徳島・日和佐のイシガキダイ釣り|木村俊一的 イシダイストーリー vol.7

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頻繁にでるアタリが楽しい
イシガキのシーズンが開幕

日和佐〈徳島県〉

釣行できるタイミングが整わない中、型のいいイシダイが釣れているという徳島県の日和佐へ釣行した。久しぶりの釣りとあっていつも以上にワクワクとした気分で竿を出してみると、下り潮が速くなったタイミングで…!!

(カメラ/文 木村俊一)

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天候の異変によって水害や猛暑が続いており、なかなか思うよう釣行できない。そんな中、西畑勝二さんから「徳島の日和佐に行ってみませんか? 型のいいイシダイが釣れているそうです」と誘いがきた。そろそろ南紀へ行ってみようと考えていたところなので二つ返事でOKした。

頻繁にでる食い込まないアタリの正体は…

釣行は7月17日。前日の夜8時過ぎに迎えにきてくれた同行の竹本康隆さんの車に乗せていただき、神戸の西畑さん宅へ寄ってから徳島を目指す。そして、徳島市内でガンガゼウニを調達した後、渡船基地である日和佐の恵比須浜に到着。渡船が出る4時半までしばらく時間があるので仮眠を取る。

暗いうちに起床。釣りの用意をして出港を待っていると、朝生船長がやってきた。私の顔を見るなり「木村さん、もう5年ぶりやね。体、どうもないか?」という。同年代の船長は腰痛がひどいそうだ。釣りの状況よりも体の話が先に出ることに改めて歳を取ったと感じつつ「私はどうもないですよ。まだまだがんばって下さいよ」と返事をする。

夜明けとともに出港。常連の3人組が沖のハエ、私たち3人は中のハエに渡る。結構なウネリがある中、西畑さんが船付き、私と竹本さんが高場に竿掛けを打ち込んだ。

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    渡船から見た中のハエ。
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潮は緩い下り潮である。3週間ぶりの竿出しとあっていつになくワクワクしながら正面に見えるサザエバエの左側に向けて仕掛けを投げ込む。リールのカウンター18の地点だ。

まずは竹本さんの竿にアタリがでた。コツン、コツン、グッグ〜ッと竿先が押さえ込まれるが、食い込みにはいたらない。竹本さんは身構えて待っているが、もうひと息のところでアタリが止まってしまう。

「アカンなぁ。食い込まない」と竹本さん。仕掛けを巻き上げると、ウニは完全に食われて欠片も残っていない。それを見た西畑さんが「イシガキみたいですね」という。

「小さいのかなあ」と首をかしげる竹本さんに同じところへ投げ込むように勧める。すると、同じようなアタリがでた。しかし、これも食い込まず、やがてアタリが止まった。

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中のハエでアタリを待つ竹本さんと西畑さん。

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まずは西畑さんにイシガキがヒットした。

かなりの時間が経過してから西畑さんが「釣れましたよ」と声を上げた。見ると40㌢級のイシガキダイをぶら下げている。「いい型だ。コイツが俺の餌を食っていたのか」と竹本さんは残念がっている。

久しぶりの手応えはイシガキダイ

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ようやく私にもヒット。久々の手応えとあってうれしい。

下り潮がかなり速くなったタイミングで今度は私の竿にアタリがでた。小さなアタリは再々でていたが、今度は食い込みそうないい反応だ。そう思った矢先、下り潮に引っ張られた状態の竿先が斜めに舞い込んだ。完全に餌を食い込んだ判断して合わせを入れると、ばっちりとハリ掛かりした。3週間ぶりの魚の感触とあって引きを楽しみながらゆっくりとリールを巻くと、やがてイシガキダイが浮いてきた。これで何とかボウズを逃れることができた。

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久しぶりの魚はイシガキダイだった。

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これからはこのクラスのが数釣りが楽しめるようになる。

それにしても猛烈な暑さだ。バタバタと動いたので体からどっと汗が噴き出る。それを頭につけていたタオルで拭う。私はメッシュの帽子を着用するときは、強烈な日差しで頭皮を傷めないようにタオルを噛ませるようにしている。不細工だが強い紫外線を避けるためには欠かせない。また、ギラギラした海面からの反射を含めた強烈な太陽光による紫外線で目を傷めないように偏光グラスも必ず着用している。そこまでしなくてもという人もいるが、この先も長く釣りをするためには体を守ることを優先すべきだと考えている。

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2匹めもイシガキダイだった。

さて、昼前になって再び私の竿にイシ物のアタリがでた。掛かったのはやはりイシガキダイだ。これ以降もまだ釣れそうだが、猛烈な暑さに耐えかねて昼過ぎに納竿することにした。

今回の釣行では、日和佐ではイシダイからイシガキダイへと移行したことがうかがえた。これからアタリが多い時期になるので初心者の方でも型を見る確率が高くなるだろう。底物釣りに気軽にチャレンジできるシーズンの到来とあって楽しみだ。

タックルデータ

竿 釣武者・石鯛キングⅢ530M
リール DAIWA・幻覇王 石鯛40

釣行メモ

朝生渡船
電話番号 0884-77-1362
住所 徳島県海部郡美波町恵比須浜9
料金 4,000円

〈木村俊一プロフィール〉

生活のすべてを捧げて没頭するほどのイシダイ釣り愛好家。「釣れなくてはおもしろくない」を信条として全国各地で竿を出し、柔軟な実釣スタイルでコンスタントに釣果を上げてイシダイ釣りの魅力を発信し続けている。
年間釣行回数約100日。自己記録はイシダイ71.5㌢(重量の最大は7.3㌔・71㌢)、イシガキダイ(クチジロ)84.5㌢・11㌔。尼崎市にて底物釣りのプロショップ「木村商」を経営。1952年生。

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