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盛期のキス、勝負を決める5投とは?【チョイ投げ派の作戦】
ルアータックルのチョイ投げ派の作戦
人が見落とす狙い目を捜す。
その視点が数釣りの秘訣!!
機動力の高いチョイ投げスタイルの利点は、本格派の投げ釣り師が攻めないような近投の竿抜けポイントを探れること。キスの狙い目を絞り込むオリジナルの視点を持てばさらに…!!
(文:進藤 学)
チョイ投げのスタイルとは?
ライトなルアータックルで狙うのがおすすめ
仕掛けを投入したら後は放っておいても釣れるほど夏のキス釣りは簡単です。ただ、キスは1個所に溜まりやすい反面、小さな群れを作って頻繁に移動するという習性もあります。このため狙いどころをはずすとまったく釣れないことも…。そんな難しさもこの釣りのおもしろさといえるでしょう。
港回りのチョイ投げスタイルで私がおすすめするのはライトルアータックルを用いた1~2本バリ仕掛けです。大切なのはラインにPEを使うこと。ナイロンラインに比べて感度が高いぶん地形の変化を明確にとらえられる(キスのつき場を特定しやすい)からです。小さな波状になった砂底の地形も手に取るようにわかることもあるため、よりよい釣果が期待できます。
有望な釣り場とは?
湾奥の小さなサーフに注目!! 10㍍沖までの近投で勝負
特に目をつけたいポイントは、湾奥にある遠浅の小さなサーフです。外海が荒れているときでも湾内は穏やかであるため、多くのキスが回遊してきます。また、湾の中央部にキスの溜まり場となる深場があればなおよしです。
6〜7月は近畿圏の大半の釣り場でキスが狙えますが、特におすすめなのは日本海側です。1つの釣り場で数・サイズともに揃いやすいという魅力があります。
本格的な投げ釣り師が見逃しがちな波打ち際~10㍍ほど先までのごく近い範囲をていねいに探れるのがチョイ投げの利点です。ライトタックルの機動力を生かしてそのような竿抜けをじっくり探りましょう。
1〜2投めの考え方
目視で狙い目をチェック。2投めでのフォローも忘れずに!!
一見すると何の変化もないような砂浜でも、よく見ると各所に小さな出っ張りがあるものです。出っ張りは低い山状になって海中へと続き、その左右は緩いカケアガリになっています。そこがキスの溜まる狙い目となります
また、海面の色から狙い目を絞り込むこともできます。周囲よりも青みが強いエリアは他よりも深くなっていると考えられるため、その周囲にカケアガリがあるとイメージできます。1投めでは、そのような目視でわかる狙い目を探るのが効率的です。
1投めで反応が得られなければ左右どちらかへ10㍍ほど移動し、その正面の沖を探ります。1投めではカケアガリのベストスポットをうまく狙えていない可能性があるため、立ち位置を少しかえて同じ狙い目をチェックすることで取りこぼしを防ぐわけです。
3〜4投めの考え方
餌をサイズダウンして待ち時間を長めに取る
2投を終えた時点で「餌を取られたorアタリはあるのに釣れない」という状況ならハリにつける餌のサイズを小さくしましょう(タラシを2㌢までと短めにする)。キスが小さい場合や、活性が低い場合は餌のサイズダウンで食い込むことが多いからです。
そのうえでアタリがあった場所でラインを張ってしばらく待ってみます。仕掛けを止めているとキスかガッチョ(メゴチ)が食ってくるはずです。キスが釣れれば同じように待ちを長くするパターンで粘りましょう。キスは群れを作って行動している魚なので1匹釣れたエリアを集中的に狙うことで数をのばせます。
5投めの考え方
よりよいスピードを追求。釣れなければ移動
キスではなく、ガッチョ(餌取り)が釣れてもすぐには移動しないことです。もう1度仕掛けを沖へキャストし、少し速めに引いてみましょう。キスとガッチョは同じような場所にいることが多く、餌の取り合いをしています。仕掛けを引くスピードを上げることで泳ぎの速いキスが先に餌を食いやすくなります。
それでもガッチョが釣れるようなら、さらに10㍍横に移動(最初の場所からは20㍍横)して1投めの考え方に戻って再び探り直しましょう。
何をやってもキスの反応が遠いなら釣り場を大きく移動しましょう。その際の目安にしたいのが風向きです。好条件といえるのが向かい風。それが当たる浜ではプランクトンが手前に寄せらるために、キスが近投エリアに溜まっていることがあります。
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