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チヌ・落とし込み、盛夏攻略の鉄板スタイル【スライダー釣法ガイド】

チヌが上層を意識しているときの特効スタイルといえるのが目印仕掛けを用いたスライダー釣法です。難しいイメージのあるスタイルですが、基本的な考え方は単純です。その基本をマスターして、盛夏ならではのチヌの連発を楽しんで下さい!!
(文:西田哲也)
落とし込みを楽しむ釣り人なら誰しもが盛夏の爆釣を望むことでしょう。そこで、ここでは盛夏の爆釣を実現するための有効な手段の1つであり、私が最も得意とするスライダー釣法における基本を紹介させていただきます。その基本が大きな釣果に繋がるだけにしっかりとマスターして下さい。
スライダー釣法の基本
落とし込みで釣果を望む際に前提となるのが「いかに数多く落とせるか」です。いろいろな技を駆使する上級者ともなれば少ない回数でもアタリを得る確率を上げることは可能ですが、慣れないうちは落とす回数を増やしてチャンスを広げるのが釣果アップの近道といえます。そう考えると、手返しよく探れる上層を意識した釣りが有利ということになります。そして、その上層の攻略に最適なのがスライダー釣法なのです。
その釣り方の基本は単純です。とりあえず、イガイの中にオモリを埋め込む、イガイとハリのサイズを合わせる、イガイから目印仕掛けまでのラインをしっかり張る、という3つを意識して行なえばOKです。
スライダー釣法では、このように0.8〜1㍉径のコイルオモリをハリの軸に巻きます。潮の速さなどの状況に応じ、できるだけ自然に落ちるようにオモリの巻き量を調整しましょう。
コイルオモリを巻いたハリを、先が出るようにイガイの中に埋め込みます。よりよく落とすためにハリとイガイのサイズを合わせましょう。
イガイはそのフォルムから斜めに落ちる性質があり、内部にオモリを挿入するとともに、目当ての進行方向とは逆に目印仕掛けを張ってわずかな抵抗を与えることで壁に向かってスライドさせることができます。沖へ向けてしっかりと仕掛けを張れば壁際のキープが容易になり、ヒットする確率がグーンと上がるのです。
〝演出〟でチヌの食いを向上させる
基本をマスターしたうえで意識したいのが〝演出〟です。上層にいるチヌは食い気があるだけにスイッチさえ入れば爆釣する可能性が高い反面、警戒心が強いという特徴があります。
その警戒心を排除してスイッチを入れる演出の方法は大きくわけて2つあります。1つはガイの落下をできるだけ自然に演出すること、もう1つはリアクション的に興味をそそる動きを演出することです。
自然な演出のパターン
前者で大事なのは〝はがす〟動きです。着水時にラインをしっかりと張って落としたイガイは壁際へ向かって進み、ときおりイガイの層やケーソンの出っ張りなどに乗って止まります。そのときにイガイがはがれ落ちる様子を演出をするわけです。
うまい具合に沖側へ仕掛けを張るようにしてはがせば、再び際に向かってイガイはスライドします。つまり、はがれ落ちるという自然な動きを1度のアプローチで何度も演出できるため、チヌに強くアピールできるわけです。
その方法が最も効果的なのが潮が速い状況です。潮が速いときは潮かみに向けて仕掛けをさばくのが基本ですが、それをあえて行なわずに流れに対して縦気味に置くようにします。そうして仕掛けを潮に引っ張らせてイガイの層などに乗った餌のイガイをはがすようにすると、張りをきちんと作れることから小さなアタリも見逃さずにとることができます。すなわち、釣果アップに繋がるわけです。
リアクションのパターン
後者のリアクションは、イガイが落下する際に仕掛けを強く張り、一瞬止めて浮き上がらせる操作が有効です。止めて浮き上がらせたときにでる、イガイの口の向きがかわるという動きの変化の直後にアタリがよくでます。私自身、その動きこそスライダー釣法の真骨頂だと思っています。
荒れ模様時の対処法
最後に、強風を含む荒れ模様時の対処法について説明しておきましょう。
風が強いうえ、ウネリがある状況では落としにくいという理由からオモリを重くしがちです。それも1つの方法ですが、あくまでも最終手段と考えたいところです。まずは、落としにくい状況を逆手に取り、宙層でホバリングさせてアピールする方法を考えてみましょう。
風が強い状況であれば、風しも側に竿を向けてラインをはらませます。そうして仕掛けの張りを風で作るようにすればイガイを長い間ホバリングさせられるぶん大きなアタリが期待できます(仕掛けの張りは、自身で作るのも、風を利用して作るのも同じです。そのため利用できるなら風も活用するのが効率的です)。
この釣り方では仕掛けが潮しもに引っ張られるためにイガイを際にキープすることは難しいです。そのため1ヒロだけきちんと落ちればよいと割り切り、手返しよく釣るのが得策です。
なお、武庫川一文字などの竿先から海面までのラインが長くなる足場の高い波止の場合、風があるとラインのコントロールに手を焼きます。その際、どうしてもスムースさを欠くときは道糸を太くするのも一手です。道糸の自重は馬鹿にできず、太くするだけで風に負けない操作性を得られることも多いものです。
こちらの記事も要チェック!!チヌ・落とし込み、盛夏攻略の鉄板スタイル【スリットケーソン攻略ガイド】
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