊をすることもあります。
いずれのタイプの磯魚を狙うにしても潮の動きにメリハリがある潮回りの大きな日が有望です。特に闇夜の大潮回り前後の釣行が最大のチャンスやと思いまっせ。
そして、磯モン狙いでは幾千匹も群れるネンブツダイ、どう猛で鋭い歯を持つウツボやサメ、毒バリを隠し持つエイやゴンズイといった嫌なヤツらからの攻撃を避けることができまへん。そんな邪魔者に対抗する手段といえば〝忍〟のひと文字で行なう「打ち返し」しかおまへんねんな。本命の回遊がいつあるかわからない待伏せ的な置き竿釣法で、餌取りにやられた空バリでアタリを待つ行為は致命的ですからネ…。だから、雲霞の如く湧いてくる「餌取り」と、磯モン狙いでは切っても切れない「根掛かり」に根負けしないこともキモの1つやと思っといてくれなはれや!!
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