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数も型も釣りたい!! キス釣り満足度向上ガイド
夏のキス狙いは数も型も期待できます。日中は引き釣りでキューセンとともにキスの数を狙い、日が落ちれば置き竿で型を狙う…。そのように1日をフルで楽しめば小気味のよいアタリを何度となく楽しむことができるうえ、キスとは思えない大型の引きも味わうことができます。さあ、そんな満足度の高いキス釣りにチャレンジしてみましょう!!
(文:惣田能啓)
夏場の投げ釣りにおけるメインターゲットは、もちろん昼夜を問わずに狙えるキスということになります。小さくてもアタリが強い、数釣りを楽しめる、25㌢を越える良型ともなれば強烈なアタリで我々キャスターを魅了してくれる、という具合に魅力いっぱいの素晴らしい魚です。また、ポイント(釣り場)を的確に捜し当てれば、ほぼ間違いなく釣果に繋がるのもキス釣りの魅力でしょう。
日中は引き釣りでキス&キューセン
日中はキスと良型のキューセン(ベラ)を狙うのがおすすめです。それらは置き竿スタイルより確実な釣果が望める引き釣りスタイルで狙うのがおすすめです。
キスの寄りがよければ半日程度で3ケタ釣りも可能です。ビギナークラスでもほんの少しのコツをつかめば30〜50匹は釣れるでしょう。日中は10〜15㌢のキスが多いですが、群れによっては20㌢クラスもよく混じります。場所によっては25㌢以上の大型も狙えますが、型狙いに関しては夜釣りに軍配が上がるので数釣りを楽しむのがよいでしょう。
釣り方の基本
1投めは遠投してキスのつき場を捜す作業を行ないます。底の形状や障害物の有無を確認しながらゆっくりと仕掛けをさびくという過程はどの釣り場でもかわりません。
アタリがあればそのままゆっくりとさびいてもいいですし、仕掛けを少し止めて待つことで追い食いを促すのも一手です。アタリが続けば距離と方向を覚えましょう。投げ釣り専用ラインの大半は25㍍ごとに色わけされているため距離の把握が容易です。
餌はイシゴカイがメイン。ハリに刺す際のタラシはほとんどいりません。
道糸は0.8号のPEラインを用い、0.8→7号の力糸(PE)をセットします。伸縮性の小さいPEなら100㍍以上沖のポイントでもピンギスのアタリが明確に伝わるので楽しいです。
釣果アップのコツ
引き釣りでは足を使ってポイント移動を繰り返し、キスのつき場を捜し当てることが釣果アップのコツといえます。したがって3〜5投してアタリがなければ移動するのが得策です。
そして、アタリがあっても合わせは行ないません。合わせを入れるとオモリと仕掛けが急激に動き、周囲にいるキスがビックリして散ってしまうからです。アタリがあっても合わせず、ゆっくりと同じスピードでさびくか、仕掛けを少し止めましょう。それで次々と食いついてくれるものです。
引き釣りではさびくスピードもテクニックの1つといえます。うまくスピードが合えば餌取りのフグやテンコチ(ガッチョ)をかわすことが可能です。スピードのイメージは2秒でリールハンドル1回転が基準。あとはその日の状況に合わせて微調整すればアタリが得られるでしょう。
夜釣りは置き竿で大型狙い
釣り方の基本
夏場の日中の釣りは体力的に厳しいものがありますが、日差しを避けられる夜釣りなら釣りに集中できます。それにキス狙いに関しては25〜30㌢クラスの大型のヒット率がアップすると同時に、足もと付近まで群れが寄っていることもあるので近投で狙えるというメリットもあります。
ポイントは、シモリが点在している砂地や港回りにあるミオ筋の周辺です。そうしたポイントではチヌ・スズキ・アナゴなどの他魚も期待できます。エリアによってはマダイがアタることもあるので、少し太めの仕掛けをセットするのが得策です。
釣り方は置き竿とします。置き竿では胴調子の竿を3〜4本揃えるのがベスト。同じタックルなら同じ力でキャストすれば飛距離やコントロールが安定することからトラブル回避にも繋がります。
釣果アップのコツ
餌使いは釣果アップに欠かせない大切な要素です。そのときどきで食いのよい餌が異なるためチロリ、マムシ、アオイソメの3種を用意したいところです。そのうち大ギスの特効餌といえるチロリは欠かず持参しましょう。
チロリは他のゴカイ類と違ってすぐに弱るため取り扱いに注意が必要です。弱るとブチブチと切れて使えない状態になります。そうならないように必要分以外はクーラーボックスで管理しましょう。
また、ハリを尻尾の方から頭へ向けて刺してもブチブチと切れてしまいます。このため頭から尾に向けてハリを通すようにしましょう。
私の場合、チロリの頭をハサミでカットしてからハリを刺しています。こうすることで身切れが少なくなるので試して下さい。
そして、日中と同様にキスの寄り場、餌場、回遊ルートを見つけ出すことが釣果アップの最大のコツとなります。仕掛けを引いているときに重く感じる場所(カケアガリ)をメインに、テトラ際などの障害物回り、アマモが引っ掛かってくるところなど、何らかの変化があるところを集中的に狙いましょう。
夜釣りのワンポイントアドバイス
ナイトゲームでの必須アイテムといえるのが暗闇でアタリを知らせてくれる竿先ライトです。いろいろなタイプが販売されている中でお気に入りなのがぎょぎょライトLEDです。発光時間が長い、レッド、グリーン、マルチカラーと色が選べる、安価である、という具合にメリットが多くて重宝しています。竿を複数出す場合、餌や仕掛けに応じて色を使いわけることで、その日のパターンが把握しやすくなります。
【日中の実践釣り場ガイド】淡路島・津井周辺
海水浴シーズンは丸山海岸へのエントリーを避け、津井の浜や津井漁港がメインとなります。
小型が多いものの、数釣りを楽しみたいなら津井の浜がおすすめ。ポイントまでの道が狭くてわかりにくいせいか人気があまりなく、のんびりと竿出しできます。潮流が穏やかであるうえ、フグが少なく、キスの魚影がすこぶる濃いという具合に引き釣りをするには最適です。
津井漁港では大波止、小波止から20〜25㌢クラスといった良型のキスやベラが日中にも狙えます。ただし、手前は底が荒いことから遠投が必要となります。シモリやアマモが点在しているため引っ掛かることがありますが、だからこそ良型が釣れるといえます。
ここでは仕掛けをあまりさびかず、2〜3本バリという具合にハリ数を少なくしてアタリを待つスタイルが有効です。
インフォメーション
アクセス | 神戸淡路鳴門道・西淡三原ICをおりて直進し、湊交差点を左折して県道25へ。津井港の看板を目印に右折して県道476に入って津井方面へ。 |
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