初夏の欲張りプラン⑦【中紀・衣奈漁港のガシラ・メバル・アイナメ】

衣奈漁港での根魚狙いの概要

このようなサイズのガシラをメインにメバルやアイナメが期待できます。なお、毒トゲのある危険魚が釣れることもあります。魚の種類を問わず素手では触れず、フィッシュグリップ（魚バサミ）を使いましょう。

中紀の衣奈漁港では餌釣りとルアー釣りをローテーションしてガシラやメバル・アイナメを狙うのが楽しいです。特におもしろいのが、偏光グラス越しに港の岸壁際をのぞき込み、岩場についた根魚をサイトフィッシング（見釣り）で狙うパターンです。この釣りでは、潮が高いときは魚を見つけにくいため低潮位時に竿を出すのがよりよく楽しむコツです。

まずはイカの切り身餌でサーチ

見釣りでは白くて視認性の高いイカの切り身を餌にしましょう。ある程度のかたさがあるため餌取りにも強く、じっくりと狙うことができます。

竿とリール、ハリス以外に必要なのは餌となるイカの切り身と仕掛けのブラクリのみ。手軽に楽しめるのがうれしいです。

イカは２～３㌢に切ってブラクリ仕掛けのハリにチョン掛けにします。それを見えている魚の鼻先や巣穴となりうる底石の隙間などに静かに落としましょう。餌が着底したら糸フケを巻き取り、竿先が少し曲がるまでリールを巻いて待ちます。このとき、竿先ではなく海中の餌を見て下さい。そして、根魚が餌を食うのが見えたら素早く竿をあおって合わせましょう。餌を食った根魚は岩陰へ入ろうとするので、素早くかつ強引に巻いて寄せるのが取り込むためのコツです。

ご覧のように底は丸見えです。石の隙間（黒く見えるところ）を狙って餌を落としましょう。

餌がダメなら小型のメタルジグで攻略

餌で何匹か釣ると反応がわるくなることもあります。そんなときはルアー釣りに切りかえましょう。使用するルアーは３～５㌘のメタルジグです（カラーはイワシ系がベスト）。

このような小さなメタルジグを用います。アシストフックというラインつきのハリを頭の方につけると根掛かりしにくくなって効率性が上がります。

誘い方は簡単です。足もとの底まで静かにジグを沈めたらリールを巻かずに２～３回軽く竿をシャクッてアピールします。その後、竿の動きを止めてジグを再び底へ落とします。これを繰り返すだけでＯＫです。

勢いよくシャクるとジグが海面上に飛び出してしまうので要注意。手首を軽く返す程度の力加減でシャクるとうまくいくでしょう。

アタリは明確です。シャクッている最中やジグの沈下中にそれとわかる反応がでれば、すかさず竿をあおって合わせましょう。うまく掛かればあとは巻くだけです。

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